秋梨惟喬のレビュー一覧

  • もろこし銀侠伝
    水滸伝の登場人物が出てくるし、ミステリーはおもしろいし、続き読みたし!
    あとがき読んだら、かなりの中華オタクのようで。
  • もろこし銀侠伝
    中国を舞台にしたミステリっぽい連作短編。
    世界観が非常におもしろいです。西欧の方が日本の忍者を思うように、中国の仙術だの仙人的なものはミステリアスでその雰囲気だけでも読んでいてわくわくしました。
    でもそういった仙術がある世界観でのミステリってのも大変ですよね。仙術駆使したらトリックも不可能犯罪もなに...続きを読む
  • もろこし銀侠伝
    古代?中国を舞台にした、連作ミステリ短編集。


    多分、水滸伝を主とする中国の時代小説や
    武夾小説(というジャンルを初めて知った)を
    好きな人は、面白さ倍増なんだと思う。

    そのあたりの事が全く分からない私でも充分に
    楽しく読めたので、知識があったらどれ程か、と
    若干悔しい想いすら抱いた。

    やっぱ...続きを読む
  • もろこし紅游録
    もろこし銀侠伝の続編ですが、これだけでも読めます。相変わらず作者の趣味が良い感じに炸裂。短編なので読みやすいです。そしてちゃんとミステリー。
  • もろこし銀侠伝
    武侠好きなので、1プラスって面も有るけど、中世中華なぷち推理物。

    何となく、昔の中国には、こういう神仙が普通にいたと確信する。
  • 砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集
    梓崎優の表題作が大好きな作品で、同じ『ミステリーズ!新人賞』の受賞作品5篇で編んだアンソロジーということで、期待して読んだが、本のタイトルになるだけあって、梓崎優の『砂漠を走る船の道』がやはり断トツの出来だった。

    他の4篇では、『夜の床屋』、『殺三狼』の順か。残りの2篇はちょっと趣味とは合わず。
  • 憧れの少年探偵団
    【内容】とある町の少年探偵団を構成するメンバーたちが、遭遇したいくつかの事件をそれぞれの視点から語る。
    【感想】ミシェル・ビュトールの『時間割』って小説やったと思うけど、そのなかで、ミステリとは探偵による犯人の殺害という最後の殺人によって終わる物語というふうに語られていたような記憶がある。月岡クンは...続きを読む
  • ヤオと七つの時空の謎
    【収録作品】「プロローグまたはヤオは旅立つ」 芦辺 拓/「聖徳太子の探偵」 獅子宮 敏彦/「妖笛」 山田 彩人/「鞍馬異聞」 秋梨 惟喬/「天狗火起請」 高井 忍/「色里探偵控」 安萬 純一/「天地の魔鏡」 柄刀 一/「ヤオ最後の冒険またはエピローグ」 芦辺 拓
  • 砂漠を走る船の道 ミステリーズ!新人賞受賞作品集
    ミステリーズ!新人賞受賞作品集
    ・漂流巌流島 高井忍
    ・殺三狼(しゃさんろう) 秋梨惟喬
    ・田舎の刑事の趣味とお仕事 滝田務雄
    ・夜の床屋 沢村浩輔
    ・砂漠を走る船の道 梓崎優

    印象に残ったのは、「砂漠を走る」。一番しょうもないと思ったのは「田舎の」。新人さんだもんね。どれもぐいぐいその世界に入る...続きを読む
  • もろこし銀侠伝
    第1話 殺三狼(しゃさんろう)のみ読んだ。ちゃんと面白かった。でも、やっぱり中国物は登場人物が難しくて読みすすめず、完読せずに返却した。
  • もろこし桃花幻
    もろこしシリーズ初長編。あれやこれやとキャラクター
    総登場の様相を呈しとても豪華な作品となっている。
    ミステリ成分は相変わらず薄めだとは思うし「またその
    手を使うんですか⋯」と思ったのも事実だが、例に
    よって私が読みたいのはそこではなく(笑)。

    <以下水滸伝好きにのみ向かって>

    おそらくは行者の...続きを読む
  • もろこし紅游録
    ミステリについては全くの門外漢なのでどこまで合って
    いるかはわからないが、前巻よりもミステリ成分が
    増しているような気はする。とは言ってもトリックや
    謎解きは相変わらず想像しやすいし、私の一番のお気に
    入りが作者自ら王道と称し第一巻の4篇とテイストの
    よく似た「鉄鞭一閃」だったりするので、私がこの
    ...続きを読む
  • もろこし銀侠伝
    武俠の世界観で繰り広げられるミステリという新趣向。
    水滸伝のキャラクターが登場すると聞いて読んでみた。

    正直ミステリとしては弱いと思う。トリックは読んで
    いる途中で思いつく程度のものだし、解決に至るまでの
    道のりで可能性を潰していく過程が作業のように感じる
    部分も多い。だが、どの作品も、真相が解明...続きを読む
  • 黄石斎真報
    清が滅んで中華民国ができた数年後。地方では中央の詳しいことはよくわからず、政府から派遣されて来た知事より地元の大物が仕切っている状態であった。そんな時代設定で、タブロイド紙のような地方都市の新聞「黄石斎真報」に持ち込まれるさまざまな事件を描いている。
    位牌で発電、内蔵を抜いた死体、壁から出てくる妖怪...続きを読む
  • 黄石斎真報
    「もろこし」シリーズの作者が書く中国歴史ミステリー。

    中国のカストリ新聞紙「黄石斎真報」。社会問題や事件のみならず、怪しげな話題も取り扱っているがその裏では・・・

    新たなシリーズなのかどうかはわかりませんが。時代が20世紀の初頭ということで大体の「もろこし」シリーズよりも時代が下ってる舞台です。...続きを読む
  • 憧れの少年探偵団
    中国の仙道的な小説シリーズが他になかなかない面白さの作者の放つ少年探偵なお話。
    でもどちらが先に書かれたんだろう?今作の一篇目はかなり昔に書かれたものを手直ししたとかあとがきで書いてあったような・・・そのせいかちょっと粗削りな印象でした。面白いことは面白いけど、登場人物や設定からすると妙にシリアスな...続きを読む
  • 憧れの少年探偵団
    大人の読み物というにはいささか子供じみてはいないだろうか。児童書でもよさそうな内容。章ごとにひとりひとりの視点で書かれているのはいいと思うが、少女の回は演技じみていてあまり好きにはなれなかった。二冊目を読むのはいつになることやら。さっさと消化してしまいたい気もする。
  • 憧れの少年探偵団
    幼い頃、『少年探偵団』に憧れた記憶がよみがえって面白かった。
    表紙の印象からほのぼのした感じかとおもいきや、のっけから殺人事件もあってびっくりした。
  • 憧れの少年探偵団
    小学生の少年少女五人組が探偵団として活動する話。月岡くん以外の四人の視点で語られている。それぞれ解り易い役割が振られていて、視点が変わると物語が違う顔を見せてくれる。個人的にはラストのケーブルカーの話が好みだった。それほど重い話でもなく、トリックを解明するマイルドなミステリといったところ。小学生なら...続きを読む
  • もろこし紅游録
    銀牌侠もろこしシリーズ二弾
    《子不語》紀元前戦国 学問都市 顔を潰された連続不審死事件 革命集団? 時代の趨勢を読めなかったが故の悲劇 心優しき老人
    《殷帝之宝剣》明永楽帝 武林の使い手たちが雨宿り 密室殺人事件 巨大権力の超システム 扱いきれずに暴走する?
    《鉄鞭一閃》清帝国 饅頭屋の父 首を斬ら...続きを読む