ときどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
プロゲーマーときどさんがプロゲーミングチームに加入するまでを語った自伝。2014年刊なので12年前の本だけど、今読んでも新鮮でおもしろく読めた。
まず、単純に文章がうまくてするする読める。そして歩んできた人生がドラマチック。勉強が得意で麻布から東大に入って……ときいたらただのエリートみたいだけど、麻布に通っているあいだも学校が終わるとそのままゲーセンに行って、子どもがいられなくなる時間まで居座り……と、なかなか根性の座ったゲーマーぶり。そして両親がまた、単に放任というのでもなく、よく子どもを見ているけど邪魔しない、腹の据わったご両親ですばらしい。
ゲームを忘れるほど研究に打ち込み、賞を取るほどの成果も上げたのに大きな挫折が訪れ……と、今思えばそれも運命だったのではというような軌跡だけど、そのときはほんとうに苦しかっただろうな。でも、どの段階でも自分のすべてをかけてのめりこむ、とてつもない集中力と情熱を持った人なのだということがよく伝わってきた。
わたしがときどさんを知ったのはごくごく最近なのだけど、「CEO 2026」でのルーザーズから勝ち上がっての優勝はかっこよかった。直前に負けたBooce Lee選手をグランドファイナルで下したわけだけど、ちょうど本書にその逆の、直前に下した相手に負けた話が書かれていて、すべてが経験の積み重ねなんだなあと感慨深かった。 -
Posted by ブクログ
どちらかというとゲームと聞いたら眉を顰める方の人間だった。ときどさんのYouTubeを観るまでは…。プロゲーマーとして観客を魅了することは、スポーツ選手やミュージシャンと変わらないなと認識を改めた。メジャーな業界ではないからこそ、「プロとは業界の発展を考えられるかどうか」「マネーゲームというよりもコミュニティが大切」になってくる、いい人が強い世界、であってくれ。確実に発展してるし、まだまだ大きくなると思う。選手の人柄を知れば知るほど皆に1位をあげたいけど、勝負の世界はそうはいかないのが辛い。だからこそ応援している。人間性が伝わる良い文章ですぐに読めた。
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Posted by ブクログ
ネタバレプロゲーマーの著者が努力1.0から2.0に努力の仕方を変えた本。
勝ちにこだわりすぎて陳腐化した自身の勝ち方をゲームそのもののおもしろさ、こだわりを捨てること、ゼロベースで考えることなど、変化の激しいゲーム界で生き残るすべを自ら編み出しゲーム仲間と議論したり、とりあえずやってみるのやり方でチャレンジしに行ったりしている。
現在のビジネスや仕事さまざまなところで活用できる本。
日常を記録することでもう1人の自分=コーチが見てくれている感覚が生まれる。
基本とは考えなくてもできること。
技の完成度は120%高めてから次に行く。
土台となる技を高めることが近道。
基本という名の当たり前の領域を増やすことが強くなること。 -
Posted by ブクログ
俺は元々対戦ゲームをかなり真剣にやっていたので内容はすんなり入ってきた 139P 勝負所で効くのは「平凡な技」あたりからすげー好きだな
勝敗が全てで勝たなければつまらないと思っていた そう書いてあって俺もそうだったなぁと思った
でもゲームってのは本来楽しいものであって
勝敗じゃない部分にも魅力や楽しい事は沢山ある
当時は勝敗にこだわりすぎていた部分があったので
そん時この本読めてたらもっと楽しくのびのびやれていたなぁと思った
別にゲームじゃなくても これを何か別の自分の好きな事に置き換えても言える事で
他人からの評価や結果が全てじゃなくて 評価や結果には一見結びつきそうもない事にも凄く価値があって そういう部分に楽しさがあったり誰も見た事がない景色があったりしてそれが自分の武器になったりして結果に繋がったりもする
結果に最短距離で行こうとするんじゃなくて 自分なりに真剣に遠回りや試行錯誤していって それが自分だけの武器や深みになって人とは違う魅力を持てたらそれはすげー素敵だし格好良い事だよなって思った あと豪鬼へのキャラ愛の話は泣けた
ゲームをやんなくても何かを頑張りたい その頑張りたい事で行き詰まってる そういう人にピッタリな本なんじゃないかなと思った 素敵な本でした -
ネタバレ 購入済み
アップデートされていく価値観
ときどさんの前作品では論理よりも情熱が決め手となるという内容でしたが、『努力2.0』では情熱が根底にありながらもe-sports業界で勝ち、負けてしまってもどのように復活するかを具体的に書いています。習い事で始めた空手についても触れており、前作品より楽しめました。
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Posted by ブクログ
「サムライスピリッツで負けて土下座事件」の話が最高におもしろかったです。道場破りのように殴り込みに行ったものの決勝大会で負ける。でもそこできっちりと謝れたのがときどさんの人柄を表しているようでした。
