久美沙織のレビュー一覧
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グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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Posted by ブクログ
“鏡よ鏡、かべの鏡よ。この世で一番美しいのは、だれ?” 魔族最後の生き残りである美しき妃・ジュリアナはそう尋ねずにはいられなかった。けれども、その美しさは永遠には続かない。次にいちばん美しくなるのは、母妃を早くに亡くした王の末の娘・白雪姫だった―― “世界でいちばん美しくなければいけない” 次第にその美しさを失っていく黒の女王と、無垢なるがために何も知らない白雪姫。二人の運命はすれ違っていく。“世界でいちばん美しくなければいけない” なぜ、どうして? その悲しい理由とは――? 世界的に有名な童話「白雪姫」をモチーフに、人気作家・久美沙織が、お妃様とラストに大胆なアレンジを施した誰も知らないプリンセスストーリー! 涙なしには読み切れない!
つばさ文庫の来月出る本をチェックしていて、タイトルに惹かれました。白雪姫のお妃さまが主人公みたいな話なのかな? と。サト1と一緒に購入。
で、で、で。文句なしで★5です! もうもうもうラスト~~~~(´;ω;`)!!!! 私はやっぱり「救済する少女」のモチーフに弱過ぎる。そして悪役が救われる展開に弱過ぎる!! でも白雪姫のお妃って私にとってはわりと情状酌量の余地のない典型的な悪役で、例えば八犬伝の玉梓が好きー、みたいにならなかった、そこまで好きじゃなかったんだけど、このお話はオリジナルの女王、女王と言うモチーフから設定を作り上げた、一人の哀れな、けれども孤高にあって強く生きようとする女だったので、大好きに……弱い!ツボですこういうキャラクター設定><!! あと、“黒の女王”と言う語感はどうしてもLiarsoft・桜井光先生の「漆黒のシャルノス」黒の王ことMを思わせて、途中の小人たちにより解説もまんまMやん…(; _ ;)と、シンクロハンパなかったので余計に共感がつのりました。・゚・(ノД`)・゚・。 Mは消えなかったけど、女王……。・゚・(ノД`)・゚・。 きっと鏡なんかじゃなくて、誰かに、とっても綺麗な白雪姫に「綺麗」って、きっと言ってもらいたかったんじゃないかなあ…そう感じる。
引用にもあげようと思いますが白雪姫をリンゴで毒殺したところなんかほんと、読んでて泣いてました。職場でだったので泣かなかったけど、眦は濡れてたし鼻水出てました(´;ω;`)
女王のことばっか書いてますがもちろん白雪姫がとんでもなく可愛いぞーーぐおーーっ!! 挿絵もポップでライトでキャワイイです! フランツ王子との淡いラブもたまらんキャワイイ! しかし王子もその従兄弟で龍騎士のエルフィンも出番少ないのにかっこいいのよお。エルフィンタレ目で泣きボクロとかこれだけの登場じゃ勿体なさ過ぎるイケメンさんやでえ…そして森番もちょおかっこよかったです、オオカミさーん! 忘れちゃいけない7人の小人たちも可愛い><! あとそれからサブキャラクターの王様やお妃さまたちもいい人達だったので胸が暖かくなりました……
ほんとうに、素晴らしい作品に出会えて良かったです! これを読んだ子供達が、悪役のことについても考えてくれるようになればいいなあ、と思います。そのキャラクターにはどんな過去があったのかな? とか、どうしてこうなっちゃったのかな、とか。物語はそういうところから紡がれていくように思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレたまたま近所の小さめ本屋さんに平積みだったので新刊と思ったら、2001年に出版してたのか。
全く知らず、表紙とタイトルからは想像もしにくいパンデミックもの。
パンデミックといえば、わたしは篠田節子さんの夏の災厄を思い出すけど、あちらとはまた種類の違う病でした。
スタートが近未来? 日付分からずでも何か隔絶され、人口も減り平均寿命もかなり短くなってしまったと思える状況。
そこから遡って1997年。
鳥の埋葬から始まるのでてっきり鳥インフルと思いきや(しかも調べたらそもそも鳥インフルエンザって1997年に香港で人の感染が確認されたそうな)まさかの方向性。アスペルギルスとか…
こわーって思ってたら仕事でたまたま古い機械を触る機会があって震えました。だってカビついてるんだもの。
さてかなり短めなのでさっくり読み終えてしまった。も少し膨らませられるかもだけど、あえてここで止めてるんだろうと思いつつ、もう少し読みたかった気がします。
師弟コンビが大好きになったので。特に教授! -
グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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Posted by ブクログ
