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真治と鳴海の夫婦は、ちいさな港町に住んでいる。亭主関白ぶって浮気する真治、気づかないふりで黙っている鳴海。だが真治が、3日間の行方不明ののち、まったく別の人格になって帰ってきた。脳の障害――医師はそう言うが、子どものように素直で、「真ちゃん」と呼ばせてくれる新しい真治と、鳴海はやりなおそうと思った。だが静かに、町は変容していく。“侵略者”が、散歩しているから。地球侵略会議はファミレスで。鳴海と真治の夫婦、そして侵略者の物語。
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Posted by ブクログ
映画を先に観た。鑑賞時の衝撃が冷めないうちに此方の小説も読んだ。所々違う箇所があるけれど、何方の結末もとても心に残っている。
読み終えて、まずラストシーンがとても印象深い。演出家の前川知大氏の作品だけあって、演劇のエンディングのような切れ味でした。SFだけれども主人公は主婦で、宇宙も科学も全く登場しないという風変わりな小説。超常的な現象により、人間の心の内面が徐々に浮き彫りにされていく。「この先、どうなっちゃうんだろ?」と...続きを読むグイグイ引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。
宇宙人が地球を侵略に来るSFだが、 主軸は冷めきった夫婦関係を続ける鳴海の心の動きにあるか 普遍的なテーマに見えるものの、大胆奇妙な設定を生かしてオリジナリティ溢れたものになっていて良い 最後の問答と決断のシーンは非常に切なく美しく、心を打たれた 一方で、主軸以外の部分は少し物足りなさも感じ、設定が...続きを読む面白いだけに少し残念にも思った 元が舞台作品との事で、どのように表現されているのかはとても気になる
昨年、同作の演劇をシアタートラムで鑑賞したが、どちらもとても良かった。劇団の表現力。ある「概念」を盗む、ひとつの着想から羽ばたく想像力。
舞台作品の小説化だけど本人が書いたからかノベライズ感はなく小説の特性を意識した内容になってある。なので、ちゃんと面白いし、舞台や映画でも観てみたいと思う観じ。舞台や映画で観たいではなく。どうなっていくのかなとおもったけどなるほどって感じで面白かったかな。
地球を侵略するために人間から概念を奪って成長する宇宙人たちと、3日間の行方不明になった後、まったく別の人格になって帰ってきた夫に不信感を抱く妻・鳴海の物語。 劇作家・前川知大が率いる劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』を、自ら小説化した作品。2017年には黒沢清によって映画化された。 映画でも思...続きを読むっていたが、宇宙人が人間から概念を奪っていくという設定がもう既に面白い。序盤の金魚を咀嚼したあと、同居する息子夫婦を殺害し、自殺したおばあちゃんの話のように《知識がない状態》でも十分怖いし、不気味。一方で、終盤の《知識を得た状態》もまた違った恐ろしさがあり、一冊の中で様々な恐怖を抱くことができる。 また概念を奪うという哲学的な物語ではあるものの、「愛」という人類誰しもに共通する普遍的なテーマを扱っており、結果としてすごく響いてしまった。映画→小説と来たので、次は舞台を見てみたい。舞台でも金魚食べるのかな。
舞台作品を小説化した本作。 長澤まさみ主演で映画化もされたそう。 3人の宇宙人が地球人の体を乗っ取り、会話をした相手からその「概念」を奪っていく。 「家族」の概念を奪われた妹。 「所有」の概念を奪われた引きこもりの青年。 概念を奪うシーンの描写が独特で、これは舞台や映像で見てみたいなと思った。...続きを読む ラストは「そっちか〜」という感じだった。 愛ってなんだろうね。
舞台版と異なるが登場人物の気持ちの描写が細かいので、恐怖や焦り戸惑いがより伝わってくる。 小説としては少々読みづらい。
映画を観たのでこちらも。面白かったです。 地球を侵略するために人間の概念を奪っていく理由はまだ解りませんでしたが。。 真治は概念を奪っていってどんどん人間っぽくなっていきますが、天野とあきらはそうでもなく…やはりガイドの違いなんだろうか。それとも、入っている人間の年齢差による経験値の差かな。 でも愛...続きを読むを奪ったことによってそれまでの全てが更新されるのすごいな。人の根底には愛があるんだろうか? そして愛を知ったらそれはもう宇宙人ではない。このお話の後が気になります。映画では描かれてたけど。 「太陽」もそうだけど、この「散歩する侵略者」も、舞台を観てみたいです。
最後にたどり着くのは愛 失ったら取り戻すことができないし 失ったことに気付くこともできないし 愛って悲しい。生き物を弱くする 読んでいる途中はうーんだったけど 読み終わっておおーとなった ところで映画版のチラシみたけど マイプリンス長谷川博己が出ていますが もしかして桜井の役なのかな なんか六角...続きを読む精児みたいな人想像しながら読んでたよ まあでもちょっとおかしい痛い目見る すったもんだな役って 意外と長谷川博己に合っているよなあ
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前川知大
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