本書ではときどさんの経歴や過去のエピソードが語られています。成功も挫折もあり、論理を最優先にしていたときどさんが情熱の重要さに気付くという内容で、最後まで楽しく読めました。副題にもなっている「論理は結局、情熱にかなわない」という言葉に説得力を感じられます。
私もゲームでよく遊びますが、格ゲーのことはそれほど詳しくありませんし、ときどさんのこともこの本で初めて知りました。情熱を持った、とても興味深い方ですね。読み進めていると、情熱を持てることに全力を注いでいるときどさんの姿が想像できるようでした。
私も情熱の火が消えそうになったらこの本を読み返し、ときどさんから情熱の炎を分けていただこうと思います。 -
Posted by ブクログ
いやあ、面白かった。著者は、麻生高校、東大、東大大学院と進んだ後に「格ゲー(格闘技ゲーム)5神」と評されるプロゲーマーになり、数々の世界大会でタイトルをとったり、ゲームの動画配信で格ゲー人口の裾野を広げる活動をしているという。
ゲームときくと引いてしまうが、やっていることはアスリートと変わらない。毎日8~12時間の練習、技の習得、練習試合、対戦相手の分析と対策、万全のコンディションで大会を迎えるべくジムで鍛え食事に気を配り、大会を通じて国際交流。プレイスタイルにも人間性が表れ、人間的な成長とともに試合内容も充実していく。こういう世界もあるのかと、とても興味深く読んだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者が様々な経験を経て、
プロゲーマーとして活躍するに至る過程が綴られており、
非常に面白くあっという間に読んでしまった。
副題にもある通り、「情熱」が本書を通しての鍵となっている。
著者は情熱に対して、以下のように記している。
『情熱は、人に伝染する。情熱は松明のように、周りの人たちを照らし、火の粉を飛ばして火を移していく。』(以上、本文から引用)
内容で特に印象的だったのは、大学時代。
著者はゲームと同じくらい理系の研究に没頭していた。
なぜか。
それはポスドクの人がすごく「情熱」を持っていたから。
そのアツさが著者もアツくさせたのだ。
研究に邁進していた著者は大学院入試で転機を迎える。
順風満帆だった研究生活は、突然ピリオドを迎える事となる。
没頭していた研究を離れた著者が、
再び情熱を取り戻したのは、
格闘ゲームの世界でプロとして生きていく事を決意したからだ。
著者の父や大学の先輩、そして
日本人プロゲーマーの先駆者であり、
最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマーとして
ギネスにも載っている「ウメハラ」も、
著者の決断を後押ししている。
その後、プロゲーマーという夢を叶えた著者の行動力は、
まさしく「情熱」が持つエネルギーの賜物である。
かつて情熱を持ったポスドクから著者が受けとったアツさ。
プロゲーマーとして活躍を続ける著者は今、
アツさを他人に伝えられる存在となっている。
会社員として働く自分も、
仕事にアツく取り組みたいし、
周囲をアツくできる人間になりたい。
そんな気持ちを強くさせてくれる、
アツい本である。 -
Posted by ブクログ
プロゲーマーときどの自叙伝
子供の頃からどれだけゲームが好きだったか
東大に行った理由
そして大学院を中退した理由
プロゲーマーになった経緯
ゲームを通して学んだ事
ゲームに取り組む姿勢
などなど
「東大を卒業したのにプロゲーマーになった人」ではなく「ゲームに情熱を持って挑んでいる人」なんだな
なぜ東大を出たのにプロゲーマーに?とよく聞かれる質問に対して
「もし東大を出ていたら、あなたは何になりますか?」
という回答
確かに、東大を出たから何かになれるわけでもなく、自分が何になりたいのかですよね
もし私が東大に入学出来るくらいの学力があったとして、ハードにバリバリ仕事をするような職業を選んでなさそうと思い至る
ってか、父親がすげぇな
こんなフラットな考えができる親だからこそ、ときどは育ったのかもしれない
プロゲーマーになるかを梅原大吾に相談したとき、緩やかに反対意見を一通り述べられた後の言葉
「本当に好きなことなら、チャレンジしてみるのも悪くないと思うよ。一回しかない人生なんだから」
これで飛び込める程の情熱を持っているのがときどですね
私にここまで情熱を傾けられる対象はいまののところないなぁ
ときどの得意なものは、最速で80点まで持っていく論理性
ただ、それだけだと80点以上の相手には勝てなくなり
また、ただ単に勝てば良いのではなく「魅せる」勝負というものに移行していくというのも、業界を考えての事なのだとわかる
ロジックや合理性は、情熱があってこそ生きるもので
情熱なしにそれらを振り回したところで何も生み出すことはできないという気づき
要は、情熱というか、物事に取り組む原動力が何かに向き合えという事なのだろう
「ときど」の名前の由来
KOFの八神庵で、飛んでキックからの闇払い(CV:どうしたぁ!)を使ってたら、それだけでいいじゃんという友人の言葉かららしい