藤石波矢のレビュー一覧

  • 昨夜は殺れたかも

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    コミカルなのにスリリングな展開の連続で、頁を捲る手が止まらなかった。
    “少し痛い目を見ればいい”程度の気持ちが、最終的には殺意を持って罠を仕掛け合う程の憎しみに変わる。
    一つ屋根の下で繰り広げられる夫と妻の応酬に慄く反面、その回避能力の高さには思わず笑ってしまった。
    本来はシリアスな場面のはずなのに、なんでか毎回笑えるんだよねえ。
    やってる事が平凡な夫婦のそれじゃないからかも。
    いくらなんでもこの二人、優秀すぎるもんな。
    というか著者二人の競作っていうのが面白い。
    罠を仕掛ける人間と回避策を捻り出す人間が違うので、この先どう転ぶのか予測できないところが楽しい。

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    2025年07月12日
  • 流星の下で、君は二度死ぬ(新潮文庫nex)

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    以前ラジオで同著者の作品を聞き、おもしろい!と思い手に取ったのが当書だった。
    近日、なかなか思うようなミステリ小説に出逢うことができず悶々としていた中で開いたが、
    そうそう、こういうのを待っていた。
    他の読者が触れているように、現実に則して見れば多少の非現実性があるかもしれないが、私は全くと言っていいほど気にならなかった。
    むしろ、作中で触れられた曖昧な表現も含め、全て決して長くない作品の中で回収される様は大変心地よい。
    まさか帯に既に正解のヒントが隠れていたとは。。
    著者はもっと有名になってもいいのではと思わされる。

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    2025年03月09日
  • ネメシス2

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    シリーズ2作目!作者が毎号変わります。
    藤石波矢さんのファンなので「ネメシス」全作書いて頂きたいくらいです。
    この作品はオレオレ詐欺事件の内容。
    ネメシス探偵事務所の風間、アンナ、社長のノリが軽快で非常に面白く、又、非常に読み易くあっという間に完読出来ます。
    映像化されてるみたいですが知りませんでした。機会があれば見たいです。

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    2024年12月26日
  • ネメシス5

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    藤石波矢さんの小説が読みたく「ネメシスV」を手にしました。
    「ネメシス1」は読んだのですが、いきなり5に飛びました。それでも全く違和感はありません。どこから読んでも面白いです。
    本号は2話構成ですが、第1話から第2話と話が繋がっていてジャーナリストの神田凪沙を描いた小説です。ストーリーが面白く非常に読みやすい、「ネメシス」シリーズを全号読んでみます。

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    2024年10月30日
  • 今からあなたを脅迫します

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    ドラマを視聴してから面白くて読んだ本です。初心者さんで読みやすい本です。最後な終わり方も綺麗だと感じました。

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    2024年10月17日
  • 神様のスイッチ

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    漫画みたいなストーリー!
    主人公が5人もいてそれぞれに何かを抱えているドラマ。主人公に絡んでいる人達がいてその人達がまたドラマを描く。
    偶然では解決出来ない出来事が起きる。
    何とも言えない読後感!収まるところに収まるのか?
    脅迫屋千川も登場して来て、おもしろいです。

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    2024年09月08日
  • 初恋は坂道の先へ

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    藤石波矢さんの実質のデビュー作で「ダ•ヴィンチ-本の物語-大賞-」受賞作!
    「今からあなたを脅迫します」を読んでおもしろかったのでこの本を手にしました。
    青春を謳歌する軽妙なセリフまわしで遠い昔を思い出す感じでとても読みやすいです。
    が多少ストーリー設定に無理がある様な…。
    もっと早く品子を迎えに行くのでは…?信川好美がしなこちゃん?何故あだ名がしなこなのかわからない。
    ハッピーエンド?

    短編「かなたの小説」もおもしろかったが結局、何故?が残る。

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    2024年08月28日
  • 今からあなたを脅迫します 白と黒の交差点

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    シリーズ3作目!
    連作短編集だがお馴染みのキャラが揃って賑やかになっている。ストーリーも前作品よりミステリーぽくなって仲々楽しめる作品です。
    ドラマみたいで軽い感じで読んでしまうけど、やっぱりドラマ化されたのですね?
    これで終わりでは無いと思いますが次作が楽しみです。

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    2024年04月03日
  • 今からあなたを脅迫します

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    初著者、何故この本を手にしたのかはよく覚えてませんがタイトルからおもしろそうだと思ったのだろう。多分!
    予感が的中です。面白い!
    連作短編集なのか、長編なのか、最初から最後まで繋がっています。
    非常に良く考えられた内容だと感心しました。
    ユーモアあふれる会話や言い回し等、軽い感じで読み易くスイスイと読めてしまいました。
    栃乙女もいいキャラで味があるし。

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    2024年03月13日
  • ネメシス7

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    いやー完結巻だけに怒涛。ひたすらに怒涛。
    今まで隠されていた秘密が一気に明かされるわ真の黒幕も明かされるわアクションシーンもあるわ感動シーンもあるわ。
    とにかく怒涛の展開だった。
    これは多分今までの登場人物総出演だったのでは?
    私の大好きな神田さんも緋邑さんも出てきて大活躍してくれたしもうそこだけで個人的に大満足でしたー!
    あと緋邑さんと栗田所長のあのお酒のくだりね、あれはちょっともう大人の世界でしたね、お洒落……!

