鏡リュウジのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鏡リュウジさんと東畑開人さんの対談。
不思議な取り合わせと思い、読みたくなった。
占星術の第一人者と今をときめく臨床心理の専門家。
占いに散々お世話になった、救われたくせに、「うさんくさいもの」との思いは消えず、その研究者、実践者である方とアカデミックな心理学者とが対談って、すごく興味がある。
鏡リュウジさんと東畑開人さんお二人がどういう方なのか知りたいというのも、ちょうど最近の私の気持ちであった。
そういう意味でとてもいい本だった。
お二人をこれからもう少し追っていきたい。
(鏡リュウジさんが服部和子さんの息子さんと知ったのも発見だった。直接本には書かれていないが)。
鏡 (略)僕は自分のことを運がめちゃくちゃいいと思ってるんですよ。開運法として言いたいのは、「一流の人と会え。」
東畑 おお。
鏡 直接会わなくてもいいんです。直接会えるのは、本当に運がいい状況だから。本やテレビを通してでも、とにかくトップの人に触れることが大事です。
東畑 それが開運とつながるんですか?
鏡 うん。だってそれは、分を知ることにつながるでしょう。その人たちのすごさを知るためには、自分の能力をちゃんと知る必要がある。自分との距離がわかると、いろんなものがうまく動き出すんですよ。
274ページ
鏡 (略)僕はどうして高学歴の人や頭のいい人の中にさえ、ときおりトンデモや陰謀論にはまる人がいるのか不思議なんですよ。合理的な理性だけでは物足りない何かがあるのかな。
東畑 僕の考えですけど、極端なことを考えるのはだいたい理性なんです。陰謀論っていうのは、理性だけでものを考えるときに生まれてくるものだと思うんですよね。論理が極端になって、身体感覚や常識が歯止めをかけてくれない。
(略)
理性はいくらでも論理をつなげて考えることができるから、そこから陰謀論も生み出せる。唯一の真理があると考えるのは、理性の働きなんですよね。感情や情念を使って、「いやでも、なんか生活感覚と違くない?」と思えるのが賢さだと思うんです。真理を曖昧にして、複数にする働きです。その賢さは学歴のようなものとはまったく関係ないんですよね。むしろ、他者にも他者の心理があるという共感性や寛容さと関係してるように思う。
この意味で、理性だけで考えると「バカ」になってしまうと思うんですね。だから、陰謀論は感情的ではなく、理性的なんです。ナチスもそうだし、フランス革命もそうですけど、単一の理性的な判断だけで何かをやろうとするときに、人はきわめて残酷なことをします。独裁とか全体主義とかはまさに「バカな理性」を発動させる政治体制だと思います。複数性が失われるからです。
ただ、傷ついているときほど、理性に頼りたくなるというのも事実なんです。感情を使うと苦しくなっちゃうから。抑圧して理性だけでいこうとしたくなる。
294ページ -
Posted by ブクログ
面白かった!
私は占いには特に興味はないので、占いにお金をかけたことがない。スピリチュアルな話は苦手なので、どちらかと言うと苦手である。
ただ、2026年の運勢、何座の何型、何位!とか書いてあるのを見ると、自分が何位か探していたりはする笑
上位だと喜んでしまい、謎の自信が湧いたり笑
一方、心理学は自分の分野だ。
この本は東畑さん繋がりで知った。
心理学と占いが親戚?冗談じゃない!という気持ちになりつつ読んだら、とにかく面白い。
あれ?こりゃ親戚だわ〜とあっさり降伏。
以下、印象に残ったことのメモ。
強い宿命論…運命は決まっているんだ。
弱い宿命論…運命と交渉可能なんだ。
弱い宿命論の方がポジティブなようで、強い宿命論が勇気をくれるときもある。うまくいかなかったらそれは運命や、と。
心のより深いところに触れるためには、カウンセラーは常識に根を張っている方がいい。服装髪型は地味に。 -
Posted by ブクログ
お二人が共鳴し合った対話だったからやや専門的な言葉が多めでも内容が入ってきやすかったです。
お互いにお互いの専門分野、また個人的な研究とか感情や生き方に対して、興味も尊敬も強く、共通言語も多いみたいで楽しそうなのがホント良かったです。
対談て割と初対面が多かったり、逆に長いお付き合いの人同士だったりしませんか。ですから、遠慮から入る感じがもどかしかったり、逆に楽屋ウケみたいな仲良し過ぎて読み手置いてけぼりも体験したのですが、コレはとてもいい塩梅の距離感が体験できる対談で「いい塩梅の人間関係」のお手本でもありました。
