作品一覧

  • 町工場の星
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    東京・大田区の町工場、ダイヤ精機の諏訪貴子社長の新刊。「ゲージ」と呼ばれる測定具や金型部品などの製造を手がけるダイヤ精機は、ミクロン単位の金属加工技術で国内トップクラスの存在。創業社長である父親が急逝した後、主婦から2代目に就任した諏訪さんは、幾度となく訪れた危機を乗り越え、「人が辞めない最強の職人集団」をつくり上げた。その手腕が評価され、岸田政権「新しい資本主義実現会議」の委員に選ばれるなど、中小企業を代表する経営者として注目を集める。今回の著作では、32歳で社長になった後、自らが理想とする「ザ・町工場」をどうつくり上げてきたか、20年間の多彩なエピソードで綴る。人材の採用・育成、社員との濃密なコミュニケーションなど、他の中小企業にとって参考になる内容が満載。
  • ザ・町工場 「女将」がつくる最強の職人集団
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    「町工場の星」と呼ばれ、メディアでも注目を集める女性社長の奮戦記第2弾。  創業者である父の急逝を受け、主婦から社長になった町工場の2代目。リーマンショック後、業績低迷が続く会社を突然継ぐことになった彼女は、どのようにして社業を復活させたのか。生い立ちから会社再生までの道のりを綴った前作『町工場の娘』に続き、この本では、「職人の技を受け継ぐ人材の育成」にスポットを当てて、10年余りの苦闘を振り返ります。   お金もなく、知名度もなく、一時は身売りの危機にさえ陥った町工場が、若者の笑顔が絶えない活気あふれる「ものづくりの現場」に変身した――。その背景には、“素人”からスタートした2代目が知恵と情熱を余すところなく注ぎ込んだ人材育成戦略があります。自らの役割を「相撲部屋のおかみさん」に例える筆者は、若手、中堅、ベテランとどう接し、それぞれのやる気を引き出して、「若者が集まる町工場」をつくり上げたのか。その奮闘ぶりは多くの経営者の共感を呼ぶとともに、リーダーシップ論、コミュニケーション論の“生きた教科書”として、すべてのビジネスパーソンの参考になるはずです。
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    町工場を営む家の次女として生まれ、32歳の時に突然、主婦から先代の後を継ぐことになった女性経営者の奮闘記。 32歳の時に父が急逝し、突然社長を継ぐことに。バブル崩壊の余波もあって赤字経営が続く中、再建の舵取りをいきなり任され、以後、様々な壁にぶつかりながら、「町工場の星」と言われるまでに社業を復活させた。 生産管理へのIT導入、「交換日記」による若手社員との対話など、「情と論理」のバランスの取れた、女性ならではの経営手法が注目され、ダイヤ精機には今や全国から見学者から訪れる。その2代目社長が初めて筆を取り、父や兄への思いを綴りながら、社長になってから10年の軌跡を克明に振り返る。

ユーザーレビュー

  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

    Posted by ブクログ

    娘から天国の父親への感謝状かなぁ。親御さんは子の教育に最適な存在だと思いました。このお父さんが幼少期の筆者に、厳しく温かく接していた様子の描写には筆者を応援、鼓舞したくなりました。


    今の時代には珍しい「親の意思を継いで社長になった」女性のお話です。

    知人で実家が会社経営(葬儀屋さん)をされているけど、子どもたちは皆、東京へ出て行って関東で家庭を持っていて、「子どもには子どもの人生がある」って世の中が現代だと感じていました。

    大切なものは、人それぞれだなぁ(^^)親になったら分かるのかなぁ…人生経験ですね!

    0
    2022年06月15日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

    Posted by ブクログ

    父から町工場を継いだ女性の奮闘を本人が語る。非常に元気が出る内容だった。
    経営の経験がない著者が、父親の急逝を機に従業員を抱える企業を継ぐ。夫の夢である海外赴任に帯同することが決定していたタイミングと重なり、まさに、人生における非常に大きな転機となった。経営を始めてからも、町工場で女性の経営者が珍しい時代であったため、銀行や取引先、または、従業員との関係構築の難しさが生じている。しかし、亡き父親の生前の教えやサポートをもとに、常に前向きな姿勢で取り組むことで徐々に周囲からのサポートを得て、数々の困難を乗り越えていく。「小さな勇気」をもって前進する姿に感動。

    0
    2021年03月14日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

    Posted by ブクログ

    中小零細企業の事業承継者にはうってつけの本。
    事業承継期間4日で何も分からないところから「二代目」をスタートした筆者の体験談。

    経営の本はとかく難しい用語や、中堅企業向けの本が多い。
    その中で、本書は難しい用語も少なく、また実践しやすい内容である。
    また、自身をカリスマとはせず、あくまで「素人経営者」というスタンスで書かれているため、読み手に共感とチャレンジ意欲を喚起させると思う。


    具体的内容については以下の点がよかった。
    ①社内コミュニケーションの重要性や、取引先へのヒアリングなど、基本であり最も重要なことを、エピソードを交えしっかり書いている点。

    ③人材育成について。従業員に寄り添

    0
    2019年09月24日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

    Posted by ブクログ

    ・「社長、このたびは大変ご愁傷様でした。本日はできる限りのことをさせていただきます。どうぞお任せください」
    ・経営方針「ものづくり大田区を代表する企業となる」「超精密加工を得意とする多能工集団である」
    ・結果的に新入社員が失敗し、不良を出しても、それは本人の責任ではなく、指導する側の問題という認識を社内で共有している
    ・「やる」か「やらない」かを迫られた時の答えは、すべて「やる」と決めている
    ・悩まないが、代わりに「迷う」。「やる」ということは決まっているから、どれをやるかで「迷う」のだ。経営者は悩まず、常に迷いながら前進あるのみだ
    ・小さな勇気と行動が人生を変える。どんな場においても、悔いの

    0
    2018年11月04日
  • 町工場の娘 主婦から社長になった2代目の10年戦争

    Posted by ブクログ

    ここには、勇気と覚悟、そして生の経営実践の極意が綴られている。著者とライターの協働作品かと思われるが、非常に好感のもてる構成となっている。

    0
    2018年07月25日

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