永田礼路のレビュー一覧
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良かったの1言
偶然再会した幼馴染とルームシェアしながら、理系と文系の考え方の根本的な違いに気が付くお話でしたが、これだけ違う考えの二人が、妥協点を探せるところに愛を感じました。
そして、いままで自分が理系か文系か、あんまり考えた事はなかったのですが、どっちかと言うと理系よりなんだとよーーーーく分かりました(笑)歴史も地方文化も大好きだけど、パスワードはきっちり管理したいし、隙間にピッタリ嵌まる家具を愛してますから!
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購入済み
壮大な世界
上田早夕里のSFをおもわせる壮大な世界観が素晴らしい。第一話の羽が生えた少女の話も同じ上田早夕里の「リリエンタールの末裔」を思い出してしまった。遺伝子操作がまかりまちがうとどのような結果をもたらしてしまうのかを、端的に表現している。重いテーマにも関わらず、必要以上には力を入れず淡々と描いているところもとてもいい。
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購入済み
深い
絵が上手い!見やすい。そして表情が凄い。
内容もハッピーでは済まないけれど、どこかに落とし所が有る。
説明的でないのに、絵と台詞で深く物語が語られる。
このような作品がもっと巷に有って良いのにな・・・。と思います。 -
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人間以外の尊厳がない世界
遺伝子操作が珍しくない技術となった世界観で、人間が"人間"たるにはどうあるべきかが明確に法律で定義されており、そこから外れた者は文字通り物扱いを受けるというシビアさ。
そんな中で操作師として生計を立てている本当に"人間"なのか怪しいおっさんと、混じりっ気なしの人間である青年のコンビがなんやかんやする話。
旧版も持っていますが、この新装版との違いをあまり見つけられませんでした。
個人的には退廃的な世界観や、"人間らしく"ふるまう人たちのかけあいが好きです。 -
購入済み
素晴らしい!
これは素晴らしい作品。
人間と動物の遺伝子が入り混じり、獣化する現象が起きる世界。
それを、遺伝子的な観点と、法的な観点、さらには商売とする企業が存在する世界を描いている。
遺伝子的なところは難しくてよくわからないが、話にリアリティを与えているのは間違いない。
登場人物たちは、主人公も含めいずれも陰のある人たちばかり。
とはいえ、主人公周辺はそれでも普段明るく生きているところもいい。
絵はかなりキレイで、かつ独特の情緒がある。
これもいい。
そしてなんといっても1巻ラストのワニの話。
これが本当に素晴らしい。
この話だけなら星5つ、いやそれ以上の価値があると思う。
新鮮かつ練り込ま -
ネタバレ 購入済み
不思議な世界観
遺伝子操作が発達して人間という存在の定義があいまいになった世界で起こるSFストーリーの第一巻。
主人公の音喜多は遺伝子操作を生業とする生体操作師の仕事をしている。
しかし彼は警察から目を付けられている。
時には自分の体を実験体にしながらも仕事をしている。
海に沈んだ町には人間と様々な生き物のキメラたちが身を寄せ合ってくらしている。
その中で生きている音喜多が今治療しているのは2年前に左腕が鳥の翼になった少女、ユズだ。
彼女の体を治すために警察に追われながらも治療する音喜多だったがユズは体が治った時のの不安にさいなまれていた。
つらい生い立ちだけに一人になるのは嫌な彼女は音喜多にす