聴猫芝居のレビュー一覧
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おー、すっご。というのがまず思った感想。
前巻でわりと勢い良く走りだし、走り抜けたような印象だったので、2巻は新キャラ投入とかあまりよろしくない方向に走るしかないんじゃないか、と思ってました。
完全に杞憂でしたね。
今回も嫁一択でありながらもMMOの仲間と時間を共有する楽しさ、そして何より大事な嫁の可愛さをふんだんに盛り込んだ一冊でした。
ステータス(ページ配分)は安定の嫁へのほぼ極振り。
冒頭からすり寄ってきたり中盤ではネタ要員でありつつもスキンシップは欠かさず、終盤ではより一層絆を深めるという嫁無双。
近寄る男を一言で切って捨て、隙あらば甘えてきて、常に囁かれる愛の言葉にだんだんと旦那の -
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俺はラノベを読み手なんだが今月の新作漁りでこの本を読みだした
前半部でいきなりリアルなネトゲ風景があって主人公が語尾に「にゃ」を付けるあからさますぎる女キャラに告って「ごめん俺おっさんだし」と言われていた
主人公は「今のがリアルでなくて良かったな、リアルだったらお前はもう死んでるぞ」といわれて想像して圧倒されたのか次にヒロインにゲーム内で告られても「まただよ(笑)」とか結局結婚したくせに言いワケ言ってた
ヒロインは「ほう、経験が生きたな」と少し誉めると粘着して説得して主人公を旦那にしてた。しかもヒロイン美少女だった(リアル話)
みたいなテイストが盛り沢山で、面白かったです(小並感)
ヒロ -
Posted by ブクログ
ネタバレ聴猫芝居先生のラブコメです。
twitterでラノベ作家さんが高評価をしていたので拝読しましたが、確かに高評価なのが分かる内容です。
ネトゲ世界で夫婦ごっこをしていた主人公とヒロインがリアル世界でも初対面から徐々に心を通わせていくという正統派な物語ですが、とにかくテンポよく物語が展開していくので全編を面白く読むことができました。根暗でリア充とは真反対なヒロインという扱いづらそうな人物も逆に純粋無垢な面が強調されていてとても受け入れやすかったです。主人公に対するラブラブオーラを出している姿がとにかく可愛らしく眺めることができます。ワンコ系ヒロインバンザイ!という感じで。
最後のクライマックスと -
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ネタバレオンオフ両面でメインクエストが進行する19巻である。
今回は、ついに実装されたLO最終章「グランドクエスト」の進行でアレイキャッツが三つに割れるオンライン上の話と、とても常識的に「え? 嫁? ああ、付き合ってるってこと?」と真剣みがさらさらない反応の西村父への対応に頑張るオフライン上の話が主軸となっている。
どちらかというとオンラインの方がメインなのはこの作品らしいところだろう。オンラインの方での学びがオフラインにも影響する、ネトゲと現実が地繋がりで描かれる様なども、この作品らしい。
地味だが、意外なくらい成長を見せたルシアン&アコの姿はどうにも感慨深いものがある。
物語的に星四つ -
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ネタバレ17巻の主題は文化祭&ミスコン。なんと17巻にして初めてリアル一辺倒の物語が組まれている。
本題はシューちゃんのオタバレにまつわる物語で、奥様公認のルシアン&シューちゃんのデートなども収録されている、一巻丸々シューちゃんの巻である。
オチに到るまで一直線の物語は実に青春していて、スクールカーストを物語に組み込んでいるこの作品には相応しい悩みの内容だったと思う。
ネトゲをテーマにした物語だけに、こうしたリアル主体の物語をどう評価するかは難しいところがある。この作品の魅力は明らかに、リアルとゲームがシームレスに(そして同時的に)展開する面白さだからだ。
しかし一方で、こうしたリアル一辺 -
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ルシアンらは二年次最初の大型連休であるGWながらも、今回は各々の都合がつかずに合宿はなし、しかもアコの両親が旅行に行くとのことでルシアンはアコが自堕落にならないようお泊りを余儀なくされる、そんな12巻となっている。ネトゲではハウジングシステムを利用した「モンスター襲撃イベント」が展開され、主にルシアンとアコの二人が奮戦する物語となっている。
物語的には、これまでの「ギルメンの関係の変化」という流れに整理を付けるような形で展開されている。各々の都合でネトゲに専念できないながらも、各々がネトゲ部のことを大事にしている様について秋山さんが評したように、変化はあれど、彼らの関係は大丈夫だろう、とい -
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安定の10巻。アコ達が2年生に進級し、新入部員獲得に頑張るの巻。さくさく読めて面白かったです。
ギルドアレイキャッツの闇雲な拡充と現実世界での新入部員獲得が裏表というか表裏一体になっているところが面白い。ギルドはぽんぽん新しい人が入るもののそのせいで混乱し居心地が悪くなったのに反比例して、部活は全然人が集まらないし集めたいとも思っていない。
ルシアン達のスタンスがいい。むやみやたらに新しい人を入れようとしないで、今ある人間関係で満足しているので、今の状態を継続しようとする。新メンバーを入れるにしてもみんなが仲良くできそうな人を選ぶ。クラスでもポジションも計算し、居心地の良い場所を作るために -
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このメンバーでは最後になるみんなでの取り組み、という触れ込みで行われた冬の合宿の物語である。
早くも第九弾となり、春にはアニメ化も決まっていて乗りに乗っているシリーズであるが、今回はややこじんまりとした物語となっている。ネトゲでもリアルでも、それほど大きく動いているものではなく、これ一つで終わっているエピソードだ。
途中で展開が読めたところもあるし(そう意図している節もある)、シリーズの中休みというか、次から始まるだろう新学年での物語への準備回のようなニュアンスで理解するべきかもしれない。
今回は星四つと評価している。新学年から彼らの部活も動きが出てくることだろうし、次もまた楽しみに -
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安定の7巻。今巻はルシアン&アコはちょいと端役に、猫姫さんとギルマス兼部長の婚活話がメインとなる。いつものネトゲトーク満載の会話も面白いし、猫姫争奪戦というゲーム上のお祭りも楽しく、それでも一本芯が通っているところが頼もしい。
ネット上の友人だから?深く関わって傷つけたら嫌だから?責任を持てないから?友人であるだけで少なからず影響を受け合うものであり、責任は個々人にあるものだという猫姫さんの言葉が心に降りてきた。踏み越えるつもりの無かった透明な檻に気付いて飛び越えてみれば、壁なんてなかった。このまま一巻一テーマで楽しいぐだぐだネトゲライフを続けて欲しい。セッテの家族やシュヴァインの兄、猫姫さ -
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今回は正月の、ネトゲ上でのイベントを軸にした物語である。猫姫さんの結婚と、マスターの婚活が物語の中心となっている。
全体的に見ると、仕込みの巻といった感も受けた。特に秋山さんに関するネタの仕込みは明らかで、クラス内のゴタゴタトいい、これからのどのような形で展開していくのか楽しみにしたいところだ。
個人的には、やはり彼らの物語は学生生活がメインだと思うので、ネトゲ色がかなり色濃い今回の物語は星四つ半と評価したい。
面白いのは面白いのだけど、学生生活(これはつまるところ、学生である主人公らの生活、ということだ)そのものを主題に置いたこれまでの物語からすると、箸休めの感が強いのである。