ワタシは発達障害・精神疾患があり、そんな特性上、占いもカウンセリングも一般的な方たちよりは、しっかりどっぷり触れてきました。そんな自分がこの先、他者への関わりの糸口になると楽しいな、と「占い」や「対話」を勉強したい、と思っていた矢先でこちらの本を知り、飛びついて買いました。
お二人が賢すぎて難しい単語も多めだったので、何度か読み返したいと思います。
…。
が、お二人が研究者で実践者でもあるということから、たぶん来年読んだら古い話になってそうではありますね。
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Posted by ブクログ
スターゲイザー 真昼に星を見る人
このタイトル秀悦。
心理士も占い師も、夜見るべきもの(無意識)を昼間に見ようとする人々なんだよな。
自分は、若い頃は占いに傾倒し、中年期から心理学を学び、産業カウンセラーからキャリコンになったのでその両方に足を突っ込んだ形になっている。
だから、まえがきで書かれた4つのテーゼには、首がもげるか?と思うくらいに同意。
テーゼ① 占い師と心理士は親戚である
テーゼ② 専門家とは素人には見えないものを見る人のことである
テーゼ③ 占いと心理学は混ぜるな、危険
テーゼ④ 占いと心理学を比較する
『人は科学のみによって生きるにあらず。物語がなくては、生活も人生も成り立たない。ですから、霊や神とは付かず離れずの関係でやっていくのが、臨床心理学だと僕は思っています。』(118ページ)
科学的に分析された心理学、偶発性に意味があると捉えている占い。
そのどちらか一方が欠けたと人間の生き方って、この世には存在しないと思っている。
だから、この東畑さんの言葉にも、首がもげる勢いで同意だった。
先日、初めて神保町の書泉グランド4階に足を踏み入れた。
お二人も言っているが、あそこは特別というか、すごい空間。
まさに、親戚たちの集まり。
でも、混ぜたら危険なのよ。本当に。
南方熊楠が、星座の見え方の違いから人間性の違いを見つけようとしていたのには驚いた。
やはり南方熊楠、目の付け所が違うな。。。
(それと似たものを考えだした東畑さんも)
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Posted by ブクログ
名前はよく知っている鏡リュウジさんの本だったので手に取りました。
本屋さんでは特別棚に全種類店員さんの手書きメッセージ付きだったので、力の入れようを感じました。
『「自分らしさ」なんて小さな枠におさまらないのが魚座。』これが一番好きです。自己肯定感爆上がり。
魚座としての感受性や文字通り一体化しようとする(もしくは無意識に『なる』)ところが共感できます。
好きな人(男女問わず)と一体化したいって究極ですよね。
しかも『合わせる』ではなく『同化』の感覚もわかります。しかもそれが苦じゃなくできてしまうとか。
で、多分別れたら今度は取り込んだその部分を自分として一体化してしまう気がします。そういう部分も好き。
誰かが悲しくて泣いていたら自然と泣いてしまうとか、誰かが歓喜に溢れていたら自分も嬉しくなってしまうとか。でも、怒りとか恨みとかそういう方面はつられないのは不思議です。
魚のようにぽちゃんと新しい世界に入れるところも納得でした。
抵抗するってエネルギーがいるけど、一旦入って嫌なら出ればいいからね。の精神はなるほどでした。
「行った先がどこであれ、私なりに楽しんでる」は本当によく周りに言ってたな。
何にでも染まり、何事にも染められない。そんな魚座の器を感じました。
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Posted by ブクログ
心が疲れてるからか星座占い本を読んだ。本は具体と抽象だなあと思う。心が休まらない時は抽象度が高い本を読む方が気持ちがリラックスできる。
いまの自分にじんわりしみてる言葉をメモ
・5cmだけ高いハードルを設定する
期日を1日前に終わらせる、5分前につく
・自分を定義しない
感情のままに。
・たくさんの運命に出会う
3日に1回くらい運命の出会いに会おう。たくさんの出会いの中で本当にいい出会いを見極める目がつく
・憧れの先輩を見つける
影響を受けやすいから良い人から影響を受けるようにする。そうしてるうちに悪い人はスルーできるようになる。
・いっぱい妄想する
ポジティブなくらいに具体的にたくさん妄想しよう。そうしたら現実でも気づけるようになる
・情報は整理しない
情報は整理しない方がワクワクする