聴猫芝居のレビュー一覧

  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.20

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     性欲を持て余した亜子の魔の手がオンオフを問わず伸びる20巻である。
     イベント的にはバレンタインデーと、マスターの受験&卒業というオフイベントが描かれた回だが、メインは「毎日プロポーズしてくる亜子」というホラー現象だろう。

     日付を付けて描かれる物語は、形式的には掌編集に近いニュアンスがある。
     全体で収束していく流れがあり、最後に目立たなかったオンライン方面での衝撃的な結末も置かれているが(なおかつあとがき無しという構成などもよく計算されている……風に見える)、構造的にはキャラ立ちしまくった彼らのオンラインを通じた日常風景とオフラインのイベント模様が細やかに描かれているのである。
     復刻イベントを楽しむ彼らや、隙あらばプロポーズを差し込む亜子の抜け目なさと断られて叫ぶ有様などは大変楽しい代物であった。

     物語的には、主人公の気づきが見られた終盤など、なかなか見応えがあった。
     亜子の成長物語としての気風が強かったこのシリーズで、ルシアン側が成長を遂げる内容は非常に目新しい。
     その意味でも物語が終息に向かっていることを感じざるを得ないので、寂寥の感も否めないが、それはさておき本巻の評価は星五つとしておきたいところだ。

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    2020年08月14日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.18

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     進学希望調査から端を発した御聖院さん崩壊事件を軸に、ネトゲ上ではまさかの猫姫さんが敵に回ってマスターがつらたんとなってしまう18巻である。
     今回はLAで(商会売上ランキングで)てっぺんを目指す物語が組まれていて、農業要素が追加されたLA内で実施されている交易が主題となっている。
     そこに御聖院さんが発したわりととんでもな将来の夢が絡んできて展開する様はこの物語らしく、終盤のゲーム世界を徹底的にかき乱すアレイキャッツの有様とマスターのテヘペロは大変美味しゅうございました。

     総じてこの物語らしい展開であり、リアルを優先させた前巻とは対照的な物語だった。
     その辺も加味して、星五つで評価している。楽しく読ませていただいた。次も楽しみに待ちたいところだ。

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    2019年01月20日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.16

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    ネタバレ

     浮遊大陸を目指す空の旅が拓かれた16巻である。ただ、メインの物語はネトゲ部勢 vs. 後輩勢@海賊による艦隊戦となっている。
     このシリーズでは、かなりスパンを長めに持って仲間を増やしていく一面があるが、今回は以前から微妙な立ち位置に居た双葉みかんの入部を巡っての物語が展開されている。
     その入部の経緯を彩るのが、浮遊大陸捜索クエストであり、そこに介在するはた迷惑な対人戦を可能とした空賊システムである。
     空賊勢と一般プレイヤーの艦隊戦に関わる主人公勢@治安維持ランキング1位と後輩コンビ@空賊の対決は手に汗握る実にスリリングなものであり、それがゲームであるだけに(別に負けても死ぬわけではないのだから)なおさら勝敗は読み切れないものがあった。

     実に楽しい一冊であった。挿絵の質も高く、文句なしに星五つで評価したい。
     ちなみに、個人的に良かったと思う挿絵は、アイアンクローを食らうシューちゃんと、ルシアンからエロいと言われた秋山さんの水着姿(実際エロい)、艦隊戦後のみかんの横顔の三枚である。我ながら多い。

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    2019年01月06日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.2

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    ネタバレ

    パーティに少し亀裂が入ってしまいました。

    シュヴァインが喋ると吹き出す・・・

    中身を知っていたらそうなっちゃいますね。

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    2017年12月19日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.15

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     今回は修学旅行編。前回自分の知らないところでファーストキスを奪われたルシアンが一念発起し、ファーストキスのリベンジを狙う回である。
     ネトゲの方で期間限定クエストが絡みながらも全力で修学旅行を楽しもうというネトゲ部の二年生陣の姿は、成長が見られるというか、大変逞しいものがある。
     最終的にルシアンの告白にせよ、彼の初めての大勝利にせよ、楽しくも見応えのある一冊となっている。USO(大阪のどこぞのテーマパーク)でのパレード時の会話なども、非常に味わい深かった。

