本荘修二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前読んだ『サードドア』の著者がバイブル的存在としていた本ということで気になっていたところ、中古書店で見かけて購入しました。
ネット靴屋「ザッポス」は、日本ではほぼ無名ですが、アメリカではカスタマーサービスを重視した運営により著しく成長を遂げ、働きがいのある企業ランキングで上位に食い込んだこともある会社だそうです。
この本は、そのザッポスの元CEOの自伝的な本です。
ビジネスを志した幼少時代、最初の起業での成功や失敗、ザッポスでの挑戦、企業文化(コア・バリュー)の紹介、最後には幸せとは?といったところまで書かれており、「ザッポスの企業文化を通じて世界に幸せを広げたい」という著者の意図を感じ -
Posted by ブクログ
ザッポス自体はCRMを学ぶ際に必ず出てくるほど有名な会社ではあり、興味が出て読んで見た。
中身自体は従業員の手記集だが、一貫して「顧客のために」という精神が貫かれている。ただ、その精神を具体的に体現するためには「仕組み」と「文化」が必要であるということも合わせて読み取ることができる。
・「顧客体験」のためにコストをかけるという企業文化の徹底。
・CEOも含め、全社員が顧客とコールセンターで直接ふれ合う機会を作ることによる。
・会社の文化に合う人のみを雇用する(合わない場合はお金を払ってでもやめてもらう)
・善意を悪用する顧客への対処の仕組みを作る。
世の中「お客様第一」「顧客ファースト」 -
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Posted by ブクログ
・会社に強い結びつきを感じる社員はより生産性が高い
・社員の会社との結びつきを示す代表的指標は、その社員が社内にどれだけ友人がいるか、または社内に親友と呼べる人がいるかどうかです
・まずはオフィシャルなところに無料で仕事を受注する。そのあとに、その実績を使って地元企業にアプローチする
・私たちの成長のきっかけはそんな風におこることがよくありました。ただアイデアを投げかけてみて、アイデアがササるか、状況に応じて変化するか、実現するかをみるのです。
・つくテーブルを選ぶのは、自分で決められる最も重要なこと
・テーブルに少々不合理なことをしたり、経験不足の人が多すぎると、最高のプレーヤーでも非常に勝 -
Posted by ブクログ
まぁ。読んでみてほしい。面白い読み物である。
経営という視点で読むのはもったいない。
フラットに読むべし。そして、感じるべき。
企業文化は優位いつであり、絶対的に優位な戦略なのである。
自然体で真剣にのめり込んで学んでいく一冊である。
自身のこととして置き換えて読めるときがあることが希望である。
・・・・ここで少し大事にしたい言葉を残しておこう。
たとえば。。。ポーカーの話は、ゲームに勝つというところから、
ポーカーに勝つための方法≒経営の視点なんてこともキーワードがあるが、
それより魅力的なのは、
自身にポーカーに勝つことがしたいのか?と問うところがいい。
○自覚して意 -
Posted by ブクログ
常に想定できる最悪のシナリオに対して準備しておく
スタミナと集中力が最もあるプレイヤーがたいてい勝つ
(辛抱強く長期的に考えること)
理性を失いつつ、悪い手にかけるような感情的な状態にしない事。このような状態になりそうになったら、散歩するか、離脱するか。それの方がコスト効率がいい。
実践により学ぶこと。本を読み経験者から学ぶ事。
勇気を持って挑むことは一時的に自分の立場を危うくするが、そうしなければ自分自身を見失う事になる。
広告にはほとんど費用をかけず、その費用をカスタマーサービスと顧客体験に投資
我々に代わって、顧客に口コミでマーケティングを担ってもらう。
いかに話題性を持つか -
Posted by ブクログ
コアバリューを、感覚ではなく言語で大切にしていることを明確にする。
ザ・ライン、という名で紹介されたコアバリューは、会社だけでなく個人的にも持っていることで、悩んだ時、困った時、失敗した時など、拠り所になると思う。
著者である清掃会社を立ち上げた女性は、自分をミレニアル世代、という言葉で、表現しており、これは性別や国籍に関係なく、この年代の人びとは同じようなことを考え、行動しているのだろうなぁと感じた。
失敗と内省、そして次なるアクション、ということを繰り返している、単なるサクセスストーリーではなくクロウストーリーであることにも共感を感じるし、とても勇気付けられる。