村上啓夫のレビュー一覧

  • ポアロのクリスマス
    クリスマスシーズンということで、数年ぶりの再読。
    クリスマスに一家が集合して、遺産問題で揉めて、そしてある夜事件が……!クラシカルな展開だけど、登場人物もわかりやすく、最後まで飽きさせず面白い。ドラマではどう表現しているんだろう?という設定があり、視聴への期待が高まる。もうちょっとクリスマスっぽい食...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
     クリスティの長編ミステリ。ポアロシリーズ。クリスティが傑作を発表し続けていたあぶらののっていた時代の作品らしく、フーダニットの傑作だ。
     昔からポアロシリーズは沢山読んだが、改めてクリスティの作品を読み進めていくと様々な発見がある。
     いずれも人物描写について、クリスティ程作中の人物達が生き生きと...続きを読む
  • ポアロのクリスマス

    クリスティーらしいです

    クリスティーの小説の好きなところはトリックどうのよりも被害者と犯行を疑われる人たちの性格やその行動理由に焦点が当たるところですね。人間同士の問題というか、ドロドロして生々しいけれど納得するリアリティーがある感じです。今回もその部分が遺憾なく発揮されていて面白かったです。
  • ポアロのクリスマス
    今回こそは絶対当ててやる!と毎回思うのだけれど空回り。大富豪のシメオン・リー。彼の子ども達や孫や知り合いが一同に会する。シメオンは子ども達を支配的に扱うがため、それぞれシメオンに対する因縁がある。そんなクリスマスにシメオンが殺害される。ポアロ、警察官が殺人犯を追う。今回は密室であり、殺害される直前、...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    私は得な性質で、こういうミステリーモノはどうも何度読んでも、たいてい犯人を忘れてしまっているようだ。なんか知ってるんだけど、このシチュエーション、みたことがあるんだけど、誰だっけなー、と思いながら読み進めて純粋に楽しめた。
    季節に合わせて読むと、なお面白い作品の一つ。
  • ポアロのクリスマス
    ポアロ
    面白かった!いつものようにボーっと読んでいたので、犯人が明らかになった時には驚愕。それも楽しかった。
    ひとつ残念だったのは、タイトルにクリスマスとあるのでイギリスのクリスマスのご馳走の描写を楽しみにしていたけど、それはほとんど楽しめなかった。
    印象に残ったのはp423のメンデルの法則の話し。...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    クリスマスの休暇で実家であるゴーストン館を訪れていた40歳代の4兄弟たちとその妻、亡くなった娘の孫娘。旧友の息子である客人。
    クリスマスイブに惨劇が。主人である富豪のシメオン・リーが殺され、部屋の中で血まみれになっていた。
    そして、シメオン・リーは殺される前にサぐデン警視にダイヤモンドの盗難を相談し...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    「こんなクリスマスはもうこりごりですよ、まったくのところ」
    ほんと、そう。せっかくの年に一度の楽しいクリスマスに、血みどろなとんでもない殺人事件が起こるなんて。しかも容疑者が家族全員だなんて、酷すぎる。
    そんなせっかくのクリスマスに、休暇返上で密室殺人事件の謎解きに挑むポアロ。相変わらず飄々としなが...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    犯人が名指された瞬間張られた伏線が一気に思い起こされて、本当に心理の隙をついたような真相
    クリスマスの時期なのでより楽しめた
  • ポアロのクリスマス
    気づきそうなのに気づけなかったまさかの結末…!伏線は沢山あったのに気付けなかったのが悔しい。アガサクリスティーらしさが感じられて好きになった一冊。
    最初は怪しいと思っていた婦人達が皆かなりまともで各々自分なりに夫を支えて、苦労しながら生きてきたんだなと思うと立派だなと感じた。
    最後に家族の中で和解で...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    こういう趣向は結構好き。
    一つか二つの違和なら気づけるけど、まだあるんですか!というくらい『実は…』が多い作品だった。
    ヒントの描写をいくつ見逃したことか。
    でも驚かされるのはやっぱり楽しい。
    “殺人が貧血性的になってきた”という読者の不満を取り入れ、血みどろの死体を登場させたクリスティにはとても好...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    クリスマスにはクリスティーを。張り巡らされた伏線。そして暴かれる意外な人物。まさしくクリスティー黄金時代の一冊。
  • ポアロのクリスマス
    クリスマスに読むのに相応しい題名。一族が集まった大富豪の屋敷で当主が惨殺される。疑わしい子供ら夫婦と孫娘。それぞれが当主に対して遺恨を抱いていて、、、でポアロの脳細胞が活躍する。犯人は脳細胞が死滅した私には全く予想出来なかった。
  • ポアロのクリスマス
    クリスマスに、家族が集まっている時に、屋敷の主人のシメオンが殺害されます。横暴で支配的な主人と、それに逆らえない人々という構図は、"死との約束"に通じるものがありました。
    富豪の死・遺産相続が絡む、クリスティでこのパターンは、動機のはっきりしている、直感で怪しいと思わせる人物が犯人だろうと予想してい...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    ポアロもの。密室殺人の話で、クリスティにしては珍しい気がする。
    もちろん犯人は当てられるわけものなく、最後はええーという感じ。
  • ポアロのクリスマス
    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『ポアロのクリスマス(原題:Hercule Poirot's Christmas{アメリカ:Murder for christmas})』を読みました。

    『終りなき夜に生れつく』、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』、『NかMか』に続き「アガサ・クリスティ...続きを読む
  • ポアロのクリスマス

    ですよね

    謎解きされたときの私の感想は、「ですよね」
    ということで、さっぱり気づきませんでした。
    それにしてもクリスティの小説の登場人物は、
    リアリティがありすぎて恐ろしいような気がする。
    人間心理の普遍性が、今でも読み次がれている理由なのでしょう。
  • ポアロのクリスマス
    クリスマスに読もう!と決めてた本

    犯人当てようと意気込んで怪しい箇所ハイライト入れながら読んで、犯人の正体はなんとなくわかってたけど(落ちてた物のこと言わなかったときから怪しいと思ってた!)、結局トリックは全然わからなかったので犯人当ては出来ず

    割と雑なトリックだったけど面白かった
    クリスティ作...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    ポアロもの。

    この作品は、クリスティーの義兄から「もっと血にまみれた思いきり凶暴な殺人を」というリクエストに応えた、クリスティーからのクリスマスプレゼント(?)です。

    クリスマスの夜。親族が一堂に会した富豪の屋敷で、当主のシメオン・リー老人の血みどろの死体が発見されます。室内は家具等が倒壊しすさ...続きを読む
  • ポアロのクリスマス
    アガサクリスティー。ポワロにしては珍しく密室トリックが使われていると聞いていたが、メインはやはりクリスティー得意のミスリードとポワロの灰色の脳細胞を活かした容疑者の証言と心理を組み合わせた推理。
    舞台はクリスティーでよくある金持ちの主人とその家族たち。何度も読んだ設定はマンネリか安心感か、推理よりも...続きを読む