     文句なしで星五つである。これで最終回でも納得の大団円的展開だった。
     とはいえ、彼らの物語はまだまだ続くだろうし、次巻も期待して待ちたいところだ。

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    2017年10月24日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14

    購入済み

    あー

    プレイした事あるネトゲとか出て来て笑えるw
    読んでてあるあるが出て来て楽しく読んでます。

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    2017年08月16日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10

    購入済み

    安定の面白さ

    です

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    2017年07月11日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14

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     ついに二人の関係が(ルシアンの方で)親バレしてしまう14巻である。今回は旦那の実家に認めてもらうために頑張る嫁という構図が展開されている。
     物語的には初対面をクリアするための修行編(これはバレンタインの巻と同じ仕組みである)と、うっかりで結婚発言が飛び出しルシアン母から「そういうのはちょっと……」と引かれてしまってからの挽回編の二本立てになっている。
     後半はネトゲの楽しさをゲームのことをよく知らない親に知ってもらうために頑張る展開になっているのだが、その意味で現実とネトゲの両面的な本作の持ち味を綺麗に分割して構成している形だろう。

     物語的には星四つ半相当と評価している。が、物語の締めがきちんと為され、後はアコが苦手な対人関係を超頑張ったので、加点して星五つと評価している。
     次は恐らく修学旅行編になるのだろう。高校における一大イベントであるから、聴猫芝居さんがどう調理するのか楽しみに待ちたいところである。

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    2017年06月12日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.13

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     今回はヴァレンシュタイン・TMWとの協同によるレイドボス戦を描きながら、セッテさんにスポットを当てた物語となっている。
     セッテさんの大コケは大いに楽しませていただいたが、それとは別に注目すべきは、ここに来てようやく再登場を果たし始めた一年生組だろう。
     今回は生徒会の選挙ということでマスターに憧れていた高石涼香が再登場しているが、先の巻で再登場を果たしていたみかんなどはメインと言っていいレベルでガッツリ出演している。
     この13巻からの物語は、もしかすると世代交代に焦点を当てていくのかもしれない。アレイキャッツの面々はある程度安定してきているので、別の方向から物語を展開していくのではないかと感じさせる気運のある巻であった。

     爆発力という点ではやや弱いが、セッテさんの大コケに敬意を表して星五つで評価している。安定した面白さであった。

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    2017年02月16日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.11

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     アニメ放映時に発売された11巻は、新職を実装する大型アップデートが実施されるも、クリティカルなバグによってキャラは凍結、頓珍漢な運営の対応によりサブキャラでプレーすることになって……という展開で物語られる物語である。
     先の巻では新年度を迎え、新たな船出を迎えたネトゲ部が一年生の勧誘に奮起する物語であったが、今回は新しいクラスでの立ち位置に四苦八苦する流れになっている。リアルでもネトゲでも、この辺の物語は自分たちの立ち位置を再定義するようなニュアンスが強い。
     色々思い悩みながらも、結局は自分らしさに立ち返っていくところなどは実に青春物語らしく、その悩ましさも含めて非常に爽快である。ネトゲという題材を取りながら、その実シンプルに青春物語を紡いでいる本シリーズとしては、本当にらしい物語だっただろう。

     三、四回ほど通読したが、星五つと言う評価は揺るがなかった。
     本シリーズの流れからして、次の巻で一つ終止符が打たれることになると思うが(おおむね三巻構成で大きな流れが展開している)、楽しみに待ちたいところだ。

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    2016年08月09日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.10

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     新年度を迎えて、新入部員を獲得しようとあくせくする10巻である。物語は今回も現実とネトゲ上がリンクしながら展開し、新入部員が得られなければ廃部になると、結構な苦境に陥っている。それが最後の最後でウルトラCの解決策を繰り出して切り抜けるのだから、相変わらず正統派な物語だと深く感心させられた次第である。
     シリーズ全体で考えると、今回は下級生の顔見せ回になるのだろう。部活に関与するようになるキャラは実質一人だけだが、それぞれ出てきたキャラにきちんと名前が付けられているところを見ても、今回だけで使い捨てすることは考えづらい。
     これからどう展開していくのかにも期待が持てる顔見せ回であった。シリーズ全体で考えなくとも、この巻単体で大変楽しく、それでいてコンパクトな内容である。両面で見て、星五つの評価は固いところだろう。


