諏訪貴子のレビュー一覧

  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    娘から天国の父親への感謝状かなぁ。親御さんは子の教育に最適な存在だと思いました。このお父さんが幼少期の筆者に、厳しく温かく接していた様子の描写には筆者を応援、鼓舞したくなりました。


    今の時代には珍しい「親の意思を継いで社長になった」女性のお話です。

    知人で実家が会社経営(葬儀屋さん)をされているけど、子どもたちは皆、東京へ出て行って関東で家庭を持っていて、「子どもには子どもの人生がある」って世の中が現代だと感じていました。

    大切なものは、人それぞれだなぁ(^^)親になったら分かるのかなぁ…人生経験ですね!

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    2022年06月15日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    父から町工場を継いだ女性の奮闘を本人が語る。非常に元気が出る内容だった。
    経営の経験がない著者が、父親の急逝を機に従業員を抱える企業を継ぐ。夫の夢である海外赴任に帯同することが決定していたタイミングと重なり、まさに、人生における非常に大きな転機となった。経営を始めてからも、町工場で女性の経営者が珍しい時代であったため、銀行や取引先、または、従業員との関係構築の難しさが生じている。しかし、亡き父親の生前の教えやサポートをもとに、常に前向きな姿勢で取り組むことで徐々に周囲からのサポートを得て、数々の困難を乗り越えていく。「小さな勇気」をもって前進する姿に感動。

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    2021年03月14日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    中小零細企業の事業承継者にはうってつけの本。
    事業承継期間4日で何も分からないところから「二代目」をスタートした筆者の体験談。

    経営の本はとかく難しい用語や、中堅企業向けの本が多い。
    その中で、本書は難しい用語も少なく、また実践しやすい内容である。
    また、自身をカリスマとはせず、あくまで「素人経営者」というスタンスで書かれているため、読み手に共感とチャレンジ意欲を喚起させると思う。


    具体的内容については以下の点がよかった。
    ①社内コミュニケーションの重要性や、取引先へのヒアリングなど、基本であり最も重要なことを、エピソードを交えしっかり書いている点。

    ③人材育成について。従業員に寄り添

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    2019年09月24日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    ・「社長、このたびは大変ご愁傷様でした。本日はできる限りのことをさせていただきます。どうぞお任せください」
    ・経営方針「ものづくり大田区を代表する企業となる」「超精密加工を得意とする多能工集団である」
    ・結果的に新入社員が失敗し、不良を出しても、それは本人の責任ではなく、指導する側の問題という認識を社内で共有している
    ・「やる」か「やらない」かを迫られた時の答えは、すべて「やる」と決めている
    ・悩まないが、代わりに「迷う」。「やる」ということは決まっているから、どれをやるかで「迷う」のだ。経営者は悩まず、常に迷いながら前進あるのみだ
    ・小さな勇気と行動が人生を変える。どんな場においても、悔いの

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    2018年11月04日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    ここには、勇気と覚悟、そして生の経営実践の極意が綴られている。著者とライターの協働作品かと思われるが、非常に好感のもてる構成となっている。

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    2018年07月25日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    NHKのドラマを見て興味を持ち、原作に。

    世の中にはこんなすごい人もいるんだなぁと、勇気がもらえるような書物。

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    2018年04月01日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    久しぶりに心洗われる良書であった。中小企業の2代目社長で若い女性で社員とよく打ち解けていて会社を成長させている人間ということはどれ1つをとっても凄いことだと思う。これも究極の前向き思考からきたものだと思う。最後の<感謝の手紙>は実に泣かせる構成だ。死ぬときにやりたいことを全部やって来た人の顔になれ、世の中には幸も不幸もない、考え方次第、作業標準化、誰にも負けないというものを持て、ヒューマンスキル、ダイヤ精機、思考もよい習慣を、考えるモノづくりを、小さな勇気と行動が人生を変える、ということで自分も勇気をもって一歩踏み出そうと感じた。

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    2017年10月21日
  • ザ・町工場 「女将」がつくる最強の職人集団

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    年齢構成が逆ピラミッドになっているのを是正すべく、若い人の採用に力を入れ始めたと同時に、定年年齢を65歳まで引き上げ、現在では働きたいだけ働けるような体制を作った、という話が好きだ。若者VS高齢者という図式が世の中でにびこる中、違う形を提示してくれているから。
    ダイヤ精機の人材育成は、この施策が象徴しているような気がする。技術の伝承はこうした形でした引き継がれていかないように思える。

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    2016年04月04日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    社内講演会で、他部門の上司のススメで読んだ本。
    全くの経営の素人である著者が、悪戦苦闘しつつも常に会社の強みやお客様の求めるものを追求し、人材を育て、社員が働きやすく成果を上げられる環境を整える中で、「町工場としての使命」を肝に銘じ貫いていく経営姿勢に感動した。
    幸不幸は考え次第。その言葉がすごく今の自分には響きます。置かれた環境は人を変える。悩むよりも行動に移したいと思う。

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    2015年12月30日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    スゲー女性や!
    私は「営業と販売のプロ中のプロ」ですが(笑
    14歳から働いて43年の実績があります
    たぶん、初めて女性と仕事をしたいと思わせた人ですね
    今後、物作りなどの需要があれば、お願いに行きたいですね

    神戸人こと関西人より

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    2015年10月27日
  • ザ・町工場 「女将」がつくる最強の職人集団

