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Posted by ブクログ
地球を侵略するために人間から概念を奪って成長する宇宙人たちと、3日間の行方不明になった後、まったく別の人格になって帰ってきた夫に不信感を抱く妻・鳴海の物語。
劇作家・前川知大が率いる劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』を、自ら小説化した作品。2017年には黒沢清によって映画化された。
映画でも思っていたが、宇宙人が人間から概念を奪っていくという設定がもう既に面白い。序盤の金魚を咀嚼したあと、同居する息子夫婦を殺害し、自殺したおばあちゃんの話のように《知識がない状態》でも十分怖いし、不気味。一方で、終盤の《知識を得た状態》もまた違った恐ろしさがあり、一冊の中で様々な恐怖を抱くことができる。
また概念を奪うという哲学的な物語ではあるものの、「愛」という人類誰しもに共通する普遍的なテーマを扱っており、結果としてすごく響いてしまった。映画→小説と来たので、次は舞台を見てみたい。舞台でも金魚食べるのかな。
Posted by ブクログ
映画を観たのでこちらも。面白かったです。
地球を侵略するために人間の概念を奪っていく理由はまだ解りませんでしたが。。
真治は概念を奪っていってどんどん人間っぽくなっていきますが、天野とあきらはそうでもなく…やはりガイドの違いなんだろうか。それとも、入っている人間の年齢差による経験値の差かな。
でも愛を奪ったことによってそれまでの全てが更新されるのすごいな。人の根底には愛があるんだろうか?
そして愛を知ったらそれはもう宇宙人ではない。このお話の後が気になります。映画では描かれてたけど。
「太陽」もそうだけど、この「散歩する侵略者」も、舞台を観てみたいです。
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