    ※2016年5月24日の再読記録を転載しておく。
     なお、来月6月に新刊が発売されることをここに付記しておく。ついでに言えば、書き下ろし小説同梱のBlu-ray一巻も発売されるため、聴猫さんはお忙しいかぎりである。

     TVアニメ放映開始と共に発売された十巻は、新年度の部員勧誘にまつわる物語。廃部の危機とギルドの混乱に立ち向かう物語は、終盤になかなか目を瞠るような展開を導入してくれていて、再読でも楽しく読ませていただいた。
     オン・オフの二重構造の物語はどちらも楽しく展開していて、特に中盤の頃のギルド・アレイキャッツのチャットなどは本当に楽しく描かれている。たぶん作者さんも楽しく描いていたのではないだろうか。ギルメンが多い状況ならではの混沌とした状況は、ボケツッコミのバランスがよく取れていた。
     そうしたディテールと、これからに期待したい新キャラの登場も含めて魅力的な巻であり、星五つの評価は再読でも変わらない。
     聴猫さんはキャラの無駄遣いをあまりしない一方で、かなり長いスパンでもってその立場を入れ替える傾向があるので(今回のセッテさんなどは都合九巻を消化しての立場の変更だ)、本当に新キャラの活躍には期待したいところだ。

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    2016年05月24日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

    購入済み

    そだねって感じ

    ネットゲームの世界とリアルの隔たりが薄くなっている連中が起こす物語、とでも言えば良いのかな?
    ネットゲームの仲間とは、なんかリアルの仲間とは違う親近感を感じることはよくあった。
    そんな普段は意識しない心の内面をよく捉えた作品だと思う。
    ネットゲーム内で、結婚してくださいと初めて告白した時のことを思い出して、あーそんなこともあったなって、確かに本当はネカマじゃないだろうなぁって心のどこかで疑ってたとか、懐かしい気持ちが蘇ってきた。
    最近はネットゲームも数多く、奥も深いものになってる。
    でも、この物語の舞台となっているMMORPGは、なんとなく初期のネットゲーム、それもMajestyやUO時代の古い時代のクソゲーの懐かしさを感じる。
    シューティングばっかりやってる最近だけど、RPGやりたくなったな。
    あの頃のみんな、今どうしてるんだろ?
    同じクランでオフ会で出会って結婚した友達とか、懐かしさを思い出させてくれたので満点です。

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    2015年10月10日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.8

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     バレンタインを目前に控えた主人公らであったが、イベントを機に改めてアコのプレイヤースキルの低さが浮き彫りとなって、という展開で描かれるバレンタイン回である。
     物語世界を押し広げた前回からは続く流れではなく、本来の筋である「学生生活イベント+ネトゲイベント」という構成で展開されている。作者さんの得意とされるところだろう、さすがの手並みで、相変わらず面白いの一言である。
     程よくお色気を加えつつ(この機に改めて指摘しておくが、表紙ほどにはその色は強くなく、あくまで程よくである)、一方で今回は成長物語としても充実している。物語の定型ではあるが、努力した上で得られる成功体験は、やはり快いものであった。

     よくまとまった良い巻だった。星五つと評価したい。
     アニメ化も決まったようであるし、そちらも楽しみにしたいところだ。より多くの人にこの作品の魅力が紹介されれば、と思う。


    ※2016年5月23日の再読記録を転載しておく。

     バレンタインイベントにまつわる、アコの成長物語である。初読の際にも触れているが、今回は改めてアコのプレイヤースキルの低さにスポットが当たった形だ。
     ライトノベルとしては、部員のそれぞれがバレンタインのプレゼントを行う部分でなかなかのシーンを演出している。特にシューちゃんのデレっぷりは顕著である。成長物語としても魅力的であり、よくまとまった良い巻だった。
     あくまで主題がネトゲイベントのクリアに限られていて、それだけにネトゲを主題にしたこの作品に相応しい密度での物語だっただろう。初読の際の星五つの評価から変えていない。

