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Posted by ブクログ
鏡リュウジでタロットとくればタロット占いの本のように思えるが、本書ではタロットとは何かについて真正面から考察し、占い方はおまけ程度。貴族のカード遊びがなぜ占いの道具になったのか、日本にはどのっように持ち込まれ広がったのか。そして現在のタロットはどのような位置にあるのかについて考察している。また芸術作品としての側面、図像学から見たタロットの意味などにも触れている。
タロットの起源がフランスのオカルトブームであるとあっさり明かしてしまっているが、それが却って氏の真摯さを現しているように思う。また、タロット占いの例でのタロットの意味にとらわれることなく、クライアントが感じたカードの印象からアドバイスする例からは、タロットを必要以上に神秘的なものとして扱わず、クライアントの深層心理を引き出すツールとして使っている様子が伺える。占い師というよりもカウンセラーのようであるが、もしかしたらそのあたりに氏の人気の秘密があるのかもしれない。
Posted by ブクログ
タロットの起源からその後の歴史が詳しく書かれていて面白かった。
ヨーロッパの歴史に詳しくないので、途中かなり難しかったけど。
「ユングの「元型論」」「集合的無意識の反映としてのタロット」」などこれまでタロットとは関連付けて考えたことがなかったことが書かれていたのも良かった。
それぞれのカードの説明とタロット占いの実例についてまでも網羅されていてすごく充実した本だった。
p26
「自分の状況を冷静に見ながら、偶然に現れるシンボルと突き合わせ、そのときの状況を異なる視点から分析していくツール」
p29
「「元型」的なイメージとして扱うことで一種の自己セラピー的な価値もある。」
p113
「人の進歩を妨げるよう働きかける無意識的な動機や、隠れた恐怖や懸念を露わにする」
p137
「答えは自分が知っている」
p185
「セルフカウンセリングのツールとして用いるためには、あえてカードの意味を「深読み」する必要がある」
p199
「「どうすべきか、何をすべきか」ではなく、「自分はどうしたいのか、何をしたいと感じているのか」を自分に問いかける」
p306
「自分の無意識と対話する場」
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