秋梨惟喬のレビュー一覧
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水滸伝×ミステリィ 中華 武侠モノ 武林 仙人 銀牌 短編連作
《殺三狼》薬屋の娘、父親が冤罪で捕まってしまう 父親を助けるため、常連客だった謎の老人に導かれながら真犯人を探し出す 少女と老人
《北斗南斗》自分の宿に突然死体が現れる このままでは犯人にされてしまう 従者の助言に従い洞窟を進むと、若い女と老人の子弟が ズバリ真相を言い当てる
《雷公撃》密室殺人 誰がどうやって殺したのか 道士である謎の老婆が事件解決のために動き出す 雷公とトリック
《悪銭滅身》恐るべき暗器の使い手 連続殺人事件 犯人の目的は? 舎弟を殺された主人公は事件解決のために捜査に乗り出す 少林寺の武僧、寺に住みついた謎の導士の助言を得ながら事件の真相に迫る 貨幣流通の恐ろしさ
水滸伝の世界観とミステリィの組み合わせが新鮮で素敵 武侠モノらしく筋が通った後味のスッキリした作品 -
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道に迷った漁夫が行き着いたのは、戦乱を逃れた民の子孫が王朝の変遷も知らず平和に暮らしているユートピアだった―陶淵明『桃花源記』を思わせるのどかな村にやってきた、陶華ら旅の一行。ところが、落ち着く間もなく大騒動に巻き込まれ、下手人扱いの憂き目に遭う。道すがら連れになった一癖も二癖もある顔ぶれを見ればそれもやむなしかと、凡人の陶華は溜息をつくが…。もろこしシリーズ(「BOOK」データベースより)
もろこしシリーズ第3弾。
中華ものの中では断トツでこのシリーズが大好き!
順調にシリーズを続けていってくれるようで、うれしい限りでございます♪
今回は中華版クローズドサークルもの長編。
視点がいくつかに別れますが、最後に一気に収束に向かうところでぞくぞくします。
水滸伝好きな人にうれしい設定もあり。
もちろん銀狭伝や紅游録に出てくるあの人(っぽい人)も登場。
若とじいのコンビ好きにはたまらない一冊。 -
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多摩川のほとりに在する桃霞(とうか)市。ここで江戸川乱歩の少年ものに憧れる小学生が探偵団を結成した。
幼馴染の美少女鳥居未菜美(スタンスはしずかちゃん)
従者のごとく仕える歌川時雄(のび太)
転校生の月岡芳人(ドラえもん)
格闘家小学生勝川章(ジャイアン)
パソコン使いの司馬遷太郎(スネ夫、ではなくおばQのハカセらしい)
この5人が力を合わせて市内の事件を解決してゆく少年探偵団ミステリ。
資産家が密室で殺された事件を解く「クリスマスダンス」
着ぐるみショーの裏側で行われた傷害事件を解決する「桃霞少年探偵団対清流戦隊」
悪質ないたずらと残された一枚のカード「ルナティックを捕まえろ」
仕組まれた誘拐の本当の目的「不愉快な誘拐」
ケーブルカーから人が消える謎「異次元ケーブルカーの秘密」
この5つの事件を、それぞれのメンバーが一人ずつ語り手となっていく手法で進めていくのですが、メンバーの個性が現れてこれがまた面白くなっているのです。
未菜美の叔父の亮さんのアニメ特撮オタクっぷりも楽しいし、お巡りさん仲間の鈴木さんの優しさもほろり。勝川くんのおじいちゃんの格好よさにもしびれるわ(銀牌持ってないんですって、残念ww)。
主要メンバー以外の、脇役陣のキャラクターがいい味出してる点もポイント高いです。
そうかなとは思っていましたが、登場人物の名字が絵師に採られているのも個人的に好評価。
既に6年生になってしまっているので、年齢的に難しいのかもしれませんが、この少年団が気に入ってしまったので、できれば続編希望です。 -
Posted by ブクログ
前作「もろこし銀侠伝」の続編。
古く黄帝から「銀牌」を与えられ、それを受け継いだものは「銀牌侠」と呼ばれ、皇帝の命すらも退ける力を持つ・・今日も銀牌侠が時代を超えて中国で大活躍!
みたいな。
前作の登場人物もちらほら出ていたりするのでそちらから読むのがおすすめ。
古代中国を舞台、っていうのがなんともミステリアスな雰囲気を醸し出している。仙術だの武術だのでどんな不可能犯罪も起こりそうでまた解決もできそうなそんな雰囲気。
実際はトリックも謎解きもごくごく普通のものなんですが、そういう雰囲気がこの小説を魅力的なものにしている・・・と思う。
でも最後の話は近代くらいになってきているし、このシリーズもこれで終わりでしょうかね。やっぱりそれくらい時代が下ってしまうとその肝心のミステリアスさも薄れてくるというか・・・