澤康臣のレビュー一覧

  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    ■名前と顔のある生身の人が記事に出てくるからこそ
     人々にコロナの危険性と、これは自分事だという危機案を伝えたのは志村けんの死だった。
     東京女子大教授・橋元良明らのグループによる調査では「新型コロナウイルス感染症に対し、身の危険を強く現実的なものとして認識した出来事」として志村けん死去をあげた人が...続きを読む
  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    ジャーナリズムの国際的な動きを具体的な事例から紹介して、そのあとに日本はどうか、ということについて書いていて、流れとしても読みやすかったし内容もおもしろかった。
    ジャーナリズムについてジャン―なリストの視点で取材する、しかも日本人の視点から、国際的な視野で書いである本なので、とても興味深かった。

    ...続きを読む
  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    自分のためのメモになります。

    政府も警察も国境を超えない、でも犯罪組織に境界線はない、だから我々記者は国境を越えて力を合わせる、そうすることにしたんだ・・。華々しいことより、地道なことが書いてあった。地味な調査取材は時間もお金もかかり、記者がお荷物扱いされることもある・・フランスの大新聞は企業の資...続きを読む
  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    事実は把握していない、は、事実はない、とは言っていない。
    市民は、行政や政治のお客様ではない。運営側である。これが民主主義。
    「太陽光は裁量の消毒薬」=公開して暗闇にしないことが、解決に不可欠。
    「取材源の秘密は職業の秘密に当たる」=証言を拒否できる。
    新聞は裏付けを取って書いている。噂話では書かな...続きを読む
  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    澤康臣(1966年~)氏は、東大文学部卒、共同通信社の社会部、外信部、ニューヨーク支局、特別報道室等の勤務を経て、専修大学文学部ジャーナリズム学科教授。共同通信社勤務時には、「パナマ文書」の調査・報道の担当、「国連記者会」(ニューヨーク)理事、英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所客員研...続きを読む
  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    企業や政治家が絡む事件の報道は、大手メディアは時として追及が甘くなるケースがあります。そこには監督官庁への忖度であったり、広告主への配慮であったり様々な”しがらみ”が存在します。そのような制限とは無関係に報道できるのがフリーのジャーナリストですが、一方で組織力、取材資金などの制限を受けざるを得ません...続きを読む
  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    ジャーナリズムの本は初めて読んだ
    内容はあまり理解できていないと思うが興味深く関連する本も読んでみたいと思った
    派手なスクープも地道な作業の積み重ねで生まれると分かった
    あるべき報道と倫理と公共の利益などのバランスは難しそうだと感じた
  • グローバル・ジャーナリズム 国際スクープの舞台裏
    デジタル技術の進歩を背景としたグローバリズムの進展は、ジャーナリズムの世界も劇的に変えようとしています。
    それを如実に示したのが、記憶に新しいパナマ文書のスクープでした。
    本書の第1章でも取り上げていますが、その舞台裏は実にスリリングで、この種の本としては珍しく興奮して読み耽りました。
    きっかけは、...続きを読む
  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    「ニュースにお金を払う」、考えさせられる。

    というのも最近新聞を取る人が減ってて、政府や権力者に黙っていると評価されても仕方がない日本のマスメディアが思い浮ぶ。取材にはどうしても費用が必要でこの費用はケチれるものじゃないから、(単純すぎるかもだけど)お金が減ると取材の質の低下を連想してしまいうんだ...続きを読む
  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    日本の常識は世界のそれとは違う。そうかそもそも視野を広げることすら考えていなかった
    確かに、匿名の関係者によるコメントとされる物はたくさんあるが見聞きするこちら側の信用度は正直低い
  • 事実はどこにあるのか 民主主義を運営するためのニュースの見方
    タイトルや帯の表現から期待していたものの、やや期待外れでした。情報の見分け方というよりも、メディアの置かれている現状を多角的に見たものです。実名報道やニュースの対価など考えさせられる点もあったので、もう少し論点を絞っても良かったように思います。
  • 英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか
    署名記事か匿名記事か。日本とイギリスの違いはまず、そこにも焦点を当てなければいけないだろう。新聞なんて、圧倒的にページ数が違うしな。