小椋アカネのレビュー一覧
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購入済み
もったいない
続編またはリメイクできないですかね。
連載で人気無かったのかな。
巻末にオマケで過去編載せてしまっていましたが、オマケじゃなくて1、2巻使って描いて欲しかったです…。
小椋先生は好きですが、雑誌連載時に応援できるほどの余力は無い社会人より。 -
Posted by ブクログ
例によって、続編を出してほしいなぁ、と思った
確かに、この巻だけで綺麗に話はまとまり、謎も解かれちゃいる
でも、続きが読みたい訳ですよ、小椋先生のファンとしちゃ
なので、白泉社のヤングアニマル編集部さん、今度、創刊する「ヤングアニマル レジタンス(仮)」で、この続きを描いてくれるよう、小椋先生にお願いしてもらえませんかね
雄々しい漫画ばかりじゃ、読者層が悪い意味で固定化しちゃうと思うんですよ
小椋先生なら、青年誌でも、他の作家に当たり負けしないだけの作品が描けるし、連載も出来るだけの体力もありますし、ね!!
まぁ、そんな半分冗談は脇に置くにしても、この『SANITY-ZERO』が、少女漫画として、結構、ズレているのは間違いない
『彼女になる日』も少女漫画っぽくないストーリー展開だったけど、それが面白かったのは確か
王道の恋愛モノが、読み手の心を掴めるのは間違いないけど、こういうズレのある漫画も楽しいんだよな、読んでいて
ざっくり説明すると、少女の姿をした人じゃない存在に、瀕死の青年探偵が助けられるんだけど、その代償として、下僕にされてしまう。拒めば、また死体に戻ってしまう。活動エネルギーは、彼女からキスで貰うしかないため、青年はロリコンの烙印を社会から押される事を恐れながらも、彼女の魔導書収集を手伝う。そんな中、少しずつ、自由奔放な少女の魅力に、彼は惹かれていく、こんな感じだ
基本は人と人じゃないモノのラブコメなのだが、何故、青年は殺されたのか、って謎も話が進むごとに明かされていき、最終話では予想もしていなかった驚愕の事実と大逆転が用意されており、小椋先生への好感度が高まること間違いなし
ほんと、単巻で幕引きなのはもったいない
もっと、伊織とヨミの恋模様と、魔導書絡みの推理ものが読みたいっす
話のキーとなる魔導書も、アイディアが結構、面白い
ベタではあるけど、欲を持つ人が道を踏み外すには、十分、危険な能力を秘めている点も、続きを読みたいって衝動を強めてくる
どの回も良い印象だけど、私的にオススメなのは、巻末のオマケである「三年前・・・」だ。これを読む事で、何故、ヨミは伊織を好いているのか、が分かる
あえて、ケチをつけるなら、もうちょいページを増やしてほしかった
マリリンさんは、伊織が村を潰した、と言っていたけど、どうやって、潰したのか、そこが気になるぅ
この台詞を引用に選んだのは、ヨミが伊織に惚れ直すだけあるな、と思えるものなので
聞きようによっちゃ、大人のエゴ、と思われるものかもしれない
けど、大人が子供を守るのは当たり前だ
いざって時に、子供を守れない大人に価値はない、と言ったら、さすがに大袈裟だろうか -
Posted by ブクログ
殿堂入り、ありがとうございます、小椋先生
りべるむ先生の『三十路とレディ』でも大泣きしたってのに、この最終巻を読んだら、自分でもどっから出てるんだって吃驚するくらい、大粒の涙が出ること、出ること
すっかり、心のデトックスが叶ってしまった。しばらくは、世界が少しは美しく見えるかもしれない
好みは、ほんと、人それぞれで、どっちが優れているか、そんな野暮な事で、他のファンと言い争いなんぞはしたくないが、私はanotherより、コッチの方が感動した。もちろん、anotherも心にガンガンと響いた。どんだけ感動したか、それはレビューを読んでいただければ、分かると思う
「性転換」、正直なとこ、少女漫画、しかも、恋愛ものにゃ不適なテーマかもしれない
そんな難しい命題に挑み、最後まで投げ出さず、自分だけの答えをちゃんと出した。なら、私は読み手として敬意を払い、その証明として、殿堂入り作品になってもらった
これ以上ない、って思うくらい、最高のハッピーエンドだった。数多ある可能性の中で、最も素晴らしい結果に辿り着いている
