あらすじ
格闘ゲーマーになって20年、順調だった著者のプロゲーマー生活は大きな壁にぶつかった。「誰よりも早く正解を見つける」やり方が、環境の変化により陳腐化したのだ。本書はスランプの中で見つけた新しい努力のやり方をまとめたもの。仕事や人生で「正解」「勝ち」「合理性」の世界で行き詰まっている人に役に立つ1冊!
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Posted by ブクログ
プロゲーマーの著者が努力1.0から2.0に努力の仕方を変えた本。
勝ちにこだわりすぎて陳腐化した自身の勝ち方をゲームそのもののおもしろさ、こだわりを捨てること、ゼロベースで考えることなど、変化の激しいゲーム界で生き残るすべを自ら編み出しゲーム仲間と議論したり、とりあえずやってみるのやり方でチャレンジしに行ったりしている。
現在のビジネスや仕事さまざまなところで活用できる本。
日常を記録することでもう1人の自分=コーチが見てくれている感覚が生まれる。
基本とは考えなくてもできること。
技の完成度は120%高めてから次に行く。
土台となる技を高めることが近道。
基本という名の当たり前の領域を増やすことが強くなること。
Posted by ブクログ
俺は元々対戦ゲームをかなり真剣にやっていたので内容はすんなり入ってきた 139P 勝負所で効くのは「平凡な技」あたりからすげー好きだな
勝敗が全てで勝たなければつまらないと思っていた そう書いてあって俺もそうだったなぁと思った
でもゲームってのは本来楽しいものであって
勝敗じゃない部分にも魅力や楽しい事は沢山ある
当時は勝敗にこだわりすぎていた部分があったので
そん時この本読めてたらもっと楽しくのびのびやれていたなぁと思った
別にゲームじゃなくても これを何か別の自分の好きな事に置き換えても言える事で
他人からの評価や結果が全てじゃなくて 評価や結果には一見結びつきそうもない事にも凄く価値があって そういう部分に楽しさがあったり誰も見た事がない景色があったりしてそれが自分の武器になったりして結果に繋がったりもする
結果に最短距離で行こうとするんじゃなくて 自分なりに真剣に遠回りや試行錯誤していって それが自分だけの武器や深みになって人とは違う魅力を持てたらそれはすげー素敵だし格好良い事だよなって思った あと豪鬼へのキャラ愛の話は泣けた
ゲームをやんなくても何かを頑張りたい その頑張りたい事で行き詰まってる そういう人にピッタリな本なんじゃないかなと思った 素敵な本でした
Posted by ブクログ
東大に受かり、プロゲーマーとして国際大会で入賞する「合理的」な努力の仕方が行き詰まったとき、努力の方法を変え、見事に復活。プロゲーマーとしては天才ではなく凡人だと自己評価する筆者が、自らとどう向き合って結果を出してきたのかを具体的に語る。その方法論は凡人達にとって参考になる。
アップデートされていく価値観
ときどさんの前作品では論理よりも情熱が決め手となるという内容でしたが、『努力2.0』では情熱が根底にありながらもe-sports業界で勝ち、負けてしまってもどのように復活するかを具体的に書いています。習い事で始めた空手についても触れており、前作品より楽しめました。
Posted by ブクログ
「格ゲー」に関するほぼ全ての用語を「音楽」に置き換えても実用に足る本書。処女作の「結構面白い本だったなぁ」な内容の遥か上をゆく充実した一冊!フリーランスは是非読もう
Posted by ブクログ
ただ勝つのではなく、勝ち続けることの難しさが伝わった。過去の成功に満足せず、常に自分を進化し続けるために必要なエッセンスが詰まっていると感じた。
Posted by ブクログ
ストリートファイターシリーズを最前線で活躍してるプロゲーマーの、ときどさんの本を読んで見ました!