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    2016年05月24日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.6

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     六巻は、クリスマスイベント(オンオフ含む)を軸に置いた物語である。
     今回も掛け値なしに楽しめた。彼らの会話は、彼らが過ごしてきた日々の積み重ねが感じられるほどに洗練されていて、単なるオタクトークというより仲の良い部員同士の楽しい会話になっているし、物語も最後の美しさと、それをさらに落とす構成は素敵なものだ。
     主人公の彼が、ややあざとく勘違いしているところもあるが、それも仕方がない。そもそもギルド全員が同じ学校ということが異常事態なのだから。

     ハーレムチックな展開になりつつある本作は、秋山さんの言葉が印象深い。彼女持ちがモテる理由というのは、なるほどと感心させられた。
     そんな風に語られる二人の関係が一層深まった今巻も、星五つを付けたい。本当に楽しく読ませていただいた。
     残り94冊、応援してるので頑張ってください。


    ※2016年5月22日の再読記録を転載しておく。

     再読しながら、やはりこの巻は良いと改めて感じ入ってしまった。この巻の後半部は、ここまでで最も良かった。
     巻を重ねるごとにもっと良いものを提供してくれるのだから、聴猫さんの腕前にはただただ脱帽するほかない。

     物語としてはクリスマスイベントを消化しており、前半はネット内で出会ったロールプレイ系妹キャラのシュシュにまつわる物語が展開されている。だが、ここでの彼女の正体はおそらく読者なら誰でも読めたところだろう。むしろ、わざとバレバレに描いている感さえある。
     改めて読み返して考えてみると、ここではややメタに近い視点が導入されていると見てもいいだろうか。正確に表現すると、我々は物語として作品を読んでいるので「基本、物語は必要な登場人物しか出てこないんだから、シュシュはどう考えても……」と想定することができる。しかし、実際のゲームにおいて、自分の※※と出会う可能性と言うのは考え難いくらいに低い。そこに、物語と読者のギャップが存在していて、その部分が意識的に描かれているようにも見えるのだ。
     とはいえ、その部分の手並みには少し疑問も残るのも事実である。元々アレイキャッツの面々が同じ学校に所属している時点で今更であるし、そうでなくともアコでさえ勘付いていた事実に主人公が気づかないというのは、やはり不自然ではある。

     その一方で、クリスマス本編が展開された後半部の見事さは本当に筆舌に尽くしがたい。アコの心の底にあった不安はまた、鏡合わせのように主人公たる西村もまた抱いていた不安だった、という描写には、グッとくるものがあった。
     そこでの展開を粉々に砕いたもう一幕も、切れ味鋭くアコを殺しにかかっていて素晴らしい。そこでの一幕を落ち着ける彼の激烈な告白もまた優れたものだった。
     初読の際の評価と同じく、星五つで評価している。なぜか割れてるアコの腹筋表紙も合わせて、良い巻であった。

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    2016年05月22日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.5

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     今回はハウジング。ギルドのホームを持とうと金策に走る話である。
     今回も楽しませていただいた。展開の楽しさとシーン単位での楽しさ、両面において隙がなく、相変わらずの面白さである。
     終盤の展開も、それそれのらしさが出ていて、それがきちんと展開を捻る手立てになっている。お見事な手前である。

     今回も文句なしに星五つ。良い読書をさせていただいた。もうすぐ出る次巻も楽しみにしたい。


    ※2016年5月21日の再読の感想を転載しておく。

     今回は前回の攻城戦での散財を引きにしての金策と、金策の目的であるところのハウジングシステムが描かれている。
     そうした意味で、物語は二重底と言うか、前半と後半で別個に展開している物語なのだけど(もっと言えばさらまんだー死亡の一件を加えた三枚底だ)、前半部の教訓的な側面は見逃せない。中高生をメインターゲットに据えたライトノベルと言うジャンルにおいて、こうしたニュアンスを含んだ展開は望ましいものだろう。
     いや、まあ、リフレ的な何かは教育上よろしくないだろうが、そこは時事と言うことで構うまい。

