辺見じゅんのレビュー一覧

  • ラーゲリより愛を込めて

    購入済み

    一気に読める

    ニノが出てる戦時中の映画ということで気になったので読んでみました。

    映画の番宣ではすごく暗い印象だったのですが、小説ではすごく細かい描写が書かれていたり想像しやすくそこまでどんより暗い物語ではなかったのでとても読みやすかったです。
    別に発売されてる『ラーゲリから来た遺書』より若干短めで、きっと映画に沿った内容なのかと思います。

    海外在住で、映画館で観ることが叶わないので小説で先読みしました。
    日本に帰ったらぜひDVD借りてみようと思います。

    #泣ける #切ない

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    2022年11月17日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

    購入済み

    映画化されると聞いて観る前に読んでみた。山本さんの遺書をなんとしてでも奥さんに家族に伝えたいという生き残った仲間たちの思いが
    熱くて感動した。過酷な状況下に置かれても決して夢をあきらめない、日本に帰ることを信じてその日その日を少しでも楽しく過ごせれるように嬉々として周りに働きかける山本さんの姿が読んでいて、変な意味で癒された。
    希望を絶対に捨てない、不自由な生活でも制限される生活でも頭の中だけは縛られまいとする山本さんに感銘を受けた。

    #感動する #アツい

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    2022年09月13日
  • 海の娼婦はしりかね

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    中学のとき父が言った。「読みたい本があったら読んでいいからな」じゃあ・・・と本棚から何冊か抜き出して、読んだり読みかけにしたり放置したり。その中の放置してた一冊がこれヽ(゜∀゜)ノ友達の影響もあり、ここ数年で民俗学に興味をもち、一年くらいかけてようやく読み終えた。地方の女たちがたどってきた道のり・・・つらい話が多い。私生まれたのが現代でよかった!としみじみ思った。

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    2012年04月15日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    シベリア抑留の本当に酷い物語。

    山崎豊子の不毛地帯でもかなり詳細に書かれていたが、地獄と呼ぶに相応しい。

    十一年の歳月で急に帰国になり、山本の想いもしっかり届けられるが、やるせない気持ちになるので、当分再読することはないな。

    こういった歴史的犯罪が行われてきたことは、しっかりと胸に刻んでいきたい。

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    2025年06月03日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    感想を書くのも気が重いぐらい、読んでてしんどい内容だった。しかも実話だという。
    山本幡男がなぜここまで強く生きられるのか理解ができなかった。
    正しいことを絶対的な権力や暴力によって捻じ曲げられても、逆らって意見を主張する。その結果、拷問が待ってても主張する。
    そんな強さが欲しいと思った。

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    2025年06月01日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    戦争がどんなに酷いものか、色々な映画や本で
    伝え続けてほしい。人間の強さと家族を思う気持ち
    一生懸命生きる姿に感動。
    でも戦争は無くならない。政治が絡むと戦争になる。
    個々の国民同士は殺したいほどの憎しみなんてない。

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    2025年02月05日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    「こうして久しぶりに家族全員でいられること。みんなの笑顔。美味しい食べ物。ハルビンの午後の日差し」

    こういう父親になりたいと思う。
    私の職業柄私と家族ももしもの時一緒にはいられない。
    だから会えるときには必要なことは伝えたい。

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    2025年01月15日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    私の遅めの二宮ブームによって選ばれた本!
    戦争の話って苦しいからやっぱ苦手だなぁって思うけどそれでもサクサク読めてしまった
    戦場に本当にこんな太陽みたいな人いたのかなって思うくらいすごい人
    映画観る勇気はまだない

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    2024年12月15日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    シベリア抑留のノンフィクション作品。
    山本さんの人間性が素晴らしいし、その人の遺書をなんとか日本の家族に届けようと知恵を絞る仲間の絆に感動。
    ちなみに遺書の持ち帰り方は、原作と映画で少し違っていた。
    本当に尊い作品でした。

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    2024年08月27日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    山本さんの、強さや優しさ、ピュアさに、皆が惹き付けられていく様子が、心強くもあり、儚くもありました。

    相沢さん推し。

    序盤で、映画が気になりすぎて、予告動画を見てしまい、読み進めていく中で、私の頭の中の想像ではなく、予告の映像に引っ張られて…ネタバレの自爆というのでしょうか…自分自身に残念。

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    2024年07月19日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    見事な作品です。
    終戦後、シベリアに抑留された無名の男性・山本幡男の生涯を描いたノンフィクションです。しかし、まるで一個の良く出来た「物語」を読んでるような気持ちになります。
    ラーゲリについてはソルジェニーツインの『イワン・デニーソヴィチの一日』で読んでいますし、実は亡くなった父もシベリア帰りで少しは話を聞いていました。その分、他の人に比べインパクトは小さかったと思います。
    むしろ主人公の生き様が強く印象に残ります。「死せる孔明生ける仲達を走らす」というのは不適切な言い回しかもしれませんが、主人公を慕い、敬った仲間たちが、10年を超える抑留から解放され、シベリアから思わぬ方法で持ち帰り奥さんに