「羽化」っていうオカルト的な現象こそ、ストーリーの基盤になっちゃいるけど、展開にはリアリティがあるように感じた
どんな問題が生じるか、その問題をどう乗り越えるか、行動もそうだが、キャラクターらの心が動く様には現実感があり、読み手を一瞬たりとも白けさせない
独創的なストーリーなので、良く言えば「王道」、刺々しい言い方をするなら「ありきたり」な少女漫画が好きで、あまり冒険はしたくない漫画読みには苦手意識を抱かれてしまうかも知れないけど、この『彼女になる日』は、確実に新たな扉が開かれる
一読の価値は大いにある。読まなきゃ損なんて、つまらない事を言うつもりはないが、ぜひ、読んでほしい、と願ってしまうだけの作品だ
安っぽい意見かもしれないが、私は誰かを好きになる際、性別は特に大事じゃない、と思っている
本気で好きになるってのは、性別、性格、性質、性癖、それら全てを含めた、相手の人間性の全てを愛おしく感じるってことだ
真実の愛なんて、およそ恥ずかしくて言えないけど、少なくとも、大小の問題から逃げず、相手の全部を受け止め、覚悟のある行動をした間宮と三芳を繋いだのは、真実の愛だ。そして、その真実の愛が血肉ある存在として、この世に祝福されて生まれた、これをハッピーエンドと言わずして何と言えばいいのか
『三十路とレディ』はアニメ化してほしい作品だが、この『彼女になる日』は、ドラマ化してほしいなぁ・・・・・・できりゃ、ジャニーズは起用しないで
ジャニーズに恨みは微塵もないが、ジャニーズのイケメンを使うと、その俳優目当てで観られて、話の良さが霞んじゃいそう。まぁ、イケメン俳優程度に負けるストーリーじゃないって自信もあるんだけども!!
どの話も、三芳夫妻のイチャつきに、砂糖を吐きそうになる。その中でも、オススメなのは、最終話「羽化」だ。一番に大切なものの為に、それ以外を迷うことなく手放す決断を下せた間宮、そんな最愛の人の覚悟を受け止める器の大きさを魅せてくれた三芳を繋ぐ、永遠のライバル関係や、二人の愛の結晶たる寧々ちゃんの可愛さが反則的ってのも推す理由だが、何より、179pには恭介の奈央と生まれてくる子に対する、純粋な愛情が詰まっていた
この台詞を引用に選んだのは、上記したシーンに負けないくらい、恭介が奈央を本気で大切に思っているか、が読み手に伝わってくるからだ。上手く言えないが、カッコ悪いがカッコいい、ってこう言う事だと思う。こんな愛情を真っ直ぐに伝えられて、嬉しくない人はいねぇよ。惚れ直しちゃうに決まってる -
Posted by ブクログ
本編より先に、anotherが完結とは、これまた如何なる事か
まぁ、感涙してしまった手前、文句はないんだが
ほんと、グッとくる少女漫画だった。これもまた、むしろ、男が読むべき少女漫画の名作。女体化、そんな少女漫画らしくない、正直なトコ、抵抗感が生じる可能性がある設定ではあるが、そんな食わず嫌い、読み始めてしまったら、呆気なく消し去られる
恋心は、元・男とか、そんな小さい事じゃ止められはしない。好きになったら、性別は、障害として意味を成さない。逆に、何が問題なのか、と問いたい。確かに、同性愛は世間に完全に認知されていない感はある
けど、周りがとやかく言おうが、自分達の気持ちが一番に大事だろう。性別もひっくるめて、相手が好きなら、堂々としていればいい
周囲が「間違っている」と自分の常識から詰ってくるのは、同性愛者が迫害に怯えているからだ。私はこの人が好き!!その気持ちを堂々と表明していれば、その本気は周囲に伝わり、正しい事を言うのに酔いたいだけの人はたじろいでバツの悪さからすごすごと引き下がるし、応援してくれる人たちだって現れる
結局、病気だけじゃなく恋愛だって気の持ちようなのだ
男から女に変わっていく、その現実は簡単に受け入れられるものじゃない。思春期の中学生なら尚更だろう
その繊細な悩みが、このanotherでは描かれており、この辺りが私が男も読むべき、とお勧めしたい理由だ
男のカッコ良さは色々とあるが、惚れた相手を悩みごと受け止められるか、その器のでかさは大事だ。一緒に苦しめ、と言う訳じゃない。自分がどうしたいか、を必死に悩む相手が、ふとした瞬間に崩れそうになった時、サッと支える事が出来る位置に留まり、心の拠り所になってやれるか、そこで男の価値が決まると言っても過言じゃない、と思うが、どうだろ、女性の読み手さん?
