一原みうのレビュー一覧
-
購入済み
おもしろいですが…
ファンタジー&恋愛もの好きで買いました。
全体のストーリーはとっても面白く、ワクワクしながら読んだのですが、伯爵のかっこよさが今一つ理解できず。。。もう少し強い個性のキャラだったら、もっと話に引き込まれるんじゃないかなと思います。 -
Posted by ブクログ
六編のグリム童話を下敷きにした物語。
トップバッターは、谷瑞恵の『ルンペルシュティルツヒェン』。
海外ドラマ、「Once Upon a Time」で知った、ルンペルシュティルツキン。
シーズンを重ねて、私はだいぶ馴染みになったが、日本ではそこまでメジャーな主人公ではないかも。
しかしあえて彼を選ぶことで、新鮮さがあってよかった。
彼が紡ぐと言う、金の糸の先に美しい未来が見え、読後がよかった。
『二十年』は『カエルの王様』がモチーフ。
これは、ホラーだ......。
特に、容姿に自信のある女性にとっては。
いや、一人で生きていくと言う覚悟があれば、あるいは、それを楽しめれば、美の呪いなど恐るる -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間の本質はいつも同じ?
グリム童話を題材にした短編集。初めて読んだ作家さんもいたが,これがその人のスタイルなのか,グリム童話が元だからこうなったのか,考えるところはありつつ。
谷瑞恵「ルンペルシュティルツヒェン なくしものの名前」就活が上手くいかない亜美に,不思議なメールが届く。それは小学生のときに出会ったカメに関するものかもしれない。亜美は少しずつ当時のことを思い出していくが。金の布を紡ぐ,名前を思い出す,童話のキーワードを元にささやかな恋愛モノになっている。ルンペルシュティルツヒェンは少しマイナーで,モチーフとしては弱かったかも。
白川紺子「白雪姫 白雪姫戦争」一番好きな話かも。文 -
Posted by ブクログ
巻末の解説をタマラコーチが書いててビックリした。
思わず最初に解説を読んでしまった(爆)
この作家さんは良く調べてるな。という印象。
経済状況、伸び悩み、コメントに対するマスコミの歪曲、第三者の心ない本音。
特に日本編はそういう場面が書かれてて結構シビア。
ロシア編ではアイスショーの裏側、ペアの選手の内面などが丁寧に書かれている印象。
主人公の愛は高校生にしてはおぼこい感じ。
初めは世界を目指すと言ってる割には姉の華しか見えてない、他の同世代の選手の事を全く知らないという視野の狭さが気になるのだが、ロシアに舞台を移すちょっと前からその愛が段々成長していく。
そして王子様・ユーリの存在。キラキラ