倉田真由美のレビュー一覧
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2022年5月、夫・叶井俊太郎の「顔や体が黄色くなる」ことから始まった、私たち家族と「すい臓がん」の記録。
いまの日本において、「抗がん剤を打たない」という選択はとても少ないなか、叶井は抗がん剤を一切からだに投与することなく1年9カ月を生きた。 くらたまは言う。「自分の命や人生の在り方を決めるのは本来自分自身のはず。でも日本では一旦がんを発症すると自分の死に方、生き方が全部医者に丸投げになってしまうケースがほとんど。そうじゃない生き方ができること、何をして何をしないか自分で決めてもいいことに気付いて欲しくて筆をとりました。
〝自分で選べる〟って当たり前のことを、知らないままの人が多いんです」。 -
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テレビでそこまで言って委員会 に倉田真由美さんが出ていて
ご主人が抗がん剤を使わないで亡くなった
検索しても 抗がん剤を使わない過ごし方が
出てこなかったので 本にしました。
と言ってられて すぐに取り寄せました。
夕方に本が届いて 一気に読みました。
森永卓郎さん推薦
なんて書いてあるので 森永さんの前に亡くなられたんですね。
膵臓ガンだそうです。
抗がん剤は使わなかったけど
何度もステンドを入れる手術をされ
腹水もぬいておられる。
元気で会社にも行き 沢山好きなものも食べられたけど
痛みもあり 奥さんは泣いてしまう。
このご主人 ユーモアのある明るい方だったので
乗り切れたのか -
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久々に面白い巻だった。
ネットナンパ士Saiは、対局する女の子のことを最大限気遣う姿勢が感じられ、割と好感。ブルースのように自分の目標を達成する=打つためなら何でもありで、その後のフォローなしという姿勢と比べてしまうからかもしれないが。
中村ウサギの恋。ウリ専店に客として通っていたうさちゃん。22才下の男の子にうっすら恋心。セックスなしで通っていたが、ある日いつものように彼を駅まで送ったとき、「オレ今日降りない。一緒に寝たい」その日から三日三晩抱き合いまくって交際スタート。「少女漫画みたい」というくらたま。けだし!
不潔男の話は、自身ずぼらな私は同属嫌悪を感じたが、そいつに惚れただめんず -
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結末を知った上で読む闘病記は、やっぱり辛い。
夫が余命宣告され、標準治療をしないという決断をする。それを側で支え続けたくらたまさん。
あっけらかんとした本人の横で、グズグズと泣いてしまうくらたまさんがいいなと思った。
気丈に振る舞って涙も見せない…という人もすごいけど、泣くということで心が浄化される気がするし、内に溜め込まないことが自宅療養をする上で良かった気がする。
辛い中でも笑いが絶えないのは、叶井さんとくらたまさんらしい。
そういえば、お葬式も「らしさ」が溢れたものだったなと思い出した。
最期までその人らしくいられるのは、理想だなと思う。 -
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「すい臓がんと闘った」ではなく「歩んだ」という表現が、くらたまさん家族を表している。
旦那さんの食欲と、何よりも生きることへの執着がないことに驚く。
こんなにはっきりと「思い残すことはない」と言える人がいるのか。存じ上げない方でしたが、どんな風に考えて人生を送ってきたのか、頭の中と記憶を覗いてみたい気になった。
遺される家族としては寂しくもあり、救いでもあったのではないか。
そうか、抗がん剤を使わない選択肢もあるのかと思いつつも、自分や家族が癌に罹患したらどうするだろうと考えながら読んだが、すぐには答えが出そうにない。
残りページが少なくなると、容体も悪化し、最期に近づいていることが分か -
Posted by ブクログ
著者の漫画「だめんず・うぉーかー」に登場するダメンズに引っかかる女性たちを分析しているもの。漫画の方ではダメンズのキャラクターのほうに着目されている気がするが本書では、女性のどのような行動、考え方がダメンズを呼び寄せるか、恋愛のおいて良い関係が築けないのかについて分析している。女性が最初の暴力や付き合いきれないようなわがままに対してNOと言わないことが後々に大きな問題を引き起こしてしまうこと、そういった女性に男性は甘えさらにエスカレートしてしまうことが書かれている。大切なことは自分がどういう相手とどういう恋愛がしたいかを明確にすることのよう。くらたま自身もダメンズの経験があるようでかなり確信を