春日みかげのレビュー一覧

織田信奈の野望 全国版14

春日みかげ / みやま零

大友毛利大内龍造寺の設定を描く部分は最高に面白く
ライトノベル読んでてよかったと感涙級なのだが
主人公が事件を解決しなければならないライトノベル部分への接続が苦しいところ
これだけ大きくなった話を強引にたたまなければならないのだから辛い
歴史小説でなくライトノベルなのだから仕方ないけど

薔薇十字叢書 神社姫の森

春日みかげ / 睦月ムンク / 京極夏彦

百鬼夜行シリーズの公認シェアードワールドの一冊
作者のこれまでの作品と同じく換骨奪胎
歴史ものが先人たちそれぞれの観測結果による物語の集積からなる世界であるように
ミステリもおなじようなもので
なんでもおなじようなものに見える

ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士 III

春日みかげ / メロントマリ

中世フランスを舞台にしているからこそ改めてわかる怪作
時間と登場できる人物たちを激烈に圧縮して
終始は一貫させつつ滅茶苦茶につなぎ合わせることを
さらにより娯楽作品として読者がついてこれて作者の腕が及ぶ範囲で
おおざっぱにまとめあげると
だいたいこんなかんじにならざるをえないのだが
学習用マンガ世界史とかだって大筋こんな感じなのだが
大筋でなくいつもの作者の趣味がライトノベルらしくキャラクタに投影されていると実に奇矯
作品構成としてはめろめろなのだが今更そんなものはめざしていないし
面白いのでいいぞもっとやれなのだが商品として成り立つ程度に読者がつくのかは心配だ
でも編集は商売忘れれば楽しそうだよね「黒騎士の星が降臨する」とか楽しそう
イラストのひとは最初の2冊の頑張りが見られないので努力していただきたい

織田信奈の野望 全国版16

春日みかげ / みやま零

いよいよ歴史処理が主体となってキャラクタがどうこうよりすっかり架空戦記
そうみてもこれまでの積み上げが面白くさせているから許せるけれど
大津城組は宇喜多が味方するのだろうけれど採点おｂ…おねえさんの田辺城が不均衡で
北陸の描写が今回わずかしかなかったのでそのあたりが鍵か
毛利が大坂に居座っているが大坂の陣をどう絡めてくるかは見もの
北条勢は真田勢の代わりに足止めを頑張っていただきたい感じ
あと何よりメインヒロインさんがまったく活躍してないので
いかに全勢力の頂点にたつのかに注目していきたい

天と地と姫と 1 上杉謙信 龍の誕生 織田信奈の野望 全国版

春日みかげ / みやま零 / 深井涼介

外伝4種類目
題名通り謙信と信玄で今巻は謙信越後守護収入まで
上杉家は武田家と違って資料が少なくキャラ立ちしてないので
どうしても定番面子での狭い中になってしまうのはいたしかたないところ
それでも為景や定実をきちんと描くところはさすが
綾御前と政景も文句なしだが
景綱が難しいところか

天と地と姫と 2 武田信玄 虎の覚醒 織田信奈の野望 全国版

春日みかげ / みやま零 / 深井涼介

外伝3種目2巻は武田上田原と塩尻峠の戦いまで
次郎信繁や信綱など話の展開上から誰を女性化するかの選択も面白いところ
鳶加藤と戸隠の使い方も感心させられる
小笠原さんは孫が大勝利したからこういう扱いも仕方ないのか

織田信奈の野望 姫武将録

ファンタジア文庫編集部 / 春日みかげ / みやま零 / 深井涼介

いわゆるひとつのファンブック
イラストだけでなくちゃんと文字一杯の良心的なつくり
個々人の解説も贅沢を言えばきりがないが
この手の本としてはかなり頑張っている
作者も相変わらず多作である

