不思議な設定だなー。人前で自分を演じてしまう男子(1人)と、二重人格の女子(1人)、という三角関係。基本は高校生の甘酸っぱい青春物語ではあるんだけど、やはり奇妙な「3人」の関係に、読んでいて不思議な感覚に持っていかれる。
三角関係といってもドロドロした敵対があるわけではなく、ちょっと変な言い方だけど、お互いを思いやるが故の「騙し合い」になっていて、そのもどかしさとすれ違う時間が妙味になっている。
あえていうなら、もう少し男子の設定&悩みを深掘りして欲しかった感はあるが、関係性の面白さで読みきれた。