     今回、アコがやる気をみなぎらせて活躍していることもあり、彼らの物語が前進していること(アコの善導が為されていること)が確認できる巻になっている。
     そうしたシリーズ全体での動きも含めて、星五つという評価は初読から変えていない。物語的な収束の美しさも含めて、なかなか楽しませていただいた再読だった。

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    2016年05月21日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.4

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     今回は攻城戦、大規模対人戦をメインに据えた物語である。
     いや、熱かった。ひたすらに熱かった。現代社会を生きる我々が擬似的にファンタジーを体験できるもの、それがゲームなのだと改めて思い知らされた気分だ。
     正しい意味でネットゲームを、あるいはオタクを取り扱った本シリーズは、名作といって過言でないだろう。

     ゲーム的な意味では今作がこれまでで最高の出来だろう。物語も当然ながら面白かった。文句なしに星五つである。


    ※2016年5月20日の再読の感想を加えておく。

     今回は秋のイベントたる文化祭をメインに据えた物語になっている。だが、その文化祭そのものはエピローグで少し触れるだけで(なんと驚きの5P)、その準備となるLA内の大規模対人要素「攻城戦」がメインディッシュとなっている。その辺はさすがと言うべきか。
     そうして今回はガッツリとネトゲが描かれた展開となったが、そこでの熱さは類を見ない代物である。現代の学生を描きながらこれほど熱い戦闘を描いてくれるのだから、いやはやもはや脱帽するほかないだろう。
     アコの成長も含めて、この上なく魅力的な一冊だった。ここまでの四冊の中でとびきり面白い巻であり、初読の折りの(自分で付けた)評価にもうなずける。星五つは外しがたい巻である。

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    2016年05月21日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.3

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     たかがネトゲ、されど……と言ったところだろうか。今回はネトゲ上での犯罪被害に遭うルシアン一味の物語である。
     物語の展開が実にスムーズで、相変わらず、単純にストーリーとして面白い。あくまで現実寄りながら、読後感の良い展開を組んでくれているところもまた良いところだ。
     ネトゲのコラボやネット犯罪など、話には聞いたことはあるが……という人に啓蒙するような内容も含み、質の高い一冊となっている。
     あるあるネタもネトゲ一辺倒ではなくて、アコとの関係に悩む彼の姿などは、甘酸っぱさやほろ苦さを覚える人も少なくないだろう。青春してるなあ。

     ネトゲをやってる人からすると、ご都合主義的なところも少なくないだろうが、それだけに物語的には非常に納まりがよい。
     その辺が気にならない非ネトゲユーザーとしては、文句なしに星五つを付けたい。面白かった。


    ※2016年5月19日に再読したため、その感想を転載しておく。

     改めて読んでみると、今巻は印象がだいぶ変わった。今回の物語の背景にはルシアン=西村と亜子の関係の変化が一本のラインとして通っているのだが、そのラブコメの模様が主人公であるところの西村視点で描かれる一方、亜子からの視点における変遷も隠然と描かれているのだ。その点を、初読では読み落としていた。
     今回は物語内で恋愛イベントが再三にわたって展開され、そのたびに読者は振り回されるのだけれど(個人的には、特に終盤の亜子の返答には意表を突かれた。上手い演出である)、最後の断固たる拒否を見ても、彼女の内面で二人の関係への感じ方・考え方が変化しているのがよくわかる。

     部活の合宿というイベントにせよ、そこで参加したネトゲのコラボイベントにせよ、あるいはアカウントハックとそれに対する釣り返しにせよ、物語は動的で楽しいものだった。
     だが、そこに敷衍しているラブコメというテーマが活写されている点は無視すべきではないだろう。あくまでそちらが主題であり、よく計算されて描かれている。我ながら読み落としは情けない。
     というわけで、再読して、改めて星五つと評価している。本当によくできたライトノベルシリーズだ。

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    2016年05月20日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.2

