仁藤夢乃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ難民高校生(学校にまともにいかない、行き場所を失いぐれている高校生)だった著者の体験記。
学校にもあまりいかず、家族ともコミュニケーションをとらず(とれず)、いわゆるグレて昼夜が逆転した生活だった著者がある農園ゼミに参加することにより少しずつ自分を変えていく生活。
前半はいわゆる難民高校生だったことの著者のぐれた生活、後半は更生(といっていいかわからないが)してからの著者の活動。
伝えたいメッセージとしては「居場所がない子供たちの心の叫びを聞いてほしい」ってことだと思う。
思ったのは人間いきなりではなく、外部の環境や本人の考え方が相互作用を起こしながら少しずつ変わっていくということ。
ドラマと違って人間変わろうとおもっていきなり変わることは少ない。
外部の刺激や行動が変わり考え方が変わり、そうすると刺激や行動の捉え方が少しずつかわり、またその相乗効果で考え方も変わる・・・そういったプロセスを経て思考や行動がかわっていくのだと思う。
この本も多分に脚色や編集はあるだろうけど。
著者にも農園ゼミに参加してある日突然変わったわけではなくて、その人たちとの接触頻度があがることで少しずつ行動が変わり、考え方が変化していったんだということ。
著者やその活動に興味はないけどそのことに興味はあったんでそういう意味ではよかったかも。
関係ないがAKBのメンバーの姉だったらしいがそのことは著者では一切ふれていない。 -
Posted by ブクログ
環境や周囲の大人とのすれ違いで渋谷を徘徊する難民高校生となってしまった著者が様々な出会いによってそこから抜け出せたのはたまたま運が良かったからなのかも知れない。誰にでも難民に陥る可能性はある。そして周囲の友人に恵まれなければ、努力だけでは抜け出せないことも多いと感じた。それだけにリアル。大人は彼らに何がしてあげられるか。
学校で彼らが接するであろう「先生」と呼ばれる人たちのほとんどは学生時代「ダメな子」ではなかったと思うので、正直荷が重い問題だと思う。では、誰が難民高校生を救えるんだろうか・・・。著者の活動が一人でも多くの若者に希望を与えてくれればと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ先日読んだ『日本の風俗嬢』にもあったのだけど、摘発を経て見えないところにどんどんもぐっていっているというのが本当に怖い。
無店舗型になることによって、より犯罪の温床となっている事実。
家庭の事情などが特には無い、普通の高校生がたくさん身を置いているということ。
見た目だけが一般化されることの怖さを感じる。
援交おじさんのようにねばりづよく声をかけ続けることの大切さと難しさ。
裏社会は少女たちを「商品」だから大切にしているのだが、表社会ではどんどん零れ落ちていく。
誰か一人でも、寄り添ってくれる大人がいたら。
また、自分の子供以外の子と関わることがないということ。地縁そのほかがなくなっている今現在、確かに無い。
身内に子供がいないと仕事を始めた段階で自分の生活範囲は大人だけの社会になるので、なんだか嫌だと感じていた。
子供がいるとかいないとかそういうことは関係なく、一度読んだ方がいい。 -
Posted by ブクログ
ほんと溜めは大事だ。
高校とかもうすごい遠くてでも振り返ってみると割と昨日のような感じもしなくもない。(未だに時々出席日数が足りなくて卒業できないかもって不安になってる夢をみたりする)
高校のときの世界はは家庭と学校のみでそこにおいての関係性を崩すと途端難民化するというのはよく解った。高校生で金銭的な溜めがあるこは稀だ。
あたしも家庭と学校以外の場ができたとき、そこがほんと居場所になった。
それ以前に出会った大人で自分に影響を与えたひとは皆無だ。
だから余計に生きる意味を失っていく。難民化した高校生が出会う大人の大半は彼女彼らの若さを商品として考えるひとたちなのだ。
でもいつなのかは分からないけど、きっと出会える。自分に影響を与えるひとに。
彼女も出会った。そして彼女の中で決して大きいとはいえないけど変化が起きた。その彼女にまた他のひとが出会っていく。
諦めそうになると思うけど、とりあえずこの本を読んでほしい。文章力がちょっと足りない感じがするんだけど、でも近い目線で描かれてるから伝わる。
あたしも思ってた。大人はあたしの気持ちなんて分からない。
今その大人にあたしがなった。リアル高校生とはなかなか接する機会がなくて、電車とかですれ違うだけだと、最近のこは何を考えてるのかなーって思ったりする。
あたしもそう思ってたことこの本を読んで思い出した。
「私じゃないとできないこと」はない。
でも「私だからできること」はある。
これに激しく同意。
誰にでもそのひとだからできることがある。
だから自分を諦めないで欲しい。
大人に余裕がない国は子どもに希望を与えること難しいんだろうな。子どもが希望を与えてくれてるっていうのは所々にあるんだろうけど、それを子どもが実感できるかできないかっていのもそのこにとってはとても大きなことな気がする。