前川知大のレビュー一覧
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微妙
「予定された寿命と異なる終わり方をすると魂がおかしくなる。それ防ぐために、そうなった人の魂をきっちりと取り出す」という特殊な職業?の話。
まあ、よくある「命に関する特殊な生業をする人たちと、その関係する人たちの話」というやつです。
パターンは変えてきているけど、結局は目新しいものではない。
そして、その魂に関する説明が難しく、曖昧。
これが最大の難点かな?
細かいことを気にせずに読めば別にいいんだけど、そうなるとホント「よくある話」だしね。
あと、各話の終わり方がキレイではない。
これもマイナス点で、上で書いたようにそのカラクリがよくわからないだけによりスッキリしない -
Posted by ブクログ
映画を観たのでこちらも。面白かったです。
地球を侵略するために人間の概念を奪っていく理由はまだ解りませんでしたが。。
真治は概念を奪っていってどんどん人間っぽくなっていきますが、天野とあきらはそうでもなく…やはりガイドの違いなんだろうか。それとも、入っている人間の年齢差による経験値の差かな。
でも愛を奪ったことによってそれまでの全てが更新されるのすごいな。人の根底には愛があるんだろうか?
そして愛を知ったらそれはもう宇宙人ではない。このお話の後が気になります。映画では描かれてたけど。
「太陽」もそうだけど、この「散歩する侵略者」も、舞台を観てみたいです。 -
Posted by ブクログ
内臓や骨ごと輪切りになった鯉の甘露煮 心を守る防衛本能 若年性のものは進行が早く 暖簾に腕押し 連発する脱力系の質問が イニシアチブ イグニッションキーを回す ハザードランプを消し アップルミント ローズマリーですら駄目だったから。変な味する、とか言って。子供かっつーの 明日美あすみ 真治ははまるで、生涯を懸けた数式の答えが間近に迫った数学者のようだった。 惨劇のあった場所は、不思議とそれなりの雰囲気を纏う。先入観と言えばそれまでだが、禍々しいオーラを感じる人は多い。 利口発明に語るこの少年に 「調査。この世界固有の概念を収集しに来た」 地球侵略会議はファミレスで 防風防砂のために海岸線に植え
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Posted by ブクログ
「モーニング」掲載時に読んで、結構気に入った作品。すでに読んでいるからと購入を見送っていたけれど、結局買ってしまった。どうやらかなり気に入っていたらしい。
死神モノともいうべき作品は結構あるのだが、「魂石」とそれを来世に向けて保護する管理人という設定は新鮮で面白かった。主人公たちに「魂を救う」という熱さがなく、かといって(一方は)仕事と割り切れてもおらず、悩みつつもドライに進行するトーンも好み。
天野に“魂がない”の設定が気になるので、続きを出してほしい(1巻と記載あるし)。ただ、初掲載から2年ほど経つし、原作は戯曲らしいことを考えると期待薄なのかなぁ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人間の魂に纏わる話。輪廻転生とかアカシックレコードの概念が盛り込まれた世界観で魂を管理する2人の青年達を中心に短編連作の形で進んでいくストーリー。
一巻だけでは判断しかねるけれど、面白くなりそうな雰囲気はあるので期待です。
ただ、ところどころ世界観に疑問を感じました。例えば、人から人へと魂が移り変わっていくのならば、絶対数としては変わらない。むしろ、「予定外」が起こって損なわれてしまった場合は、減少していくはずなのに、実際は人間の数は増えている。それはなぜ?
魂はそもそもどうやって生まれてくるのか?
魂は五千年生きるという記述があるけれど、その魂の寿命を全うした時どうなのか?