スティーヴン・D・レヴィットのレビュー一覧

  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    #インセンティブ次第でヒトの行動は大きく変わる

    名前こそ『ヤバい経済学』だが、カテゴライズするとすれば心理学や行動経済学だと思う。

    ヒトは無意識のうちに何かしらの「報酬」を期待して行動していることを再確認できる一冊。 `インセンティブ` とは 「ヒトにいいことをさせ、もっと悪いことをさせないよう...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    タイトルがちょっと嫌い。これほんまに経済学か?って感じの内容。アメリカ教員や相撲の力士のズルを暴いたり、麻薬はあんなに高いのにどうして売人は貧しい暮らしなのかを考察したり、アメリカの若年犯罪者が減った理由を調べたりする。中絶で犯罪者予備軍が生まれることさえできなかったから犯罪が減ったという論理はかー...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    1990年ころのアメリカ、ティーンエイジャーによる犯罪が増えていた
    2000年代初め頃にはもっと増えているだろうと多くの専門家が予想した
    しかし、実際は5年間で50%以上減少した

    この理由として、銃規制が挙げられた。
    しかし、本当の理由は銃規制ではなかった。。。

    じゃあなんだよ!!ってあなたは本...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    銃とプール危ないのはどっち?

    相撲の力士は八百長なんてしない?

    学校の先生はインチキなんてしない?

    ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?

    出会い系のサイトの自己紹介はうそ?

    ウィキペディアは信頼できる?
    アメリカで170万部を売り上げたベストセラー本です。

    経済学といえばこの本というく...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    人はインセンティブで動く、という指摘が秀逸。決して合理的に動くのではない。行動経済学というか心理学ともいえる内容。インセンティブは「経済的」「 社会的」「 道徳的」の3つと書かれているが、まあ、この説もうなずける。
  • 超ヤバい経済学
    これは面白い。
    ネタは海外のものばかりだがそうだったのか!と思わされる内容。
    明石家さんまの「ホンマでっかTV」的でスイスイ読める。
  • 超ヤバい経済学
    一言で言うと、人はインセンティブで動く。もう一言付け足すならば、直観に反していたとしても、それは見えなかったインセンティブが働いていたせい。
    前著とテーマは変わらずネタが増えただけだが、そのクオリティに劣るところはない。テレビの普及により進む女性の社会進出、女性の社会進出による教師の能力の低下、酔っ...続きを読む
  • 超ヤバい経済学
    日常生活で浮かぶ疑問を統計分析するとどうなるのか?代替指標を上手く設定して分析する様子はとても面白い。
  • 超ヤバい経済学
    「ヤバい経済学」の続編。前作を上回るのは難しいと思いきや、全然そんなことはなく。全然、面白かった。夢中で読んでしまった。そっか、こういうのも経済学だったなら、経済学の方に進んでもよかったのにな、て思った。(11/5/19)
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    例えばギャンブル。普通の経済学者なら期待値・還元率を考えて絶対に手を出さない。だがヤバい経済学者は違う。胴元と関係者のインセンティブを考え、データを洗い出して"勝てる賭け方"を暴きだす。そんなやり口で筆者が社会の"本当のところ"を暴いてきた内容がぎっしり詰まった一冊。大量のデータも分析のツールもネッ...続きを読む
  • 超ヤバい経済学
    ・前作「ヤバイ経済学」の計量経済学(統計分析)のテイストが面白かったですが、今作ではそこに行動経済学テイストが加わり更に楽しめました。

    ・独裁者ゲームの実験結果に対する「人には思いやりの心(利他性=不合理性)がある」という一般的な解釈に対して、観察者の存在が被験者の行動を歪めている可能性を示唆し、...続きを読む
  • 超ヤバい経済学
    地球温暖化から娼婦の話まで、前作よりも扱う題材が幅広く、興味深いものが多かった。

    特に猿に貨幣の概念を理解させる実験の話が面白い。貨幣の概念を理解し人間のような行動を取るようになる猿に驚愕した。

    前作でも少し思ったけど、統計では酔った人間に飲酒運転させるよりも、歩いて帰らせる方が事故に遭う可...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    誰にとって何がご褒美になってるかを元に仮説を立てる考え方は目から鱗。この考え方だと八百長やテストの不正など不謹慎と言われる問題も良い悪し抜きで判断できる。

    ズルして自責の念にかられてもご褒美がある仕組みに責任転嫁しても良い!と都合よく解釈してみよ。

  • 超ヤバい経済学
    エンタメとして面白かった。
    特に面白かったのは、アメリカ男子の性風俗事情(過去)や、アメリカでは飲酒運転をした時の死亡率より、飲酒運転をしているドライバーに轢き殺される確率の方が高いことなど。
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    犯罪の減少は20年前の中絶合法化と相関しているとか、試験の点と強く相関している要因など、目から鱗の相関を教えてくれます。面白い。
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    興味深い視点ばかりで読んだ瞬間はおっ、となるのだが、印象が残らない。自慢・ひけらかしでしかないように感じるから?
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    重厚な見た目と経済学という取っ付きにくそうなタイトルの印象とは異なり、読み進めやすい作品であった。一貫したテーマは無さそうであるが、各章とも世の裏側を探究している、という点で一貫している。裏側を見ることで、自分がいかに固定観念を持って生きているか、ということを実感した。
    最も印象的な章は、アメリカで...続きを読む
  • ヤバい経済学〔増補改訂版〕―悪ガキ教授が世の裏側を探検する
    「経済学」というとアカデミックな内容をイメージしてしまうが、本書に記載されている内容は実例に基づいたシステム経済学の様相を呈していた。

    理論的な要素は全くなく、実践的にヒト・モノ・カネを捉えようとする「悪ガキ教授」の視点が目から鱗だった。
  • 超ヤバい経済学
    負の外部性の話。
    全体として負であることがわかっていても、個々の人間の行動を改めさせることは難しい。


    温暖化の話は面白い。
    外部性により、一人一人の行動は小さいものでも70億人分のコストとなり重くのしかかる。
    また例え温室効果ガスの排出をやめても経済への打撃がすごいだけではなく、即効性がない。
    ...続きを読む
  • 超ヤバい経済学
    オマキザルに資本主義が通じるかという実験でサルも合理的な活動が確認できたうえで、非合理的な行動をすることもわかった。さらに「実は人間もほとんど同じような割合で同じ類の非合理的な行動をするのがわかる」と書かれていたのが印象に残った。