藤石波矢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの物語は、探偵・刀根美聖(とね みさと)と助手の田坂が、二人で解決してきた過去四つの事件を振り返る「思い出話」を軸に進んでいくストーリーだ。
ある日、刀根は助手として12年間ともに過ごしてきた田坂に電話をかけ、「これまで対峙してきた4つの事件を整理したい」と切り出す。
語り手は田坂で、2人が初めて出会った12年前から現在に至るまでを、時系列順に思い出しながら事件を振り返っていく。
そのため、物語の中で新たな事件が進行しているわけではない。
探偵と助手が過去を回想する様子を、第三者の立場で聞いているような構成が新鮮で面白い。
さらに印象的なのが、12年も前の出来事にもかかわらず、田坂 -
Posted by ブクログ
コミカルなのにスリリングな展開の連続で、頁を捲る手が止まらなかった。
“少し痛い目を見ればいい”程度の気持ちが、最終的には殺意を持って罠を仕掛け合う程の憎しみに変わる。
一つ屋根の下で繰り広げられる夫と妻の応酬に慄く反面、その回避能力の高さには思わず笑ってしまった。
本来はシリアスな場面のはずなのに、なんでか毎回笑えるんだよねえ。
やってる事が平凡な夫婦のそれじゃないからかも。
いくらなんでもこの二人、優秀すぎるもんな。
というか著者二人の競作っていうのが面白い。
罠を仕掛ける人間と回避策を捻り出す人間が違うので、この先どう転ぶのか予測できないところが楽しい。 -
Posted by ブクログ
いやー完結巻だけに怒涛。ひたすらに怒涛。
今まで隠されていた秘密が一気に明かされるわ真の黒幕も明かされるわアクションシーンもあるわ感動シーンもあるわ。
とにかく怒涛の展開だった。
これは多分今までの登場人物総出演だったのでは?
私の大好きな神田さんも緋邑さんも出てきて大活躍してくれたしもうそこだけで個人的に大満足でしたー!
あと緋邑さんと栗田所長のあのお酒のくだりね、あれはちょっともう大人の世界でしたね、お洒落……!
最初にこのシリーズ読み始めた時は正直「このノリで続くんだろうか、最後まで読み切れるだろうか、大丈夫なんだろうか」と不安しか抱えてなかったのですが、後半になってきて徐々にバラバラ -
Posted by ブクログ
うわー神田さん!神田さんがめちゃくちゃ好きだー!
ていうのが読み終わってすぐの感想なんですけども、今回の話は「フェイクニュース」と「正義感」が共通点だったんですかね。
巧妙に作られた嘘は例え嘘だったとしても伝え方次第で嘘が真実になってしまう……何が本当なのか今の世の中で見極めるのはとても難しいことだったりする。
だからこそそれを見抜ける力、そしてそれを正しく忖度なく報道する正義がより必要になるのかなぁと。
最近世間を賑わせたニュースなんかと妙にリンクしてしまって、これはもう創作の中だけの話ではないなぁと深く考えさせられました。
それはそれとしてこの巻から登場の神田さんのスピンオフがとにかく