あらすじ
格闘ゲーマーになって20年、順調だった著者のプロゲーマー生活は大きな壁にぶつかった。「誰よりも早く正解を見つける」やり方が、環境の変化により陳腐化したのだ。本書はスランプの中で見つけた新しい努力のやり方をまとめたもの。仕事や人生で「正解」「勝ち」「合理性」の世界で行き詰まっている人に役に立つ1冊!
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Posted by ブクログ
プロゲーマーの著者が努力1.0から2.0に努力の仕方を変えた本。
勝ちにこだわりすぎて陳腐化した自身の勝ち方をゲームそのもののおもしろさ、こだわりを捨てること、ゼロベースで考えることなど、変化の激しいゲーム界で生き残るすべを自ら編み出しゲーム仲間と議論したり、とりあえずやってみるのやり方でチャレンジしに行ったりしている。
現在のビジネスや仕事さまざまなところで活用できる本。
日常を記録することでもう1人の自分=コーチが見てくれている感覚が生まれる。
基本とは考えなくてもできること。
技の完成度は120%高めてから次に行く。
土台となる技を高めることが近道。
基本という名の当たり前の領域を増やすことが強くなること。
アップデートされていく価値観
ときどさんの前作品では論理よりも情熱が決め手となるという内容でしたが、『努力2.0』では情熱が根底にありながらもe-sports業界で勝ち、負けてしまってもどのように復活するかを具体的に書いています。習い事で始めた空手についても触れており、前作品より楽しめました。
Posted by ブクログ
この本のここがお気に入り
「eスポーツの世界は変化が激しすぎて、きちんとした計画を立てても対応しきれない。とりあえずやってみる。試行回数をとにかく多くして結果を得る。正解はどこにもないので、常に「仮説」と「検証」を繰り返し続けます」
Posted by ブクログ
▼読む前
・英語の勉強とか、自己成長に疲れた時期に手をった。
・TOEICを受けた後、これはコツさえ徹底的に学べば簡単にスコアが伸びると思い、最短でゴールに到達できる手法を探していた。
・本書を通じて、今後の人生を楽に生きさせてくれるコツを学び、英語や留学、仕事に派生させていくことが狙い。
▼エッセンス
⭐️自分を毎日モニターし、変化すること。追い込まれたときに客観視できるもう1人の自分が現れる。
⭐️自己流勉強法は時間の無駄。予備校とかプロ集団に学ぶ方が圧倒的に早い。アウトソースを有効に使う。
⭐️結果が出ない時期に試行錯誤を繰り返すと力がつく。この時の頑張りが後の成果を左右する。
・失敗や負けのパターンは量を捌き、「同じミスしてる」部分を洗い出し、自分のクセに気付くこと。
・状況が変わったら計画なんてみのは思い切って変えていい。
・インプット⇨アウトプット⇨フィードバックのサイクルを早く回す。徹底的に軌道修正する。
・少ない試合数で高い点を取るのではなく、多くの試合に挑戦して、ベストスコアが出ればいいなくらい。
・自分が高まる環境に身を置くこと。
・良いことは続かない前提とすると楽。
・優劣があるなら、行きたい方にリソースを注ぎ込む、「一点集中主義」を選べ。分散型の反対。
・違和感があるならやめること。「なぜこの道か」を問わず続けるのは危険。
・「こだわり」を徹底的に極めると、だんだん強みになる。