村上啓夫のレビュー一覧

  • ポアロのクリスマス

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    アガサクリスティー。ポワロにしては珍しく密室トリックが使われていると聞いていたが、メインはやはりクリスティー得意のミスリードとポワロの灰色の脳細胞を活かした容疑者の証言と心理を組み合わせた推理。
    舞台はクリスティーでよくある金持ちの主人とその家族たち。何度も読んだ設定はマンネリか安心感か、推理よりもクリスティーを読み慣れていると犯人はすぐに分かると思います。

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    2021年11月29日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマスに慈悲を。

    クリスマスに親類一同が集まった家で、老いた当主が血だらけになって発見された。手を下したのは家族なのか。ポアロはこの血みどろの事件をどう読むのか。

    解説にもあるが、クリスマスを思わせるアイテムをちりばめた話である。密室に誰かが外からやってくるというのはサンタクロースだし、真っ赤といえばサンタクロースの服である——赤い服を着たサンタクロースはアメリカの産物だけど。クリスマスに家族が集合すれば、善意よりも苦痛や憎しみの爆発が起こるだろうとポアロは語る。そうなればクリスマスは殺人事件にもってこいの季節だ。

    いかにも殺人トリックな作品なので、読み終わったときの満足感は十分。指

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    2021年07月25日
  • ポアロのクリスマス

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    ポアロシリーズ17作目。タイトルにクリスマスが入っているので、箸休め的な軽い話かな〜と読み始めて……


    めちゃくちゃ血みどろやった(笑)


    かなり最後まで犯人が分からず一気読み。てか犯人が予想からかけ離れていてびっくり。
    まさかねー。そうくるかー。
    でも、追加の二人は冒頭から読み直したらめちゃくちゃそうやーん!ってなるぐらいきっちり描かれてたわ。さすがクリスティ。
    血みどろの死体にも意味があるとかもう……やられた(笑)

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    2020年10月02日
  • ポアロのクリスマス

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    【ポアロ】
    クリスティの義兄からの、最近の作品が洗練されすぎてきて貧血症的になってきたとの指摘と、「もっと血にまみれた、思いきり兇暴な殺人を」という要望に応えて書かれた作品。

    この指摘に「これでどうよ!」みたいな若干キレ気味なのか、いつものクリスティらしくない感じがする。
    ・血まみれ
    ・唯一の密室殺人
    ・トリック(全くクリスティらしくない笑)

    義兄の要望に応えつつも、クリスティらしさも出しながら要望以上の作品にしてしまうクリスティはさすが!

    犯人当てもかなり凝ってて、これでもかと言わんばかりのてんこ盛り。
    モリモリな感じが他の作品とは何となく違う。クリスマスだし、義兄も読者も王道ミステリ

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    2024年07月02日
  • ポアロのクリスマス

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    ポアロシリーズ17巻目。1939年の作品。
    少し順番が飛びますが季節的にこちらにしてみました。
    (このシリーズは再読も多いので、なるべく新訳で読もうと思っているのですが、2023年11月に川副智子による新訳版が出ていることにあとから気がつきました。)

    章のタイトルが「第一部 十二月二十二日」、「第二部 十二月二十三日」となっている時点でもうワクワク。

    クリスマスに一族が集まることでそれまでは隠されていた感情が表面化し、引き起こされる人間模様というクリスティーお得意のストーリー展開。

    今回は若くて美しい娘さんより、美人ではないけれど上品で賢くて根性のある奥様方が素敵でした。

    そし

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    2023年12月18日
  • ポアロのクリスマス

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    せっかくのクリスマスだというのに
    ポアロのマンションはヒーターが故障中。
    大金持ちの老人から呼び出しを受けたのを幸いに
    その屋敷でクリスマス・シーズンを過ごすことにする。

    老人は南アフリカのダイヤモンド鉱脈で財をなしたものの
    その遺産をめぐって命を狙われているというのだが…。
    長年顔も合わせていなかった息子たちが揃い
    外国に嫁いだ娘の忘れ形見まであらわれたその夜
    ついに老人を悲劇がおそう。

    うひゃー。
    最後までいってから読み直すと
    ここにも!あそこにも!
    たくさん伏線が張ってあるじゃないのさ…。
    心理的なトリックと物理的なトリックが相まって
    いい感じにだまされたかな〜。

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    2023年12月07日
  • ポアロのクリスマス

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    去年のクリスマスに読みました。
    クリスティの作品は若い頃、ほとんど読んでると思いますが、内容忘れてるので、また新たに楽しめます。
    あとクリスティは駄作がないですよね。推理小説の原点。

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    2023年06月27日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマスっぽさがあまり感じられない気がするのだが。。
    短編のクリスマスプディングの方がクリスマスっぽくって好き。子供たちがわちゃわちゃしてるし。

    リディア、いい人

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    2022年07月07日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマスの日に起こった殺人事件。
    凄まじい物音と叫び声に家族が駆けつけた時には、
    老人は鍵の掛かった部屋で喉を切り裂かれて死んでいた。
    犯人は使用人か、それとも家族の中にいるのか…

    兄弟がミンナ割と仲悪い。

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    2022年04月23日
  • ポアロのクリスマス

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    久々のポアロ!残念ながら翻訳はイマイチだけれど、訳のまずさが大して話を読み進める障害にならないのは、原作の構成がシッカリしているせいだろうか。時々多すぎる代名詞が一体どこを指しているのかと行きつ戻りつはしたが、最後までワクワク楽しめた。…途中で犯人の目星はついちゃったけど。巧妙に仕組まれてはいるもののそれ以上の仕掛けはなく、華やかに展開されはするもののそれ以上の大胆さもなく、気楽に楽しめるエンターテインメントといったところ。頭休めにちょうど良い一冊。

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    2020年12月25日
  • ポアロのクリスマス

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    冒頭の言葉からもっと殺人が起るのかと思いきやそれほどでも…な展開。密室トリックではあるけどクリスティ作品の場合、基本は文章自体がトリックであり本作もそういう流れ。

    ただ見ただけで確信できる遺伝にポワロしか気付かないとか現場の血の跡とかちょっと強引では?と思ってしまう部分も多々。犯人が意外!って事でなんか最後許してしまいがちだが、あまり好みではなかったかな…

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    2019年08月16日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマスでもないのに読んでしまった…

    解説を読むと、所々にクリスマス関連の仕掛けがあったと気づかされる。「クリスマスにはクリスティーを」と言われる理由が分かる。

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    2019年05月17日