久美沙織のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
80年代に書かれた「お嬢様のカルチャーショック学園モノ」。
前半は、主人公・未来のお嬢様学校「華雅学園(コテコテ)」時代。
…「マリみて」80年代ヴァージョンの世界がありました。
が、正直マリみてと違い、最初の未来ちゃんはかなりイッてます。
「お姉さま」に近い存在の麗美さん(これもコテコテ)
に対しての感情は正直「崇拝」に近い。
彼女が「いい」とえいば何でも「いい」と言いそうな勢い。
正直こんな目で見られたら見られるほうはウザいだろう…
そんな未来ちゃんが庶民の、むしろ庶民でもちょっと落ちこぼれ意識の強い
「森戸南女学館」に転校させた彼女のお父さんの気まぐれは
わからないでもない。
この学校で彼女と周りは価値観の違いにお互い戸惑い、
未来ちゃんはいじめにも遭いながらも(ただしあまり湿っぽい描写はない)
どんどん「自分で考え、決める」子に成長していくんですよね。
最初はちょっと互いに軽蔑の目で見ていたこの学校の「うらら」と
どんどん距離が縮まっていくさまが面白い。
あることをきっかけに、でなく若干それもあるものの徐々に、な感じなのが
リアルです。
彼女のような子とも「親友」になりながらも、華雅時代がないがしろになる
わけではないのも良いですね。
未来ちゃんは仲の悪い子を「○○のばか」とか、いじめられるのはいやだから
朱にそまっていた(赤か白にならないって意味ですね)てのもいわゆる
「いい子」してなくていい。
そんなところに「おとこのこ」朱海さんも惹かれたのかも。一目ぼれかもだが。
続刊もまだまだあるので楽しみ。
余談ですが「おたく」とか「あん?」は80年代の言葉だったのね…
「太陽にほえるかた(故・石原裕次郎さんを指してます)」は噴いたが。 -
グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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試し読み
Posted by ブクログ
ネタバレそういえば外伝を読んでいなかったことに気づき、読み始めているのだ。これは草原の話。
グル族にリー・オウという美しい娘がいて、アルゴス王に見初められ側室となる。で生まれたのがスカール。実はリー・オウはその前に一人生んでいる。父は不明で、子はたてがみがあった。ウマ娘ならぬウマ男。リー・オウには死産と伝え、子は羊飼いに養われていた。終盤で二人は出会い、二人で去っていくのであった。なんなのだ、これは。残されたスカールの立場は。スカールだって息子なのにw
で、リー・オウは美しすぎて兄にも慕われ、邪推した兄一人は追い出された。のが復讐のためやってくる。のをスカールたちが追い払うのであった。これがスカールのグル族を率いた初陣。リー・ファとも出会う。
シェアードワールド作品、というらしい。 -
Posted by ブクログ
「読み終えて初めてわかるこのタイトルの本当の意味にあなたは必ず涙する!」
函館の蔦谷書店で、帯の惹句にひかれて衝動買い。
ええ、こういう惹句に弱いんです。
アタリもあればハズレもありますが。
ジャック・アタリ…なんちて。
タイトルから、ハートウォーミングな恋愛小説かな、と想像しましたが、帯の裏を見ると
「この作品は科学的に裏付けされた本当に起こる可能性のある終末の物語です。そして本編を読み進めていった先に待っている『いつか海に行ったね』という言葉。この言葉の重さそして切なさを知った時涙を流さずにはいられないでしょう。」
とあり、読んでみると、果たしてこの世の終末の物語でした。
新潟の海で野鳥が大量死しているのが見つかり、都内のマンションで次々と住人が死に、それがどうやら特定のカビが原因で起きる感染症らしいということが分かって来ます。
その致死率は何と95%。
治療法は皆無です。
では人類はどういう選択をとるのか―というのが物語のおおよその流れです。
最後に出て来る、「いつか海に行ったね」の言葉が痛切です。
ただ、正直なところ、涙を流すまでは…。
でも、たとえば登場人物の一人である守口真紀子が、抗いがたく人生の坂道を転がり落ちていく描写などは迫真もので息をのみました。
久美さんは「小説ジュニア」でデビューして30年以上のキャリアですから、さすがに読ませますね。
ちなみに惹句にもありますが、本書は現実に起こり得るパンデミックなのだそう。
専門家の協力も得ており、「パラサイト・イブ」で一躍文名を馳せた瀬名秀明さんにも助言をいただいているそうです。
興味のある方はぜひ。 -
グイン・サーガ外伝23 星降る草原
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