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     作者さんもあとがきで触れておいでのように、もう一巻ですべて出しきった感のあるネトゲの嫁は~の二巻である。
     本当によくできたシリーズだと思う。今回もクラスメイトを起点に、感情の変化を丁寧に描いていて、オタクの持つ感情をよく説明している。
     中盤の「別ゲーこれくしょん」を次への伏線に使う手並みはお見事だし、いたずらに感情的な見せ場を用いず、それでいて最後の会話に深みを出させる展開のさせ方には感心するほかない。

     ちょっと積んでしまっていたが、なかなか楽しい読書であった。文句なしに星五つである。


    ※2016年5月19日に再読したため、再読記録から感想を転載しておく。
     再読の方がしっかりとしたレビューになっているのはご愛嬌ということで目こぼし願いたい。

     今回は「仲良しグループに異物が混ざったことで歯車が狂う」事案を軸に物語が展開されている。キーワードはオタバレ、あるいはオタクとリア充の関係性あたりだろうか。
     前巻から連続して読んでいて実感するが、一冊の中で展開する物語はより濃さを増していて、大きな枠で見ても、小さなネタで見ても、かなり綿密に連携し展開されている。前段階での展開がさらりと見せ場へと繋がってくる感覚は非常に快い。
     細かなネタが締めにまで絡んできて、物語を一冊しっかりと読んだ実感があった。今巻ではLA以外の別ゲーをプレイする展開が描かれているが、そこでのパロも含めて、やはりパロディの質も高い。

     アニメ版では全体的に細かな描写や展開がかなり割愛され、詰め込まれて演出されていたため、どうしても違和感が拭えない一面があった。
     一冊分を二話で詰め込んだため致し方ないところではあるし、見せ場においては尺を割いて申し分なく描いてくれたので、その点においてはアニメ制作側の判断の良さが感じられるのだけど。
     アニメで面白いと感じ、ちょっと読んでみようかと検討している人にも強くお勧めできる二巻だった。全体的に質良くボリュームが増して、物語の艶出しがされていると思ってくれて間違いない。
     その意味も含めて、再読でも星五つと評価している。

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    2016年05月19日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.2

    Posted by ブクログ

    自分もネトゲを結構やるので、いろいろと理解できる部分は多く、面白かったです。
    ヒロインはゲームの操作下手だけど、可愛らしい部分があるから愛せるっていう気持はよくわかります(笑。

    ラノベによくある女の子がたくさんでてきて~って話になってきましたが、幸いにも主人公はヒロイン以外の女の子に興味なさそうなのでドロドロの展開にはならないと思います。今後に期待です。

    ネット用語が多く、ネタが分かる人にとっては面白いと思います。「もうだめぽ」の誕生の瞬間の動画を見たくなったりしました。

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    2014年04月12日
  • ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

    Posted by ブクログ

     少し評価に迷ったが、星五つとした。人を選ぶが(ネット関連の基礎教養が要求される)、良い意味でらしいライトノベルである。
     ミスリードが少し弱いが、それ以外は非常にスマート。登場人物もよく絞っているし、展開もスムーズである。一冊としてよくまとまった作品だ。
     何より勢いが良い。会話のリズムもそうだが、展開のテンポ感も心地よく、一時間半ほどで止まることなく完読した。本当にライトノベルらしいライトノベルである。

     綺麗にまとまっている分、続巻をどう展開させていくか興味深いところだ。期待して積んでおこうと思う。


    ※2016年5月16日に再読したため、その再読した上でのレビューも転載しておく。
     再読記録はどうもレビューに反映されないようなので。

     アニメ放映に合わせて再読したため、感想を残しておく。
     シリーズが進んでいる昨今の感覚で読み返してみると、この頃の内容はまだまだ成長過程にあった印象がある。と言っても、シリーズが進みにつれてより良くなっていくのは、尻つぼみになるよりも断然良い傾向である。
     物語のスムーズさ、そこで展開されているロジックなどは見るべきものも多いため、シリーズ全体から俯瞰した評価は星四つ半相当としているが、これを単巻のライトノベルとして見るならば、やはり星五つで差し支えないだろう。

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    2016年05月19日