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    2024年07月08日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    ネタバレ

    妻への手紙の冒頭
    ”妻よ、よくやった。実によくやった”
    から始まるのが本当に素敵。
    他の方たちがこれら一語一句を覚えるにあたって、何度山本さんを想って涙を流したんだろう。
    どっしりと心が晴れる、背を伸ばさずにはいられないお話でした。

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    2024年05月08日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    山本が遺書について何としても家族に届けてほしい、と懇願したのが、それまでの山本像とは異なるお願いだったので違和感があった。そういう私欲のために他人を使うということをしなさそうな人だったからだ。
    しかし最後まで読めば、その違和感は勘違いだと分かる。山本はもちろん家族に届けてほしいという意向はあったが、それ以上に残された俘虜たちに生き延びる強い希望を与えたかったのだろう。遺書を届けてほしいというお願いは、「あなたは生きて日本に帰れるのだ」という山本のかけた強いマインドコントロールでもあるのだ。
    残された俘虜たちは何としてもこの遺書を暗記し、生きて帰るのだ、という確かな信念を持つことができた。これが

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    2024年03月24日
  • ラーゲリより愛を込めて

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    ネタバレ

    シベリアに抑留されても、希望を失わず帰国を信じて強く生きる捕虜のお話。人間の持つ強さと、しなやかさ、お互いを信じる力、心を打たれて涙なしでは読めない。
    真にひたむきな姿勢はどんな過酷な環境においても人を巻き込み、正しい影響を与える強さがある。こういう人間に私もなりたい。

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    2023年10月15日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    戦争が終了した後も、過酷な北の土地で強制労働を強いられていた人達がこんなにもいたことを知らずにいたこと恥ずかしい。
    ただこの本はそんな過酷な生活を嘆く内容ではなく、そんな中でも希望を捨てず皆の力になった人がいたこと、そんな人を中心とした人の絆を表現した作品。
    今だからこそ、人の絆に触れる作品が必要だと思う

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    2023年09月17日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    映画を見て原作も気になり読みました。過酷な状況に負けず辛い生活の中にわずかな楽しみを見つけていく主人公が本当に素晴らしいです。
    そんな主人公のために遺書を届ける仲間たちに感動します。

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    2023年06月16日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    シベリア抑留の史実に基づいた話なので、覚悟して読みましたが、過酷すぎて何度も立ち止まりました。
    極寒、飢え、重労働、次々と仲間が死んでいく、そんな極限状態でも帰国を諦めず、皆を鼓舞してきた山本幡男の人柄が素晴らしい。病魔に倒れた山本の帰国は叶いませんでしたが、仲間たちが危険を承知で遺書を分担し、暗記して、日本の家族に届けます。いかなる文書の持ち出しも禁止していたソ連当局の目をかいくぐり、ノート15ページ分の遺書が少しずつ遺族に届きます。
    集団帰国が終了したのが1956年。そんな昔話でもない事実。ロシアがおかしくなっている今、平和ボケした日本人はもっと知るべき事実ではないかと思います。

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    2023年06月12日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    第二次世界大戦が終了し、多くの人々には「戦後」が訪れた。
    だが、終戦後も長きに渡って拘束されたままの人々もいた。ソ連の強制収容所(ラーゲリ)に囚われた人々である。極寒の地で飢餓と重労働を強いられた日本人抑留者の数は60万に上り、死者は7万人を超えるとも言われる。
    外交交渉により、抑留者の釈放が決まり、最後の解放者らを乗せた船が舞鶴港に着いたのは、1956年暮れのこと、実に終戦から11年が経過した後のことだった。

    本書は著者が多くの人々に取材してまとめた、ラーゲリを舞台とするノンフィクションである。その軸となるのは、ラーゲリで病に倒れた男が記した遺書だ。厳しく生活を規制され、筆記具なども満足に

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    2023年08月29日
  • 男たちの大和(下)

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    骨太な割に話に特に山があるわけでもないし、名前を覚えるのはやっぱちょっとつらいし、興味ない人が読むにはちょっとつらいかも。読んで損はないと思うけど、気軽に読める本ではない。時間がたっぷりあって集中して読める時に読む方がいい。

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    2009年10月04日
  • 収容所(ラーゲリ)から来た遺書

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    日本人捕虜が極寒の地、シベリアでどんな生活を強いられてきたのかがよくわかりました。やはり戦争は人を人として見なくなってしまうものなのですね。地獄のような日々の中で生きる希望を多くの人に与えた山本さん。このような日本人が当時は何人かいたんだろうな。戦争を体験しているご老人はやはり強い!!

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    2025年03月31日