    最初にこのシリーズ読み始めた時は正直「このノリで続くんだろうか、最後まで読み切れるだろうか、大丈夫なんだろうか」と不安しか抱えてなかったのですが、後半になってきて徐々にバラバラ

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    2024年01月05日
  • 昨夜は殺れたかも

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    二人の作家が交互に執筆。夫、妻のパートに別れてお互いに殺しを仕掛ける→回避してまた仕掛けて相手にリレー、という形で進行して書かれた作品。一章ごとに盛り上がりあるので、ハラハラしながら読み進めました。仲良し夫婦がいきなり殺しあいに転じるには、お互いに隠し事があったという設定。しばらく殺しあい続いたあと、結末に向かって話の向きが変わり、それも面白かったです。
    ホラーというよりコメディタッチなので、怖いの苦手な人も大丈夫です。中学生くらいから。

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    2023年12月18日
  • ネメシス5

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    うわー神田さん!神田さんがめちゃくちゃ好きだー!

    ていうのが読み終わってすぐの感想なんですけども、今回の話は「フェイクニュース」と「正義感」が共通点だったんですかね。
    巧妙に作られた嘘は例え嘘だったとしても伝え方次第で嘘が真実になってしまう……何が本当なのか今の世の中で見極めるのはとても難しいことだったりする。
    だからこそそれを見抜ける力、そしてそれを正しく忖度なく報道する正義がより必要になるのかなぁと。
    最近世間を賑わせたニュースなんかと妙にリンクしてしまって、これはもう創作の中だけの話ではないなぁと深く考えさせられました。

    それはそれとしてこの巻から登場の神田さんのスピンオフがとにかく

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    2023年09月26日
  • 昨夜は殺れたかも

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    本当にMr&Mrsスミスみたい!となんだか楽しかった。
    妻の隠し事が判明してからも、夫側の謎が少し残ったままだったので、どちらかというと妻視点で読んでしまった。
    疑惑だけで殺そうとするとか、いろいろ非現実的ではあるんだけど、それも含めて楽しく読める作品。

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    2023年06月27日
  • ネメシス5

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    『真実は一人一つ』
    今まで某アニメのフレーズで固定されていたけど、新しい考え方を知った。

    正義が損をし、悪が得をする。
    正直者が馬鹿を見るのは納得いかない。
    それでもやっぱり正しくありたい!

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    2023年06月22日
  • ネメシス7

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    凄い勢いで伏線回収してるみたいなんですが、6巻との発売間隔が開き過ぎていて、読む当方がストーリーやら設定やら忘れてしまっていて。面白いことは面白かったです。

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    2022年10月30日
  • 昨夜は殺れたかも

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    サラリーマンの光弘と専業主婦の咲奈は、だれもが羨む幸せな夫婦。だがある日、気づいてしまった。光弘は咲奈の不貞に、咲奈は光弘の裏切りに。
    その日から、彼らは良い夫婦の仮面をかぶったまま、互いの殺害を計画し始める。

    『今からあなたを脅迫します』シリーズなどが代表作の藤石波矢さんと、『いなくなった私へ』などの辻堂ゆめさんの共著で、夫パートが藤石さん、妻パートを辻堂さんが書いています。
    共著の小説というと、著者が変わる際に違和感を覚えて没入感が覚めてしまうことがよくあるのですが、この本はそういったこともなく、自然な文章で楽しめました。

    あとがきを読むに、自分の書くパートで相手を殺すトリックを仕掛け

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    2022年10月28日
  • ネメシス5

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    Vを読んだけど、登場人物が魅力的だし、ストーリー展開のテンポも良くて、あっという間に読み終わった。

    IからⅣも読みたい!
    と思ったらそれぞれ作者が違う⁈

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    2022年09月24日
  • ネメシス5

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    今回は風間探偵の活躍が目立った。普通の探偵のような活躍ぶりだ(笑)彼が頑張ると何故か応援したくなる。母ごころのようなものか‥‥。映像化されていないオリジナル作品も読み応えがあり、栗田&風間が秘密裏に追っている事件も見えてきた。次回はどんな展開になるのかな。

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    2021年10月01日
  • ネメシス2

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    ネタバレ

     ドラマのストーリーに加えて、ドラマでも気になっていた、道具屋の星の短編が読めて良かったです。

     施設で育つ前、生きる為に盗みを働いていた兄妹。優しい人に囲まれた施設で暮らせたけれど、妹の学費を稼ぐ為に振り込み詐欺の受け子をやる事になった経緯があまりに切ない。
     そして、二転三転するボスの正体。兄妹には幸せになって欲しいです。

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    2021年07月01日
  • ネメシス2

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    今回もサクッと面白かった。星君がいいキャラで愛着がわいた。なので、2話目のスピンオフは楽しく読んだ。

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    2021年06月28日