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    出版年が2016年なので、現在の様子が気になりました。

    子育てと人財を育てる過程が似ていると思いました。人財を育てるためのきめ細かさを感じました。

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    2024年10月13日
  • 町工場の星

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    ラジオで紹介されていて。
    この方のセミナーを受けたことかあったので、その時のことも思い出しながら、読んだ。

    従業員の退職がきっかけで、カウンセラの資格を取ったり、必要だと思うことは、どんどん取り入れていくのが、素晴らしい。

    「原理原則」に基づき、起きている問題に対して「なぜ」を繰りかえす。

    当たり前の事かもしれないけど、なかなか出来ないのではないか。
    まずは行動。

    今日から、取り入れられることは、やる。



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    2024年09月17日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    とにかく前を向いている社長。自分も
    ポジティブな部類だが、社長との明らかな違いは小さな勇気がない。女性が製造業で目立てるうちに、そこを活かして前に動く勇気をもつこと。誰かに言われたって、それを見返す力をつけること。できてから動くでは、意味がないとおもった。

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    2024年07月21日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    幼くしてなくなった兄を意識して、女性ながら大学の工学部、そして、エンジニアの道を進むことになった著者が、父の急死で、今度は経営者になって、会社を立て直していく記録です。度胸といい、アイデアといいすばらしいです。

    クロネコの小倉氏や、星野リゾートの星野氏などの二代目経営者として、先代の経営陣を引きついで経営を立て直すことができた方の我慢は想像を絶するものだと感じました。

    構成は、3章からなっています

    第1章 突然、渡されたバトン
    第2章 手探りの会社再生
    第3章 私の仕事論

    おもしろかったのは、
    社長になってすぐに、銀行の支店長が合併話をもって会社に現れたという話
    そんなえげつない話って

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    2022年01月13日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    中小企業の社長は孤独である。それはビジネスオーナーでもあり社員とは目に入る風景や思考形態が全く異なることに起因すると思う。諏訪社長のお父様は、後継者育成を悩みながらも立派に進められた。後継者は、会社を継いでみないと先代の視座は決してわからない。そうなってみた時に、初めて連綿と続く運命の中での自分の役割に気が付く。この時に生きてくるのが先代とのぶつかり稽古だったり、葛藤の中で腹落ちしない事も含めての矛盾とどう向き合って来たかという事だと思う。リストラを提案してリストラに遭った諏訪社長は、人材教育に真摯に取り組んでいるので、合理的な判断をしながら人を信じる心を持ち続けることの出来る立派な経営者だと

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    2021年04月17日
  • ザ・町工場 「女将」がつくる最強の職人集団

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    32歳で父の会社「ダイヤ精機」を継いだ2代目女社長諏訪氏の著書
    主に新規採用社員や中堅社員の人材育成について書いてある。社長としては、コミュニケーションを重視し、きちんと褒めたり叱ったりしているのに感心した。リーダーの在り方としてはサーバントリーダーシップであった。

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    2021年01月03日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    まさかビジネス本を読んで、最初の1章で号泣してしまいました。
    先代社長の父は「会社を継続させるためにどうするか?」を並々ならぬ気迫で考えていて、そのために娘に帝王学を施す。
    娘も父の思いに反発しつつも、自ら持った資質と、運命を感じ取り社長就任を決意する。
    先代社長が亡くなった時の、遺された社員たちの言葉が熱くてそこで涙腺スイッチ入りました。(笑)
    結局「会社を継続」させることが、「社会貢献」であり、「社員の幸せ」を実現する唯一の方法なのです。
    (2015/1/9)

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    2020年11月23日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    若手の確保と育成、技術の承継と発展、会社の活性化。諏訪貴子社長率いるダイヤ精機がこれらの課題を解決できたのは、コミュニケーションの円滑化である。社内のコミュニケーションが円滑に行われることで、組織の風通しが良くなる。それが会社の直面するさまざまな課題解決の原動力となる。風通しの良さは、会社をしなやかにさせる。硬直化した組織は、脆く壊れやすい。しなやかな組織は、簡単には壊れない。
    コミュニケーションを円滑にする方法は組織の数だけ存在するはずで、正解は一つではない。本書で紹介されている取組も、そのまま再利用できるとは言い切れない。
    自らの組織ではどのような取組が効果的なのか、本書に刺激を受けつつ再

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    2020年05月26日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    ネタバレ

    父の急逝を契機に主婦から町工場の社長になった著者の話。リーマンショックを契機とした受注減・売上減を乗り切るための会社の運営の部分が非常に興味深かった。

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    2020年02月02日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

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    前半は、父(先代社長)の急死により、主婦をしていた著者が町工場を引継ぎ、立て直していくストーリーです。
    後半は著者の仕事論です。

    前半部分は、父が残した人財に著者が助けられ、支えられていることに感動しました。
    前向きな性格が経営者には必要だと感じました。

    「おわりに」に天国のお父様にあてた手紙が書かれています。
    著者の中に、父親が残したダイヤ精機を継続させたい、働いてくれている従業員を守りたい、という強い信念が感じられます。


    仕事論で気になった点
    ・社長には悩む時間はない。悩まないが、代わりに「迷う」。「やる」ということは決まっているから、どれをやるかで「迷う」のだ。

    ・「これだ」と

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    2018年12月30日