あらすじ
父を火事で亡くした心的外傷(トラウマ)から、身近な人の死を予知夢に見るようになってしまったみちるは、誰にも言い出せずに怯えふさぎこんでいた。手を差しのべてくれたのは従兄の一美(かずみ)兄ちゃんだった。「信じるよ。一緒に予知を覆そう」そして高校生になった彼女は再び夢を見る。校舎屋上、血塗れの刃、最後に見えたのは……一美兄ちゃん!? 後悔と痛みを乗り越え前を向く、学園青春ミステリー。
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Posted by ブクログ
以前ラジオで同著者の作品を聞き、おもしろい!と思い手に取ったのが当書だった。
近日、なかなか思うようなミステリ小説に出逢うことができず悶々としていた中で開いたが、
そうそう、こういうのを待っていた。
他の読者が触れているように、現実に則して見れば多少の非現実性があるかもしれないが、私は全くと言っていいほど気にならなかった。
むしろ、作中で触れられた曖昧な表現も含め、全て決して長くない作品の中で回収される様は大変心地よい。
まさか帯に既に正解のヒントが隠れていたとは。。
著者はもっと有名になってもいいのではと思わされる。
Posted by ブクログ
なかなか面白かった。予知夢も含めてちゃんとロジックに取り込めてるのはいい。犯行機会が最もあるのが主人公と用務員の2人なので、あの状況で疑われたり拘束されないのは、ちょっと甘いかな。
Posted by ブクログ
読ませる話という意味では面白いが、嫌な話が絡み合ってた。予知夢で見たことを回避しようとしても、人が違うだけでその現象事態は起きるってことなのか?ちょいちょい気になることが放置されたままだったが、シリーズありきで引っ張ってるのかな。