田中経一のレビュー一覧

  • キッチンコロシアム

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    本書『キッチンコロシアム』は、1993年から1999年までフジテレビで放送されていたバラエティ番組「料理の鉄人」をモチーフにした小説です。

    (本文中に出てくる和・洋・中の鉄人たちの名前も番組の名前をそのまま使っている)

    ストーリーに淀みがなく、初め、すべてが分からないところから徐々に全体像が見えてくる感じのストーリー展開が読みやすいし、引き込まれました。

    本書では、鉄人と挑戦者の料理バトルの場面を中心に物語は展開しますが、
    料理という題材をここまで熱く書いた作品を自分は知りません!


    本文中で、和の鉄人道場六三郎の言葉として対戦対手に対し、
    手を加えすぎて、本来の味を損なわせているとい

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    2017年12月21日
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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    期待していなかったので、予想外に面白くてうれしい。原作も読みたい。過去と現在を行ったりきたりし、大日本帝国食菜全席のレシピとそれにまつわる真相が見えてくる。そことそこが結びつくわけか、なるほどね。

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    2017年10月14日
  • 龍宮の鍵

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    おもしろかった。
    ホテルの創設者を巡るミステリー。
    舞台は伊勢のホテルという設定で、物語の展開は、ロマンとアドベンチャーを感じるミステリーだった。

    ホテルの再建話「総選挙ホテル」や、創業家からのホテル乗っ取りと放火話「火災調査官」と、本作にモチーフの似た作品を読んだが、本作が最も読みごたえがあった。

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    2016年10月26日
  • 逆流

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    本作も面白かった。結論は途中で気づいてしまったが、それでも最後まで楽しく読めた。藤崎さんの作品好きだなー。

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    2024年10月20日
  • 龍宮の鍵

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    田中経一さんの作品を読むのは2作目だか面白かった。お宝の謎解きでは最後までドキドキしながら読んだ。ヒューマンドラマも盛り込まれていて厚みのある作品でした。ただ謎が多すぎて最後まで理解出来なかったところがあり、星三つとさせてもらいました。

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    2024年08月04日
  • なりたくて妖精になったわけじゃない

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    ピーターパンをモチーフにした少女5人組の地下アイドルグループ「ティンカーベル」。デビューしたばかりなのにメンバーが1人ずつ姿を消して…。
    プロデューサーのトシ松尾の過去、過去に傷を持つ「ティンカーベル」の少女たち、ファンからスタッフになった男性、他の地下アイドルの死亡事件とも絡み合い、話が展開する。いわゆるテレビに出たり大手事務所に所属するアイドルが「地上」と呼ばれ、それに対して「地下」。
    作者がテレビ業界の人なのである程度リアルな感じなのだろうし、地下アイドルの状況ってかなり厳しいんだと知った。アイドル(地下も地上も)を特別追いかけたことはないのだけれど、この話を読んでいるとアイドル界隈凄い

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    2024年07月03日
  • 龍宮の鍵

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    職場のホテルで火事が起きた日に自殺した父。あの日父に何があったのか。ホテルマンになった小麦は父の死の真相を追うことになる…。小麦ちゃんはファザコン的な感じなのかな?ほんのり、映画のダビンチコードっぽい雰囲気。

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    2023年08月31日
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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    ネタバレ

    過去と現在を行ったり来たりしながら、四季のレシピの謎に迫っていく。全部読んでないけど、きちんと全レシピを考えてあったのがすごい!
    「麒麟の舌」の伏線はわかったけど、どう繋がるのかがずっとわからず。単純だったけど、まあよかったなと思えた。

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    2023年05月06日
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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    印刷所が微妙……ページをめくりにくい製本でプチストレス。
    ストーリーはほつれが目立つというか、精緻な作り込みがなされた物語ではなかった印象。あと個人的にラストの主人公の心境の変化にずっこけてしまったな。血のつながりってそんなに大切?

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    2023年02月18日
  • ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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    軽薄なストーリー展開でした。さすがテレビ屋らしい期待と予想どうりの展開で楽しめました。読者の求めるようにエンディングに持っていかれましたね。
    また、当時の日本軍を要所要所で悪役にする所も、作者自身のアリバイ作りもテレビ屋、エセ文化人に良くあるパターンも期待どうりでした。ディー級娯楽小説として楽しめましたが、この手の本を楽しんでしまう自分の堕落と刹那的さには、反省させられました。

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    2022年12月15日
  • 逆流

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    記憶障害でメモや日記をかかさない主人公だが、メモを見ても思い出せないなか誘拐事件が起きる。過去に遡る形式で読者には欠けた記憶が明らかになる、というのに気づくまで戸惑った。最後は都合よすぎ。

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    2019年06月07日
  • 逆流

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    4月-12。3.0点。
    芸能プロ社長の主人公。所属の芸能人が誘拐される。
    警察に気付かれないように救出に動く。

    日付を遡りながら語られていく、一つの手法。
    まあまあかな。さらりと読める。

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    2019年04月13日
  • キッチンコロシアム

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    料理の鉄人見たことないからあんまり
    思い入れはないが、
    鉄人たちくらいはわかった。
    作者と同じ名前の主人公が
    なぜ途中から急に若い奴の心をつかむのかとか、
    ご都合主義満載展開とか、
    日本語が酷いとか、
    頭の暴力描写無くて全然よくない⁇とか、
    いろいろアレだけど
    割り切って楽しめば良い暇つぶし。

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    2018年01月24日
  • キッチンコロシアム

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    最初は、「料理の鉄人」の裏話的な内容かと思ったよ。真ん中くらいから、この先どうなるか、真実はいかに、でページが進んだ。番組を作る人、料理人たち、料理人の家族、うまく書かれた人間ドラマでした。道場さんのところは、顔が浮かんだ、映像見ているみたいでした。

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    2017年12月12日
  • 生激撮!

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    田中経一『生激撮!』幻冬舎文庫。

    テレビ局を舞台にした映画『スティング』のようなサスペンス。

    著者がテレビ業界出身ということもあり、設定や描写にリアリティーを感じた。反面、ストーリーとしては有りがちなもので、万人受けを狙った感は否めない。

    警察のガサ入れを実況する高視聴率番組の天才プロデューサー・五味剛は、覚醒剤密売組織の顧客リストの中にテレビ局内の大物の名前を見付ける。

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    2017年11月03日
  • 龍宮の鍵

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    2時間ドラマ的な雰囲気。
    老舗ホテルを舞台に財宝とかフリーメイソンとか出てくるけど、そんな入り組んだ話でもなくてどんでん返しとかでもなくて、さっくり読めました。

    2016.2.7

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    2017年02月07日