【書店の「どんでん返しフェア」的なポップにつられて買った直後に夏風邪で倒れ、寝込んでいる間に読んで若干後悔した3冊の本その③】
実はこの小説には後悔させられていない。他の人のレビューを読むと、後悔させられた人は少なからぬようだが。
パンデミック系の小説の何が好きって、個々の罹患から発病そして大流行に至る科学的な機序についての詳細でマニアックな描写ほど面白いものはない! 私はそういう読み方をする読者なので、この小説がパンデミック系にしては淡々としすぎているとか、結末が簡単に予測できてしまうとか、涙なんか全然出てこないという点は全く気にならない。むしろ大げさなパニック展開よりも、淡々とした描写のほうがひしひしとリアルで怖い感じがして悪くない。
コバルト時代の『おかみき』以来、この人の作品はほとんど読んでいないが、バリバリ少女小説の『おかみき』でもけっこうこってりとウンチク描写をしていたっけ。あの小説に出てくる「ねこり」こと「稲子さま」こと「菅原稲子」ってのが筆者の本名だと知った時は、その歪んだ自己愛に大爆笑したもんだなぁ。 -
グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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Posted by ブクログ
この夏中に読むというつもりが、読んだ読んだ。10日で10巻読み終わってしまった。まあ非常に読みやすい文章ではあったしお盆休みもあったけど、ハイスピードすぎたかな?文章に勢いがあったからそれに乗っかっちゃった感じ。でも時間経過的には一年かそこらのことなんだよね。未来ちゃん×朱海さんに関しては全くスローで、まあカマトト全開(ホントに知らないのはカマトトとはいわないのかな)で、でもあんまり腹立たないのは、あのあーでもないこーでもないと考えすぎちゃう性格、私も同じだからか?( ̄▽ ̄;)私はカマトトではないが……。
とにかく、ん10年ぶりに読んでも楽しめる名作でした。買い直してよかった。ひとつだけ言うとすれば、校正ミスと言うのか、洩れというのか、字に間違いが多かった。あたしがあしたになってたり、明らかに文章がつながらない言い回しがあったり、読んでてこんなに気になる本は初めてだった。大急ぎで発売だったのかしら? -
Posted by ブクログ
実は長編ではなく“中編”。
少年が夏休みの宿題に書いた「いつか青い海を見に行った思い出」をクラスメイトの少年が「嘘だ」と詰る。子供たちにとって「海」が青いことは知識でしかない。
近未来、人類は夜しか活動できなくなっており、平均寿命は現在の約半分の長さになっていた。太陽の光を浴びることは死を意味した。なぜそんなことになったのか。破滅へと向かうその端緒は、野鳥の大量死で示されていた……。
もしかしたら、あり得ない話ではないかもしれない、そう思わせる作品。抒情的に淡々とした筆致で描かれているが、読後感は殊の外、重かった。
期待以上の感。税込400円(当時)はバーゲン価格だろう。 -
Posted by ブクログ
80年代に書かれた「お嬢様のカルチャーショック学園モノ」。
前半は、主人公・未来のお嬢様学校「華雅学園(コテコテ)」時代。
…「マリみて」80年代ヴァージョンの世界がありました。
が、正直マリみてと違い、最初の未来ちゃんはかなりイッてます。
「お姉さま」に近い存在の麗美さん(これもコテコテ)
に対しての感情は正直「崇拝」に近い。
彼女が「いい」とえいば何でも「いい」と言いそうな勢い。
正直こんな目で見られたら見られるほうはウザいだろう…
そんな未来ちゃんが庶民の、むしろ庶民でもちょっと落ちこぼれ意識の強い
「森戸南女学館」に転校させた彼女のお父さんの気まぐれは
わからないでもない。
この学校で彼女と周りは価値観の違いにお互い戸惑い、
未来ちゃんはいじめにも遭いながらも(ただしあまり湿っぽい描写はない)
どんどん「自分で考え、決める」子に成長していくんですよね。
最初はちょっと互いに軽蔑の目で見ていたこの学校の「うらら」と
どんどん距離が縮まっていくさまが面白い。
あることをきっかけに、でなく若干それもあるものの徐々に、な感じなのが
リアルです。
彼女のような子とも「親友」になりながらも、華雅時代がないがしろになる
わけではないのも良いですね。
未来ちゃんは仲の悪い子を「○○のばか」とか、いじめられるのはいやだから
朱にそまっていた(赤か白にならないって意味ですね)てのもいわゆる
「いい子」してなくていい。
そんなところに「おとこのこ」朱海さんも惹かれたのかも。一目ぼれかもだが。
続刊もまだまだあるので楽しみ。
余談ですが「おたく」とか「あん?」は80年代の言葉だったのね…
「太陽にほえるかた(故・石原裕次郎さんを指してます)」は噴いたが。