彩図社文芸部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和初期の文豪と言われた作家たち。みんな怒っていたんだな。文章による喧嘩。文章力があるために、売り言葉も買い言葉もまあ激しく強烈である。今のようにSNSなどない時代、それぞれがホームグラウンドの雑誌に悪口を寄稿して発表するという。書いているうちに怒りが増幅しているのではないかと思える。読んでるこちらは面白いのだが。
太宰治や中原中也はかなり絡むタイプだったのだと思う。悪口が、現代から見てもかなり低俗であるのも笑えてしまった。
文藝春秋を作った菊池寛は、周囲に喧嘩を売りまくっていたようだ。永井荷風、怒ってますね。
谷崎潤一郎と佐藤春夫が女を巡って喧嘩していたのは有名だが、その時に交わされた書簡が公表されていたとは。これも興味深かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれもアメトーーク読書芸人で知った本。文豪の本をほとんど読んだことがなく、歴史的なことも知らないので、そういう諸々を知っていれば、もっと面白く読めたかなとは思う。菊池寛と永井荷風のとこは読み飛ばしちゃった。今、目次のとこ、菊池寛の池→地になってるのを発見。あんなに名前の漢字を間違われるのに文句を言ってたのに、ここ間違えるかね。わざとなのか?坂口安吾「不良少年とキリスト(より)」が一番ぐっときた。太宰治が自殺したのを受けて書いたもの。『いつでも、死ねる。そんな、つまらんことをやるな。いつでも出来ることなんか、やるもんじゃないよ。』ちょうど引きこもりと自殺念慮の本を読んだ後だったし。坂口安吾は読んだことあるし、一番親近感を持っているのもあるだろう。最後の谷崎潤一郎と佐藤春夫の、けんかして和解して、結局佐藤は谷崎の妻のお千代と再婚したんかい!ってのは驚いた。やっぱ人の色恋は分からんものだ。
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Posted by ブクログ
日本人なら知らない人はいない文豪たちなんだから、そりゃすごい内容だろうにと思っていたらホントそうだった笑
いちいち可笑しい、よくぞこんなのばかり拾ってきおったな。イキってみたり、ネチネチしてみたり、正義感ぶっとばしたり、情に訴えようとしたりとにかく忙しそうな文豪たち大集合。
思えば私も10代の頃、太宰先生を読み耽って悦に入ってたようだが、こんなねっちょねちょ野郎とは(気づけ)。川端先生は立派なおかただと思っていたが騙されていた→読んだことないけど。ノーベル賞取られましたよね?読まないと!
と、本人のあからさまなキャラを垣間見てしまった今、どんな素晴らしい作品でも笑ってしまいそう。文豪は癖が強過ぎる。 -
Posted by ブクログ
このコンセプト面白い。
世界の著名人バージョン見てみたいなあ。
人の悪口言ったり書いたりするのって、人に読まれる前提で書かれた小説より、ずっと人格が出ると思う。
この中で一番好ましく思ったのは、中原中也かな。
悪態がサッパリしてて。
表紙にも書いてある太宰治に向かって放った
「何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔しやがって。」がお気に入り。
どんな顔だったか太宰に再現してもらいたいぐらい。中原中也の本読んだとこないけど読んでみたいと思った。
その次が、谷崎潤一郎。女好きの屑ではあるけど、あまり卑屈でなく冷静で、態度が一貫してていっそ清々しいわ。細雪は普通に面白く読んだから、こういう人が書いたわけね、なるほどと思った。
当然悪口ばっかりなので読んでて、しんどいっちゃしんどいけど、教科書に載ってる澄まし顔の文豪達の人間臭い部分が存分に見れる。