女子用の制服やスク水にドキドキし、歯止めが効かなくなる事、相良を欲望のままに傷つけてしまう事を恐れ、わざとらしく冷淡に接する、そんな男子中学生らしいカッコ悪さを晒しながらも、いざって時は躊躇わずに動ける成海は、この時点で、男からしてもかなりイイ男
つくづく、恋ってのは、不意のタイミングでストンと落ちるモノ。けど、後で考えてみると、日常のちょっとした事で、穴に向かって徐々に道が傾いていって、少しずつ、心が転がり始めていたんだな、と気付く
どの話も好いが、個人的に最終巻の質を高めたのは、相良と母親の確執に迫り、相良が成海に背中を押され、自分を縛っていた呪いを断ち切る第十四話「白雪姫の目覚め」だ、と感じる。トントン拍子に進めば言う事なしだが、恋ってのは、そんな思い通りに行くもんじゃない。羽化、この大問題があるだけに、相良と成海の恋は、これくらいのトラブルがなきゃ前に進まなかっただろう。親を大切にするのは子供としちゃ当たり前、でも、親離れはしなきゃいけない。それは大人になる上で必要な事なので、子供が気に病む必要はないし、親も親で子の負担にならないようにすべきだ、と思う
この台詞を引用に選んだのは、これこそが『彼女になる日 another』の良さを表現尽しているから。極端な話、この台詞をアピールしたくて、こうも長々と感想を書いたと言っても過言じゃない。好きな相手と一緒にいたい時、「性別」で悩まずに済む未来を、子供に渡せる努力をするのが、私達の仕事だなぁ、と思える力のあるコトバだった -
Posted by ブクログ
こう評するのが正しいか、自分でもハッキリ言えないが、まぁ、ぶっちゃけると、地位も名誉もそれなりにあって、そこそこ立派な立場にいるオッサンが、「同性愛」について野次を飛ばして問題になるような、この時代に合った作品だろうな、この『彼女になる日』は
もちろん、小椋先生に、そんな風刺めいた意図がないのは承知している。私が、勝手に感じているコトだ
とは言え、「羽化」って言う、恋愛漫画としても少女漫画としても、実にスッ飛んだ設定に、振り回されないだけの足腰が先生にあるのは確かだ。どっちが優れているか、白黒をつけるつもりはないが、『ツイテル彼女』の二区先生に負けていまい
文字通り、もう一つの物語である、『彼女になる日 another』を同時連載しているからこそ、先生の地力は上がってきているんだろう
何より、ストーリーが、『日々蝶々』や『ハル×キヨ』、『富士山さんは思春期』に劣らないくらい、正道ってトコもグッと来ている
好きだからこそ、相手に素直な気持ちを伝えられない
どんなトラブルに見舞われても、「好き」が自分を支えてくれる
相手が自分を丸ごと受け入れてくれるからこそ、好きになれなかった自分と向き合う勇気を貰えた
そんな男も女もハマるストーリーを、高い画力と、ちょっとHい描写が土台の下から支えてくれている
改めて、漫画ってのが、話、画、登場人物の個性、それらのバランスの良さが優劣を決めるのだ、と思い知った
「好き」ってキモチは、体から生じるのか、心から芽生えるのか、それは乱暴な言い方だが、人それぞれだと思う。どっちにしたって、相手に対して「特別な好き」を抱いたのなら、真面目に考えるべきだ。両想いになるなら、それが一番だが、世の中には内に秘めて、時間の流れが解決してくれるのを待たなきゃいけない状況と状態もあるから、適当に応援できないが、私は本気を見せてくれる相手に、本気で応えてくれる人間に惚れたい
悪い引っ張り方をせず、読み手を感涙させるラストで締めてくれている、この2巻だが、どうにも、3巻は更なる波乱が待っていそうだな、と次巻予告から感じた。家柄を重視する人間の格を貶める発言をする権利は私にはないが、少なくとも、家族の一員が本気で愛した相手を罵倒する親族がいたら、私は手の骨が折れてもいいから、ブン殴るね、
どの回も、ある意味、新たな扉を開くだけの力があるが、個人的なお勧めは、三芳さんが男としての意地を見せる第九話だ。決めるべきに決められない男に、女は惚れるか?
