テリー・ヘイズのレビュー一覧

  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    201412/話が拡がり、緊張感のある展開が続く。主人公の諜報員である「わたし」が優秀過ぎるきらいがあるものの、実に面白い!

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    2014年12月07日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    全3巻の1巻目。
    アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。この機関に採用された私は、過去を消し、偽りの身分で活動してきた。あの9月11日までは……引退していた男を闇の世界へと引き戻したのは〈サラセン〉と呼ばれるたった一人のテロリストだった。彼が単独で立案したテロ計画が動きはじめた時、アメリカは名前のない男にすべてを託す! 巨大スケールと比類なきスピード感で放つ、超大作サスペンス開幕! というのがあらすじ。
    語りの上手さで読ませます。

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    2014年11月16日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    具体的事実の情報の積み重ねが分厚い文章のかたちになっている。連想ゲーム状に話がコロコロ変わる。テンポがいい。海外のエンタメはたまに回りくどいけど、もしかしたら母語では回りくどくないのかもしれないけど、日本語の翻訳ではたぶん回りくどさが異国情緒のようなものを醸し出すせいで、かえってブランドになっている。しかし、日本のものよりよっぽどおもしろい、というか、分厚さはある。その分厚さの正体は…皮肉めいたセリフとかでもありそうでもある。せりふはいいが、文体はパターンがあまりない。

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    2014年11月14日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    ネタバレ

    翻訳小説は、感性と背景知識と想像力を総動員する読書なのだと思う。背景知識に乏しい私は、決して読みやすい読者ではない。

    サブタイトルの「ダーク・ウィンター」も、最初は単純に「暗い冬」「寒い冬」ほどの意味で受け取っていた。ところが調べてみると、これは2001年にアメリカで行われた、生物兵器テロを想定した机上演習(シミュレーション)の名称でもあるらしい。天然痘がテロによって米国内に拡散する―その想定を知ったとき、本作はもしかすると、そのシミュレーションを小説として拡張したものなのではないかと思った。
    とはいえ、それは「思うのみ」である。
    このシュミレーションの数ヶ月後、⒐11の攻撃を受けている。演出の小説化ではなく ⒐11を経験した小説なのですね。

    軍事、情報機関、宗教、そして各国が抱える歴史的トラウマ。そうした要素が前提知識として置かれている物語の中で、私は読書は手探り。背景を知らないがゆえに、物語の全貌や、作者が仕掛けたであろう知的な面白さに、十分たどり着けていない感覚も残る。

    それでも、理解できないまま置いていかれる不安や、何かが静かに進行しているという寒々しい感触だけは、確かに伝わってくる。その感覚こそが「ダーク・ウィンター」という言葉の示すものなのかもしれない。
    本作は、知識を持つ読者だけでなく、わからなさを抱えた読者をも、その不安の中に立たせる物語なのだと感じた。

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    2026年01月20日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    やはり収束はこうなるか。今までの緻密な構成からすれば、物足りなさと期待外れ感を拭い得ないのも事実。とはいえ、それまでの内容も正当に評価されるべき。

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    2023年05月07日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    改めて、ストーリー構成の緻密さに驚く。まるで映画の脚本をト書き無しで一々文章化した様な描写力(彼は著名な映画脚本家でもあった)。そしてここまで細かく書けば、物語が中々進展しないのもうなずける。かと言って、退屈を感じさないのは、作者の力量でしょう。
    とにかく、あの悪夢の9.11同時多発テロでの身元不明の死者を使って自分の存在を消すという冒頭のトリックは素晴らしい。本書自体も惨劇からまだ日の浅い2012年に出版されているのも驚異的。

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    2023年05月07日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    テンポが肝のスパイ小説に、じっくり読ませる濃厚さ、小説冒頭の事件が第25章でようやく繋がる(文庫3巻の1巻目の終わりの方)というスケール感。これは、新しいスパイ小説の登場です。

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    2023年05月07日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    5月-7。3.5点。
    怒濤の最終巻。テロ犯捜しの芽が潰えたと思ったが、
    主人公の発想の転換により、とうとう探し当てる。

    細菌テロ防止は間に合うのか。
    一気読み。面白かった。

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    2018年05月16日
  • ピルグリム〔2〕 ダーク・ウィンター

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    5月-6。3.5点。
    細菌テロの計画を阻止しようとする主人公。
    「ピルグリム」(放浪者)というコードネームで活動。
    トルコで発生した、或る殺人事件の捜査を装い、潜入。
    最大規模の細菌テロを防げるのか。

    スピード感上がってくる。孤独なテロリスト「サラセン」の行動は賞賛に値する。

    3巻に期待。

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    2018年05月16日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    5月-5。3.0点。
    最前線の諜報部員だった主人公。引退し警察補助に。
    9.11テロ後にある殺人事件が発生、また別のテロの計画が
    判明し、復帰し単身トルコへ。

    すらっと読めるのだが、文章に抑揚が少なく、感情移入がイマイチできない。
    2巻に期待。

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    2018年05月16日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    若干ご都合主義っぽい展開だとは思ったけど、なかなかロマンチックで雰囲気は良かった。壮絶なテロ行為の割に最後の展開が甘いかなぁと思う。

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    2017年05月05日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    率直によく分からない。
    どこまで過去の話でどこまで現在の話なのか、ついていけなくなった。
    続編読む前にもう一度おさらいします。

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    2016年02月02日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    「わたし」と「サラセン」まだ対決していなくて、導入部といった感じ。
    序盤、読書のペースがあがらなくて、中盤以降から続きが気になるようになてきた。
    翻訳ものは、訳が合わないと十分楽しめないことが多いけど、読みやすい訳で良かった。

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    2015年08月16日
  • ピルグリム〔3〕 遠くの敵

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    3巻通しての感想。
    サラセンの物語は面白かったけど、ラストあっさりすぎて…
    そして続編書く気満々な終わり方に、ちょっと萎えました。

    ドラゴンタトゥーの女の、ミレニアムシリーズの次はこれだ!みたいな宣伝をどこかで見かけたけど、正直、わたしの中では、足元にもおよばないかな、という印象でした。

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    2015年07月11日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    前評判の割りには・・・
    途中はテロリストが丁寧に描かれていて面白かったが、変なヒューマニズムがあり、結末も矮小化されていてお粗末。

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    2015年04月09日
  • ピルグリム〔1〕 名前のない男たち

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    最近翻訳ものサスペンスばかり読んでいて頭の中がごちゃごちゃしてきた。何も考えずにとにかく楽しくワクワクハラハラして読める本と思って選んだこのシリーズ。全3巻だけど文字?行間?が大きいので思ったよりボリュームはないと思う。第1巻はほとんど登場人物の紹介。だれそうなものだが、それぞれの人生に重みがあって思った以上に読めた。しかし次がどうなるのかという期待感はないので時間がかかったのも事実。後半になって〈サラセン〉に動きが出たところから大きくストーリーが動き出したので、あと2巻が楽しく。ただ少し説明的すぎるところがあって長く感じる所と、逆にもっとじらせばいいのにすぐに結論にいってしまうところがあって、なんだか少し残念。広げたふろしきをどのように上手にたたんでいくのか、期待と少し不安の残り2冊。

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    2015年03月10日