この本の伝えたかったことは…
自分の心を優先、反復練習、環境を変える
この3つを意識して努力をしていこうと、筆者は伝えてる感じがしました。
私は格闘ゲームをしているので、ときどさんの努力の仕方を、他のジャンルにも活かせそうで読んでよかったと思います。
ただ……格闘ゲームのことしか書いてないので、知らない人からしたら何書いてるのか全く分からなくなりそう……
Posted by ブクログ
夫が、プロゲーマーかつ本書の著者であるときどさんのファンのため購入していました。
本の帯には“「東大に受かる」努力ではもう勝てない“とあり、それはどんな努力の方法なのか、気になったため読み始めました。
この本では、プロゲーマーとして、ゲームに勝つために実践した努力の方法が書かれていました。この努力方法はゲームに勝つだけではなく、自分が持っている目標、なりたい姿、憧れてる人・物を目指す上でも役にたつことが多く書かれていました。
中でも、何かを成し遂げるには自分の分析が重要と思いました。具体的には以下の3点です。
・“なんとなく”できていることを言語化する
・自分の状況を知る→昨日の自分に点数をつけて、調子のいい日にやっていたことを記録する
・負けや失敗を分析して、なぜダメだったかを自分の中に落とし込む
日常生活の中で、自分と向き合う時間を意識的にとっていこうと思いました。
また、私には普段の生活で、理由はわからないけど嫌だな、と感じることがあります。なんとなく嫌という自分の感情と向き合い、なぜ嫌なのかを言語化していこうと思います。
そのほかにも努力する方法が記載されています。
Posted by ブクログ
格闘ゲームをやっている身としては、本書は、心構えや過ごし方を含めた実用的な指南書となりました。
本書から実践したいと思ったことは以下の通りです。
・負けから学ぶ
負けたプレイの動画を見直して検証する。
・気になるプレイを見つける
対戦で、相手の意外な動き、判断の痕跡を見つけて、どう活かせるか、なぜそうしたのかを探る
・基本を完璧にする
本番で使えなければ、意味がない。自然にできるところまで、練習する。
・数字の入った目標を立てる
曖昧な目標より、どこで勝つ、何勝するといった具体的な目標を立てる。
Posted by ブクログ
この変化が激しい時代を生き抜くためのヒントが満載でした。税理士試験攻略のヒントになりそうなものも多かったです。
(『』は引用で、→の後は、私が考えたり思ったりしたことです。)
・『強くなりたいなら、自分が今負けている理由、勝っている理由を言語化できなければならない。それができたら、もう9割の問題は解決している。』
→言語化することによって、自分の現状(何ができているか、できていないか)や課題(目標達成のために何をできるようにならなければならないのか)を考えられるようになる。
→言語化する機会を増やすべき
→ブログやツイッターをもう少し気軽にやってみよう
・『「ここぞ」の場面で頼れるものは難しいものではなく、自分にとって平凡なもの』
→考えて出てくる知識は、自分にとっての平凡な知識と言えない
→寝起きで理論を暗唱できるか?
・『プレッシャーのかかる場面や複雑な場面になると、基本の完成度の差が現れるのはよくあることで、これは「必然のミス」です。』
→制限時間を(5~10分)短くして問題演習するのは効果がありそうだから、やってみよう。
普段、私はゲームを一切しないのですが、
この本を読んで、格闘ゲームの奥深さを知りました!!
e「スポーツ」と呼ばれるのも納得です!!
Posted by ブクログ
もし中高生に1冊だけ薦めることができるなら、きっとこの本を推す。
数あるビジネス書や自己啓発書に通じる内容で、ひとつひとつの要素は目新しいものではないと感じた。
それがプロゲーマーの人生を通すことで、生々しく鮮明に描き出されている。文もすっきりしていて読みやすい。
「ときどが好きだから」とファンブック感覚で手に取ったが、ときどを知らない人にも、自信を持って読んでみてと言える。
Posted by ブクログ
正解のない現代を生きるために、今を生きていると感じたプロゲーマーのときどさんからヒントを得ようと手に取りました。
読んでよかったと感じました。ときどさんが成果を出せず、苦しんだからから導き出せた生の意見が伝わってきました。最速で答え・正解に到達できる能力が陳腐化していくこれからの世界を生きていくためのエッセンスを感じ取れました。
特に印象的だったのは、
・「反復の法則」の中で述べられていた失敗しても喜ぶこと。失敗は今日やったことが正しいか否かを教えてくれる。
・なんとなくできるは危い。強くなりたいなら勝っている理由・負けている理由を言語化する。
eスポーツ・プロゲーマーに関心がある人は勿論、ときどさんってどんな人と関心がある人に強くお勧めできる一冊です。
Posted by ブクログ
格闘ゲームのプロとして食っている人の話。以前も似たような話を読んだが、どの分野でも道を極めている人は相当な努力をしている事が分かる。過去の考え方のどこが間違っていて、どう考えを変えたかという話。色々な小さなヒントがあって、若い人達に参考になると思う。
Posted by ブクログ
ストリートファイターをプレイした人じゃないと共感を得られない部分もあるが内容が面白く、3時間程度で読めるボリュームで読みやすかった。
コミュニティを活用した上達法や技術を突き詰めるストイックさ、面倒なことも継続させるために無理はしない取捨選択のバランスは勉強になる。
Posted by ブクログ
