村山仁志のレビュー一覧
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『 勝手に「ラジオ」特集 #6 』
ー村山仁志さん『午前0時のラジオ局』ー
著者の村山仁志さん(何ィー、村山早紀さんの弟ォ〜!?)は、NBC長崎放送現役アナウンサーで作家業も兼ねていらっしゃいます。また、本作はシリーズ化更に舞台化され、本年3月に上演されたそうです。全く存じあげませんでした。
古びた洋館のラジオ局と深夜番組を舞台とする、6話からなる連作短編集です。新米アナウンサーの優とアシスタントの佳澄がパーソナリティを務め、コミカルな掛け合いが愉快です。実は番組ディレクターの陽一は幽霊(番組をつくる人が幽霊かよ!)で、ちょっと不思議なホッコリ系の物語です。
ラジオ業界は、斜陽 -
Posted by ブクログ
前作はテレビ局からラジオ局へ担当が異動となった新米アナウンサー・鴨川優君ですが、
だいぶ鍛えられてきた感じが楽しいです。
しかし、弱腰な性格は相変わらずですが。
山野佳澄ちゃんとの息の合った「ミッドナイト☆レディオステーション」。
読んでいて、ラジオを聴いている感覚になります。
深夜放送に聞き耳たてて、あれこれを想像するところは小説に似ているかもしれません。
さて、今回はさらに、心に響くものがありました。
いわくつきのラジオ局の、深い謎も出てきます。
陽一さんが、なぜ、ラジオ局から離れられないのか。
あとがきにもありましたが「生と死」について、
作者の村山仁志さんが、強く感じることがあって作