この台詞を引用に選んだのは、相手の本質をしっかりと見る大切さを力強く伝えてくれるから。性別くらいじゃ、「特別な好き」、それを霞ませる事すら出来ない -
Posted by ブクログ
男子から女子へ肉体が変化する「羽化」って現象の設定が面白く、なおかつ、それをストーリーで巧く活かしている、と感じる
また、線一本が丁寧に描かれている印象を受け、性別の反転から生じる特異な色気を醸しているようにも思えた
本家(?)である『彼女になる日』と比較すると、斬新さやインパクトにこそ欠けるが、奇妙な三角関係が成立している分、ストーリーに厚みがあって、読み手に「続きが気になる」と思わせるだけの力がある
各々が、自分の恋心を把握できない、当たり前の事をしっかり描いている点も、高評価。特に、成海が元・男でライバルである相良の、否定しきれない変化に戸惑い、アタフタする様には愛おしさすら覚えた
終盤で起こった、三人の均衡が崩れかける事態、これが今後、どう効いてくるか、が期待できる
しかし、困った事に、この『彼女になる日 another』(2)、読み切りの『Sの回顧録』が本編を丸呑みするほどにインパクトが強い
少女漫画としての枠にギリギリで収まっている、SMを題材にしている、アブノーマルな恋愛漫画
恐らく、どノーマルである小椋先生が描いているからこそ、SMの異常性が際立っているんだろう
ちょっとした事で、違う世界の扉を簡単に開いてしまい、これまで歩いてきた道を呆気なく逸れてしまう年頃の高校生の男女を主軸に据えている点が、また好い。ヒロイン側がMってのも、個人的にはポイントが高い
改めて、SMの奥深さを感じた
一度こそ踏み止まったものの、自分の皮一枚下にある欲情と合った目が外せなくなったゆえに、境界線の向こう側へ跳んでしまった夏川、「欲しい」と言う感情を抑制できず、相手からの愛(痛み)を懇願し、ついには無垢な少年に毒牙を突き立て、己の世界に絡め取った櫻井の、救いはないが満たされ続ける「これから」が実に気になり、むしろ、この読み切りをベースにした連載を開始して欲しいほど。この二人だけでなく、SMの魔性に魅せられた他の咎人の話も盛り込んだ短編集であると、もっと嬉しい
この台詞を引用に選んだのは、これもまた、二人で育める愛の形の一つか、と感じたので。愛の求め方、「好き」の表し方、それは十人十色。SMは、確かに、その世界を理解できない、知ろうとする気のない人からしたら、気持ち悪いだけだろう。だけど、この世の全員が全員、同じ愛し方、愛され方をするようになったら、それこそ、気持ち悪い事もない。相手を傷つけ過ぎず、裏切らず、周囲の人間に迷惑をかけないのであれば、愛情表現に規制をかける必要は、現実にもフィクションにもない、と私は思う -
Posted by ブクログ
性別反転、容姿変態、どこぞの成年向け漫画か、とツッコミを入れたくなる設定だが、ところがどっこい、ガッツリ少女漫画である
もちろん、そんな設定なのでヒロインは女性のそれとは違う、『エロス』をその肢体から発しているのだが、絵柄と精神面の変容や機微を前面に押し出している感が割かし強めなので、上記のようなツッコミはしないで済んだ
ただ、小椋先生に関しては「チャ、チャレンジャーだなぁ」と読み初めで思った
少女漫画の題材に、これを持ってきちゃうってのは、漫画家として相当な自信と覚悟、ちょっとの恐怖を持ってなきゃ挑めないだろう
第一話で綺麗に纏まっているのだが、第二話からも面白さを乏しくさせず、三芳と間宮の気持ちの揺れを緻密に描き続け、最終話で、読み手に一話以上の満足感を与えて、見事に締め括っている
新しい事に挑戦している、って意味でも面白く、衝撃を覚えられる少女漫画
設定がコレだから薦める訳ではないが、女子よりは男子に読んで欲しい一冊である
何と言うのか、『好き』って感情は理屈じゃないって力強く断言された気分になった、いや、なれた