織田信奈の野望 全国版18

春日みかげ / みやま零

関ヶ原決着
これまでの伏線を回収し落ち着くところに落ち着けるのにいっぱいで
のっぶも主人公も活躍の場面がなくもうひとつ残念な感じ
これまで頑張ってきたのは確かだが
他はまあこんなものかと思うが松尾山周辺は
もうひとつ何かひっくりかえしがあっても良かったかも
これ以上の展開が思いつくわけではないけれど

天と地と姫と 4 龍の上洛 信奈の上洛 織田信奈の野望 全国版

春日みかげ / みやま零 / 深井涼介

第三次川中島まで
相変わらず文句なく面白い
もっと丁寧に書いてくれるとさらに嬉しいが速度が失われても悲しいので仕方ないか

織田信奈の野望 全国版19

春日みかげ / みやま零

終わらないの!?
エピローグで安土ならぬ清州会議をだらだらするのは
久しぶりに平和な感じでいかさま結構であるし
最後の最後にようやく信さんが主役らしく活躍して
その前段の欧州事情はともかくきれいにまとまったなと思ったのに

織田信奈の野望 全国版14

春日みかげ / みやま零

「弟殺し」大友宗麟の苦悩と絶望の描写がかなり重い。
胃が締め付けられるようだった。
そんな重い女子すらも虜にしてしまう、我らが相良良晴。天晴である。

薔薇十字叢書 神社姫の森

春日みかげ / 睦月ムンク / 京極夏彦

薔薇十字叢書のシリーズで読んだのは三冊目なのですが、一番本編に近いというか、雰囲気が出ていた気がします。今までの本編を覚えていないと人物像がすぐに出てこないですが。また、多彩なゲストがいい味だしてました。妖怪と言えば…、の御大の登場にフハッてなります。

薔薇十字叢書 神社姫の森

春日みかげ / 睦月ムンク / 京極夏彦

本家のファンとしてはゴージャスな出演者だし、これまでの復習もできて満足したけれど、読んでいない人には大丈夫なのかな～？と思った(^^;)榎木津の薔薇十字というより、京極堂シリーズという感じ(^^)京極堂の最後のセリフが好き♪

薔薇十字叢書 神社姫の森

春日みかげ / 睦月ムンク / 京極夏彦

なんと昭和30年代です。ちょっと悲しくも、京極堂や木場修が喋っているところなど、割とそれっぽくてよかったです。
最後なども好き。
迷惑かけまくりだけども見放されない彼ににまる。
後書きもちょっと笑える、ほんと、こんなこと夢にも思わないですね。

織田信奈の野望(3)

春日みかげ / 青刃時雨 / みやま零

おめん子ですか…半兵衛ちゃん
ほぼメインの話が続く。今ところただのロリっ娘ですが。
チェックはいちいちかわいい信奈だな。

織田信奈の野望 ひめさまといっしょ 1巻

みなづきふたご / 春日みかげ / みやま零

アニメの方は最終回を迎えたけれども、こちらのコミカライズはゆるい日常ギャグもの。これはこれで良い感じ。

織田信奈の野望 ひめさまといっしょ 1巻

みなづきふたご / 春日みかげ / みやま零

同名のスピンオフ。通しなストーリーは皆無で一話完結ギャグ。
そんなのどうでもよくてキャラクターの可愛さは異常。信奈ですらかわいいとは‥

織田信奈の野望 ひめさまといっしょ 2巻

みなづきふたご / 春日みかげ / みやま零

本編スピンオフだが、本編同時期に出たため間違える(泣)
と言っても短編の固まりなので問題なし。どうみてもデレ。

姫狐の召使い

春日みかげ / p19

源氏物語をベースにしたファンタジーは数あれど、武闘派の若紫ははじめて見ました。
いや、面白いからいいんですが(笑)

陰陽道がかかわる事ですので、若干読みづらいところはありますが、慣れればテンポよく読み進めることができます。

織田信奈の学園

春日みかげ / みやま零

歴史物だったから説明的な文章でも楽しめたけれど、学園ものになると微妙だった。涼宮ハルヒの憂鬱感があったなって印象。