螺旋じかけの海【新装版】(1)

螺旋じかけの海【新装版】(1)

660円 (税込)

3pt

「ヒトの線引きからあぶれた生き物を好きにしていいのなら、私も私を好きに扱っていいだろう――?」
遺伝子操作が産業として発達し、人間であることの線引きを自由に操作することすら可能となった世界。
水没した街の残骸で暮らす人々の中には、人間以外の動物の遺伝子を持つ「劣った」者が存在する。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多(おときた)。
自身も何種もの異種遺伝子を抱え、自分を実験体にし続け生きる彼の元に、様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。
「人間と他の生物を分かつものは何か」月刊アフタヌーンで不定期連載された読切連作、作者再編集によるデジタル新装版として配信(内容は2015年10月に配信された講談社版とほぼ同一です)

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  • 螺旋じかけの海【新装版】(1)
    660円 (税込)
    「ヒトの線引きからあぶれた生き物を好きにしていいのなら、私も私を好きに扱っていいだろう――?」 遺伝子操作が産業として発達し、人間であることの線引きを自由に操作することすら可能となった世界。 水没した街の残骸で暮らす人々の中には、人間以外の動物の遺伝子を持つ「劣った」者が存在する。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多(おときた)。 自身も何種もの異種遺伝子を抱え、自分を実験体にし続け生きる彼の元に、様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。 「人間と他の生物を分かつものは何か」月刊アフタヌーンで不定期連載された読切連作、作者再編集によるデジタル新装版として配信(内容は2015年10月に配信された講談社版とほぼ同一です)
  • 螺旋じかけの海【新装版】(2)
    660円 (税込)
    「僕らは皆 いつか死んだ誰かでできている――」 遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。 寿命が迫る異種遺伝子キャリアが最後に残したいものはーー「花と揺れる嘘」。代々伝書鳩を操る異形の一族たちの矜持――「金色を渡る鳩」。急遽「出荷」が決まった食用人魚の行く末はーー「人魚が融ける指」。3編を収録。 ※現在配信中の版は、2016年12月に講談社から発行された単行本と同内容を作者により再編集したデジタル新装版になります。
  • 螺旋じかけの海(3)
    660円 (税込)
    「俺たちは誰も祝福などされていない 生きることは ただの呪いだ」 遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れる――。 死んだ祖父が少年に遺したペットは皆に疎まれるキメラ動物だった――「魔女の語る森」41P。 音喜多の相棒・雪晴、その少年時代そして二人が出会うまで――「烏(からす)を屠(ほふ)る旅」91P。 2編を収録。 アフタヌーン掲載後単行本未収録だった「魔女の語る森」、描き下ろし長編「烏を屠る旅」 作者私家版として、3年半ぶりの続刊!
  • 螺旋じかけの海(4)
    660円 (税込)
    「ただ異なっているだけで人を踏みにじっていいのなら あたしだって世界に復讐する権利があるはずよ」 遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。 遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れる。 基準外キメラの連行が続く街で、よく当たると評判の盲目の占い師が現れた──「千を視る蛇」66P。 合成酵母菌による密造麻薬が流行る水没街、薬屋の女店主の秘密とは──「樽の中の芥子畑」64P。 上記2編+番外編「午後の海上にて」を収録。作者個人制作による続刊です。
  • 螺旋じかけの海(5)
    770円 (税込)
    「私が何者かの答えを与えてくれる者は、この世にいない そんな答えを探すのはやめた」 遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れるバイオSF「螺旋じかけの海」。 海中から届く信号は誰かの脳波?その正体とは──音喜多の出自にまつわる長編「海を飼う者」 前中後編 計197ページを収録。 商業誌終了後、作者個人にて続編を制作した「人間と他生物を分かつものは何か」を問う生物系SF、完結!

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螺旋じかけの海【新装版】(1) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    面白い世界観

    2023年10月09日

    何が人を人たらしめているのかをあらためて考えさせられる作品でしたね。人間性を失うとはなんなのか。人でありながら人間性を忘れたような人々がいるのも確かで、とても深く考えさせられました。

    #感動する #タメになる #ダーク

    0
    購入済み

    壮大な世界

    2023年10月03日

    上田早夕里のSFをおもわせる壮大な世界観が素晴らしい。第一話の羽が生えた少女の話も同じ上田早夕里の「リリエンタールの末裔」を思い出してしまった。遺伝子操作がまかりまちがうとどのような結果をもたらしてしまうのかを、端的に表現している。重いテーマにも関わらず、必要以上には力を入れず淡々と描いているところ...続きを読む

    0
    購入済み

    面白い

    2023年09月04日

    遺伝子操作系SF。遺伝子のうち15%が別のものであればヒトではないとする法律のもと、人工的に作られるキメラたち、という設定からして切ない。面白い。

    0
    購入済み

    ( ○口○)φ

    2024年04月05日

    5が手に入らない📚
    あ〜もうっ、と好きな世界観の作品。

    0
    ネタバレ購入済み

    面白かった

    匿名 2024年01月03日

    作者は医師なんですねー。
    遺伝子操作によって人と動物のキメラが生まれる世界。
    「鰐の歌う淵」が切なかった。
    人としての意識がどんどん少なくなっていってもやっぱり動物だとは思えないよな…

    0
    ネタバレ購入済み

    人間以外の尊厳がない世界

    2022年09月30日

    遺伝子操作が珍しくない技術となった世界観で、人間が"人間"たるにはどうあるべきかが明確に法律で定義されており、そこから外れた者は文字通り物扱いを受けるというシビアさ。
    そんな中で操作師として生計を立てている本当に"人間"なのか怪しいおっさんと、混じりっ気なし...続きを読む

    0
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    不思議な世界観

    2022年05月27日

    遺伝子操作が発達して人間という存在の定義があいまいになった世界で起こるSFストーリーの第一巻。
    主人公の音喜多は遺伝子操作を生業とする生体操作師の仕事をしている。
    しかし彼は警察から目を付けられている。
    時には自分の体を実験体にしながらも仕事をしている。
    海に沈んだ町には人間と様々な生き物の...続きを読む

    0
    ネタバレ購入済み

    人間とは?

    2021年05月30日

    見た目はほぼ人間なのに、いろいろな動物の遺伝子が混ざった人が多く存在する世界。手に羽がはえたり、ワニの姿に似てしまったり…。その遺伝子の割合の違いだけで実験動物の様な扱いを受けたり、まるでペットのように売り買いされてしまう人々。切ないです。
    そんな人々の治療を行う闇医者が、人間としての心を救う為に...続きを読む

    #深い

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