天野頌子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
“「三井は随分、祥明のことを信用してるんだね」
「えっ」
三井は少し照れたように、頬をほんのりピンクにそめる。
「だって年末、あたしが困ってた時も店長さんが助けてくれたでしょ?だから、きっと今回も何とかしてくれるよ」
少なくとも祥明に対する好感度はかなり高そうだ。
うちの高校の女子の大半は店長か倉橋怜にあこがれているんだから、そんなの普通だよ、という江本の言葉を思い出す。
そうおす、これが普通なんだよな。気にしたって仕方がない。
「そうだね。ありがとう」
瞬太はもやもやする気持ちをふりはらってうなずいた。”[P.130]
5巻目。
纏めにかかってる感じがなくもない。
三井ちゃんの想い人の件はクラスメイト達の考えが外れる方向がいいなぁ。
P.65が引っ掛かる。言った相手が祥明だから照れたって風には受けとれない……(受けとりたくない)。
表紙絵の私服祥明さんがなんか新鮮。
“「とにかく落ち着け。あとはおれと初江さんで何とかするから、おまえは先に王子に帰れ。あ、電車に乗る前に妖怪メイクは落とした方がいいぞ」
「服がボロボロの浴衣なんだけど……」
「コートはどうした?」
「庭に忘れてきた……。手袋はあるんだけど……」
五秒ほど沈黙が続く。
「……いいか、おれは劇団員だ、って、自分に言い聞かせるんだ。自分が信じることが大事だぞ。京浜東北線でも堂々としていろ」
「そんなの無理だよ、おれ劇団員じゃないし」
「仕方ないな。コートは回収しておくから、吾郎さんに車で迎えに来てもらえ」
「うう、そうする」”[P.225]