木村駿のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ建築DX デジタルトランスフォーメーション (木村駿)
■建設業が抱える3つの時限爆弾
①2024年4月1日適用の時間外労働の上限規制
②職人の高齢化による大量離職問題(14年343万人→25年234万人)
③バブル入社ベテラン技術者の定年退職
→「2024年危機」
建設業の労働生産性の改善をテクノロジーの力で乗り越える。
■建築業のネック
・単品受注生産
・屋外生産
→製造業にはない建設業の特徴
■ゼネコンの取り組み‐オープンイノベーション
・かつては他社より優位に立つための「武器」を自社内・専門化と共同で生み出すことこそが研究開発の目的だった。
→今後は自社だけでは足りない。
・外 -
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Posted by ブクログ
新しい職での課題図書
・ビフォー
建設業界について、現状、今後取り組むポイント整理が出来ていなかったので再認識できてよかった。
・気付き
きつい、汚い、危険のイメージを払拭、
今後DX化を図らないと人口問題、ベテランの引退などのその他世界的な課題につられて建設業界が危機を迎える。
その一方で、スタートアップ、これまでは建設に携わらなかった会社も一貫してデータ管理、スマートシティ、AI、IoTといった分野で支援できる範囲がどんどん出てくる.
・Todo
建設のリアルの声をもっと収集する。
オープンワーク含めて。
その他:
BIM、CIMと建設が直近で取り組んでる事例をなるべく具体例で書い -
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Posted by ブクログ
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「すごい」という言葉をタイトルに用いることに、当初は違和感があったという篠山紀信さん。タイトルありきで進んだ取材。
でも、写真を撮りながら「すごい」を連発する自身を振り返り、このタイトルに納得したと。
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いろんな「すごい」が載っています。
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わたしの脳裏には、無造作に置き去りにされたランドセルと、抜け殻の教室が焼き付きました。
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ありきたりだけど、今日目が覚めて、心臓が動いていて、かに玉とか食べたり、ぷよぷよができることに感謝です。
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そして、廃炉への闘いはまだまだこれからでしょう。
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2020/03/11
9年目の春に
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Posted by ブクログ
ネタバレ70兆円市場はまだテクノロジー導入のチャンス
設計事務所や建設コンサルタント業界の長時間労働改善にIOT
仮囲いの中は実験場としての環境が整っている、超法規
ドローン
調査やインフラ維持関連はドローンが活躍
マンション管理にも応用が可能か
三次元データ
BIM、CIMの2025原則化
歴史的建造物再生などの分野でも活躍
自動運転、ロボット
設計と施工の分離が変わる
製造業並みに自動化が進む
AI
維持管理分野は先行して導入が進む
計画検討分野はまだこれから
スタートアップ
設計者向けクラウドソーシング
意思決定支援ツールの開発 -
Posted by ブクログ
日経アーキテクチャ編集長執筆の本。
BIM関連の資格勉強をするに先立ち、BIM/CIMの現在地を学ぶために読書。
【BIM導入状況】
・大手企業を中心にBIM導入が進む。
考え方は主に2通り。
竹中工務店が代表するオープンBIM、大林組が代表するワンモデルBIM。
・大手企業の導入が進む一方で、BIMを実際に業務で使う1級建築士の割合は3割に留まる。会社には導入されているものの、一部の部署に留まっていたり、資金力の少ない中小企業では導入に踏み切れていないことがある。
国は、BIM導入の補助として年80億円の補助予算を設定。前年度比20倍もの補助金 および 2025年度からのBIM確認申請スタ -
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Posted by ブクログ
建築系のDXについて、少しインプットが必要だったので、
読んでみました。
自分の中では、建築系というより、
住宅系で情報を集めていたのですが、
それなりのインプットにはなりました。
住宅だけに限らず、土木とか建築とか管理とか
幅広い業界でのデジタル化について説明してくれています。
言われてみるまであまり意識しなかったけど、
この業界は結構、3Kだったり、
ブラックに働かされる(働かざるを得ない)業界だったりするので、
デジタルを導入することで、生産性が上がることは
基本的にはいいことだと思います。
(不必要な人材も出てくるかもしれませんが。)
逆に言うと、日頃「自分の職場は3Kだ!」と愚 -
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Posted by ブクログ
建設業というと、3Kと言われ、多重下請構造のもと、低賃金、長時間労働が当たり前の業界であり、ITによる生産性向上の恩恵に長らく与って来なかった。しかし今、DXの注目分野は建設業である。IT化の遅れ、高齢化にともなう将来の技能労働者不足、そしてAIとロボティクスの可能性が、建設業のデジタル化を後押ししている。
本書は、そんなデジタル化の熱い取り組みを、国内中心に海外の先進事例も併せて紹介する。国内の建設デジタル化を先導するのは、やはり大手ゼネコンである。ここ10年の建設投資の回復に合わせ、これでもかと研究開発費を積み増し、ご多分にもれずシリコンバレーに拠点を構えるなどしている。そして各社同様に -
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Posted by ブクログ
福島原発がメディアで目に入るのは、ネガティブなニュースのみと言っても過言ではない2019年にこの本を読んでみた。出版は、2018年2月であり、事故から7年の軌跡が記事および篠山紀信氏の写真で綴られる。記事は日経らしく淡々と事実を特に技術的な側面を中心に描かれているので、被害者の感情や避難にまつわる話はあまり描かれていない。
読み方としては、この先何十年とかかる廃炉に向けて現場では何がなされてきたのかを事実として認識するのみだろう。原子力委員会と東電との地下水の凍結に関するやり取りには、記者の感情と意見が出ており、個人的には納得。
大勢の人が従事する現場では、金の話などグレーゾーンも多くありそう