浅ノ宮遼のレビュー一覧

  • 臨床探偵と消えた脳病変

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    優れた診断能力を持つ臨床医師・西丸が探偵役を務める医療ミステリー。長編ではなくバラエティ豊かな短編集である。
    何やら某天久鷹央を想起させる設定だが、こちらの西丸は積極的に調査に取り組むタイプではなく、他キャラの誤答を正すように最後に現れる舞台装置という印象が強い。背景もほぼ語られないので作中一の謎ですらある。

    この作品の特徴として「誤答もそこまでバカバカしくない」というものがある。ツッコミ役の探偵がその場にいないので珍回答が出ないのだ。
    登場人物の大半が医者なので知能レベルが高いというのはある意味リアルではあるのだが、エンタメとしては少々問題がある。ツッコミどころもなく淡々と推理が進むのでど

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    2024年08月29日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    伊吹さんの作品を読んでみたくて読んだが、これも江藤新平と鹿野師光が主人公で懐かしかった。粒ぞろいの作品集

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    2024年08月20日
  • 情無連盟の殺人

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    表紙の挿絵がなんとなくミステリアスで気になって読んでみた。
    情無が存在する世界はファンタジーだけどユニークで、なんだか読んでると自分も情無になってくる気がするから不思議。
    ミステリーとしてはうーんな感じだった。設定は面白いけど、そもそも感情がないから誰にも共感できないしする物でもない、だからどうしても没入できないのが諸刃の剣かも。感情がないから可能性をつぶしていくミステリーだけど、個人的には合わなかったのね。

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    2023年01月06日
  • 情無連盟の殺人

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    徐々に感情が失われてゆく病に罹患した人々が共同生活を送る家で起こった殺人。
    感情がほぼ失われた主人公の視点なので淡々と物語がすすむが、感情や欲求が失われても生存欲求はあり、合理的に生き続ける人々の生活が興味深い。そしてそのような人間が犯罪を起こす動機は、という考察も面白かった。人間とは、と考えさせられる特殊設定だが、犯人の思想はいまいちよくわからなかった。

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    2022年12月28日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    櫻田智也さんの「サーチライトと誘蛾灯」、浅ノ宮遼さんの「消えた脳病変」が良かった。他の作品も読んでみたい。

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    2022年02月01日
  • 臨床探偵と消えた脳病変

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    臨床探偵というか、優秀な総合診断医が活躍するお話。
    ミステリーといえばミステリーなのだろうが、同じく天才診断医が活躍する天久鷹央シリーズに比べると、より現実的でエンタメ性には乏しく、物語を読んでいるというよりも、実際の診断手順をわかりやすく物語調に解説してもらっている感じ。きっと実際のお医者さんも、難しい症例はこうやって診断をつけてくれているのだろうな…と改めて尊敬。

    物語は、臨床探偵(=西丸豊先生)以外の、それぞれ別の第三者の視点で描かれている。その誰もが西丸豊先生と距離がある人物なので、1番のミステリーは西丸豊先生そのものの存在だったりする。

    個人的に1番面白かったのは『開眼』
    患者の

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    2022年01月14日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    「ミステリーズ新人賞」の受賞作を集めたアンソロジー。
    2編は既読で、美輪和音、近田鳶迩、櫻田智也は初めて読んだが、どれも面白かったので単独の本も読みたいと思った。
    インパクトがあるのはイヤミスっぷりが素晴らしい美輪和音「強欲な羊」。
    好きなのはやはり伊吹亜門「監獄舎の殺人」だが、これは連作短編集でまとめて読んだ方が良さがじわじわくる。

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    2020年07月04日
  • 監獄舎の殺人 ミステリーズ!新人賞受賞作品集

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    既読がいくつか。それぞれよかったけど、時代物に方言がプラスされるとますます苦手で伊吹さんのは飛ばし読み。

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    2018年02月03日