ときどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どちらかというとゲームと聞いたら眉を顰める方の人間だった。ときどさんのYouTubeを観るまでは…。プロゲーマーとして観客を魅了することは、スポーツ選手やミュージシャンと変わらないなと認識を改めた。メジャーな業界ではないからこそ、「プロとは業界の発展を考えられるかどうか」「マネーゲームというよりもコミュニティが大切」になってくる、いい人が強い世界、であってくれ。確実に発展してるし、まだまだ大きくなると思う。選手の人柄を知れば知るほど皆に1位をあげたいけど、勝負の世界はそうはいかないのが辛い。だからこそ応援している。人間性が伝わる良い文章ですぐに読めた。
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Posted by ブクログ
ネタバレプロゲーマーの著者が努力1.0から2.0に努力の仕方を変えた本。
勝ちにこだわりすぎて陳腐化した自身の勝ち方をゲームそのもののおもしろさ、こだわりを捨てること、ゼロベースで考えることなど、変化の激しいゲーム界で生き残るすべを自ら編み出しゲーム仲間と議論したり、とりあえずやってみるのやり方でチャレンジしに行ったりしている。
現在のビジネスや仕事さまざまなところで活用できる本。
日常を記録することでもう1人の自分=コーチが見てくれている感覚が生まれる。
基本とは考えなくてもできること。
技の完成度は120%高めてから次に行く。
土台となる技を高めることが近道。
基本という名の当たり前の領域を増や -
Posted by ブクログ
俺は元々対戦ゲームをかなり真剣にやっていたので内容はすんなり入ってきた 139P 勝負所で効くのは「平凡な技」あたりからすげー好きだな
勝敗が全てで勝たなければつまらないと思っていた そう書いてあって俺もそうだったなぁと思った
でもゲームってのは本来楽しいものであって
勝敗じゃない部分にも魅力や楽しい事は沢山ある
当時は勝敗にこだわりすぎていた部分があったので
そん時この本読めてたらもっと楽しくのびのびやれていたなぁと思った
別にゲームじゃなくても これを何か別の自分の好きな事に置き換えても言える事で
他人からの評価や結果が全てじゃなくて 評価や結果には一見結びつきそうもない事にも凄く価値があ -
ネタバレ 購入済み
アップデートされていく価値観
ときどさんの前作品では論理よりも情熱が決め手となるという内容でしたが、『努力2.0』では情熱が根底にありながらもe-sports業界で勝ち、負けてしまってもどのように復活するかを具体的に書いています。習い事で始めた空手についても触れており、前作品より楽しめました。
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Posted by ブクログ
「サムライスピリッツで負けて土下座事件」の話が最高におもしろかったです。道場破りのように殴り込みに行ったものの決勝大会で負ける。でもそこできっちりと謝れたのがときどさんの人柄を表しているようでした。
本書ではときどさんの経歴や過去のエピソードが語られています。成功も挫折もあり、論理を最優先にしていたときどさんが情熱の重要さに気付くという内容で、最後まで楽しく読めました。副題にもなっている「論理は結局、情熱にかなわない」という言葉に説得力を感じられます。
私もゲームでよく遊びますが、格ゲーのことはそれほど詳しくありませんし、ときどさんのこともこの本で初めて知りました。情熱を持った、とても興味 -
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった。著者は、麻生高校、東大、東大大学院と進んだ後に「格ゲー(格闘技ゲーム)5神」と評されるプロゲーマーになり、数々の世界大会でタイトルをとったり、ゲームの動画配信で格ゲー人口の裾野を広げる活動をしているという。
ゲームときくと引いてしまうが、やっていることはアスリートと変わらない。毎日8~12時間の練習、技の習得、練習試合、対戦相手の分析と対策、万全のコンディションで大会を迎えるべくジムで鍛え食事に気を配り、大会を通じて国際交流。プレイスタイルにも人間性が表れ、人間的な成長とともに試合内容も充実していく。こういう世界もあるのかと、とても興味深く読んだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者が様々な経験を経て、
プロゲーマーとして活躍するに至る過程が綴られており、
非常に面白くあっという間に読んでしまった。
副題にもある通り、「情熱」が本書を通しての鍵となっている。
著者は情熱に対して、以下のように記している。
『情熱は、人に伝染する。情熱は松明のように、周りの人たちを照らし、火の粉を飛ばして火を移していく。』(以上、本文から引用)
内容で特に印象的だったのは、大学時代。
著者はゲームと同じくらい理系の研究に没頭していた。
なぜか。
それはポスドクの人がすごく「情熱」を持っていたから。
そのアツさが著者もアツくさせたのだ。
研究に邁進していた著者は大学院入 -
Posted by ブクログ
プロゲーマーときどの自叙伝
子供の頃からどれだけゲームが好きだったか
東大に行った理由
そして大学院を中退した理由
プロゲーマーになった経緯
ゲームを通して学んだ事
ゲームに取り組む姿勢
などなど
「東大を卒業したのにプロゲーマーになった人」ではなく「ゲームに情熱を持って挑んでいる人」なんだな
なぜ東大を出たのにプロゲーマーに?とよく聞かれる質問に対して
「もし東大を出ていたら、あなたは何になりますか?」
という回答
確かに、東大を出たから何かになれるわけでもなく、自分が何になりたいのかですよね
もし私が東大に入学出来るくらいの学力があったとして、ハードにバリバリ仕事をするような職業 -
Posted by ブクログ
夫が、プロゲーマーかつ本書の著者であるときどさんのファンのため購入していました。
本の帯には“「東大に受かる」努力ではもう勝てない“とあり、それはどんな努力の方法なのか、気になったため読み始めました。
この本では、プロゲーマーとして、ゲームに勝つために実践した努力の方法が書かれていました。この努力方法はゲームに勝つだけではなく、自分が持っている目標、なりたい姿、憧れてる人・物を目指す上でも役にたつことが多く書かれていました。
中でも、何かを成し遂げるには自分の分析が重要と思いました。具体的には以下の3点です。
・“なんとなく”できていることを言語化する
・自分の状況を知る→昨日の自分に点数