書いてあることは、ビジネスの攻略本と似ている。頭の良い人の攻略法とか考え方が書いてある。ときどさんのすごいところは、個人の勝敗にこだわるだけではなく、プロプレイヤーとしてのプロ意識。ゲームはまだまだ根暗なイメージがあり、プロプレイヤーの中にはやっぱり不健康そうな見た目(体型や不健康そうな生活スタイル)をしている人が多い。そんな中、ときどさんは空手や筋トレをしてフィジカルも鍛えてるし、どう見られたいか、プロとしてどうあるべきかを考えて行動している。さらに業界をどう盛り上げたいか、後進者をどう育てるかというところまで考えている。
業界全体として、eスポーツの「スポーツ」の部分を今後ちゃんと育ていく課題に対して正解を持っているプレイヤーだと思う。
Posted by ブクログ
この本のここがお気に入り
「eスポーツの世界は変化が激しすぎて、きちんとした計画を立てても対応しきれない。とりあえずやってみる。試行回数をとにかく多くして結果を得る。正解はどこにもないので、常に「仮説」と「検証」を繰り返し続けます」
Posted by ブクログ
本書は、東大出身のプロゲーマーであるときど選手の考え方が書かれた一冊。プロゲーマーの世界の厳しさも、ほんの少しだけだが垣間見ることができ、「まぁやっぱり楽じゃないよね」というのがわかる。
いくつか普遍的に思える内容もあるが、ゲーマーの方が理解しやすい表現も少なくない気がしたので本書はゲーマーにおすすめかな。
Posted by ブクログ
別ジャンルからポーカーの技術向上のヒントを求めて。集団学習で最先端の技術をディスカッションしたり練習する環境、マインドゲームをプレイする上でのメンタルの保ち方、ゲーム外でゲームのために努力できること。「正解」よりも「どうなりたいか」。
Posted by ブクログ
・自分を変えずに環境を変える
・心のエネルギーは有限である
・わかっているかどうかは「言語化できるかどうか」
・75点取れたら次へ
・アウトソーシングは積極的に
・地力8割、駆け引き2で戦う→パレートの法則
割とこれまで読んできたビジネス書に共通して書かれているような内容だったが、これをプロゲーマーが実践しているという点がとてもおもしろかった。
結局は何事(仕事以外を含む)においても大切にすることは同じなのだと再確認するきっかけをもらえた。
仕事中だけでなく、日常生活の中でも意識を張り巡らせていきたい。
Posted by ブクログ
格闘ゲームをしたことがないので
ゲームに例えていたり
キャラの名前がでてきたりすると
内容が頭に入らなかった。
ゲームが誰よりも大好きだということ。
学生時代はその好きなゲームをやるために
同じ時間を義務として勉強した。
親や世間の敷いたレールを歩くのは
彼にとっては簡単だった。
自分で考えて行動することが
難しいんだ。違和感を感じたらそれは
いったんやめたほうがいいこと。
負けや失敗から学ぶものは多い。
ときどさんの名前の由来などがわかった。
Posted by ブクログ
●読んで得たもの
「無理をしない」6つの努力の方法論
●感想
プロゲーマーの努力のやり方がビジネスに通じる部分があると思った。
特に共感した箇所。
・「反復の法則」の「とりあえずやってみる」はホリエモンも同様のことを述べている。
・「継続の法則」の「あらゆることのルーティン化」。
これは人を動かすために組織にとって不可欠な仕組みだと思う。
・「Whyの法則」の「なぜそれをやるのか?」を考えること。
これは自分の行動が目的から逸れていないか振り返るために必要だと思う。
Posted by ブクログ
▼読む前
・英語の勉強とか、自己成長に疲れた時期に手をった。
・TOEICを受けた後、これはコツさえ徹底的に学べば簡単にスコアが伸びると思い、最短でゴールに到達できる手法を探していた。
・本書を通じて、今後の人生を楽に生きさせてくれるコツを学び、英語や留学、仕事に派生させていくことが狙い。
▼エッセンス
⭐️自分を毎日モニターし、変化すること。追い込まれたときに客観視できるもう1人の自分が現れる。
⭐️自己流勉強法は時間の無駄。予備校とかプロ集団に学ぶ方が圧倒的に早い。アウトソースを有効に使う。
⭐️結果が出ない時期に試行錯誤を繰り返すと力がつく。この時の頑張りが後の成果を左右する。
・失敗や負けのパターンは量を捌き、「同じミスしてる」部分を洗い出し、自分のクセに気付くこと。
・状況が変わったら計画なんてみのは思い切って変えていい。
・インプット⇨アウトプット⇨フィードバックのサイクルを早く回す。徹底的に軌道修正する。
・少ない試合数で高い点を取るのではなく、多くの試合に挑戦して、ベストスコアが出ればいいなくらい。
・自分が高まる環境に身を置くこと。
・良いことは続かない前提とすると楽。
・優劣があるなら、行きたい方にリソースを注ぎ込む、「一点集中主義」を選べ。分散型の反対。
・違和感があるならやめること。「なぜこの道か」を問わず続けるのは危険。
・「こだわり」を徹底的に極めると、だんだん強みになる。
Posted by ブクログ
●メインテーマ
前時代的ではない努力のやり方が記されている。
●読書前
近年確立されたプロゲーマーという職業で活躍している方の考え方を知りたかった。
●気づき
内容は他の書籍で勉強したことがある項目もチラホラあった。しかし、他と異なるのは信憑性や人間味が感じられること。
何故なら、他の書籍は外国の研究結果などをソースとしているが、著者は自らの失敗経験から、そういった観点を見出している&到達ため。
やはり賢い人間なんだと思う。
◆To do
・毎日の自分通信簿は試したい。
・失敗を悔みすぎず経験を多く積む。自分に無理しない。
・基本を120%にする。
◆その他感想
・ゲーム好きな方はのめり込んで読めるのでは。
・プロゲーマー業界の実情も知れる。(その部分はサラッと読んでも、差し支えない)