あらすじ
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住み慣れた家で“幸せな最期”を叶える方法。
「今、病院内で死に場所を探してる」
その日、入院中の夫からかかってきた1本の電話。何があったのかと驚く妻──すい臓がんで「余命6か月」と宣告されていた映画プロデューサーの叶井俊太郎さんは、このときの出来事がきっかけで、「家で死にたい」と妻に告げる。倉田真由美さんは、自宅で支えることを心に決めた。
自宅での640日間──夫はジャンクフードなど好きな物を好きなだけ食べるなど、食事制限はなし。仕事も遊びも継続。旅行に出かけ、ファッションにこだわり、寝たきりになることなく、妻に見守られながら住み慣れた自宅で息を引き取った。
最期の瞬間まで自分らしく生きた夫。妻はどう支えたのか? 自宅で“幸せな最期”を迎えるために家族は何をすべきか? “くらたま”が綴った在宅看取りの全記録。
◆2000人以上を看取った在宅緩和ケア医・萬田緑平氏による「在宅ケア&看取り」の解説付き
・在宅医療の病院を選ぶ時の決め手「看取り率」とは?
・「医療用麻薬」があれば痛みに苦しまなくていい
・最期まで自分の足で歩くための「歩き方」etc.
最期を自宅で迎えるために準備しておきたい「37のチェックリスト」収録
※電子書籍なので、本文中に書き込むことはできません。必要に応じてメモ用紙などをご用意ください。
(底本 2025年9月発売作品)
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Posted by ブクログ
読んでいて心がギュッとなる箇所がいくつもあったけど、タルタルのファミチキを食べさせてあげられなかったことをずっと後悔しているという話に思わず泣きそうになりました。
余命宣告を受けていても、それを体調の波とともに何度も越えてきていた叶井さんになら「明日がある」とくらたまさんが思うのもわかるし、自分もその状況ならきっとそう思っただろう、いや、信じただろうな…そんなことを考えて胸が詰まりました。
終盤、くらたまさんが「『夫の余命はそんなに長くない』ということに向き合いきれませんでした」と述べられていましたが、向き合いきれたと言える人なんて滅多にいないのではと思うと同時に「そもそも”向き合う”ってどういうことなんだろう?」という根本のところについてしばし考えさせられました(今はまだ、答えはこれっぽっちも出ていません)。
また、途中に挟まれる萬田先生のコラムの中で「最期の瞬間が大事なのではない(p191)」の項は何度も読みなおしたくなるくらい自分には響きました。
”生きているうちに、ありがとうを伝え合い「いい人生だった」と感じられていれば、穏やかな旅立ちの準備はできていると言えるのです。”
最期の瞬間よりも、生きているうち、気持ちを伝え合える”今”が大事なんだと改めて教えていただきました。