日本経済新聞社のレビュー一覧

  • キヤノン式 高収益を生み出す和魂洋才経営

    Posted by ブクログ

    キヤノンの歴史と現在の強さの秘密を解説する一冊なんだが、前にキヤノン関連の本を読んだ時と同じようにどこかすっと自分の中に入ってこないところがあった。もちろんキヤノンはすごい会社だと思うし、製品も使っているものがあるからそこはよくわかるんだけど、多分自分と合わないというかそういう面があるのかもしれませんね。パソコンやテレビの撤退の話は興味深い。結局SEDも撤退した今となっては当時の研究者たちはどうなったんだろうか…

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    2012年08月14日
  • キヤノン式 高収益を生み出す和魂洋才経営

    Posted by ブクログ

    キヤノンの歴史と企業文化、開発戦略、販売戦略、等々幅広くキヤノンを取り扱った本。
    キヤノンの歴史は戦前に始まる。
    繊維や造船は世界一となったものの、最先端工業に乏しい日本に危機感を持った『御手洗毅』が始めた『精機光学株式会社』を前身に持つ。

    主開発は、当時としては最先端技術であった『カメラ』。
    戦後の物不足にあっても高級カメラにこだわり続けた企業文化は、現在でも残っており、『自立』を社是とする。

    本書では、キヤノンの創業者の甥に当たる『御手洗冨士夫』現社長をメインに取り上げている。
    といってもよくあるプロジェクトX的な切り口ではなく、トップマネージメントとしての手法や、技術的な問題点、生産ラインの管理など、を主に取り上げている。

    御手洗冨士夫は、プロジェクトXとは全く逆を行くドラマの持ち主である。

    理系集団であるキヤノンは、開発のための開発に回ってしまいがちである。それによって不必要で回収の見込みのない投資や、開発に陥ってしまいがちであった。ところが、御手洗はその採算の取れない分野(問題児)をすべて切り捨てた。嘆願する若い社員の提言をすべて切り捨て、生産の取れる部門(金の成る木)への投資を勧める。

    御手洗は『やる勇気』と『やめる勇気』の両方を併せ持つ人物なのである。

    国内工場においても、現場が丹念に作り上げたベルトコンベア方式から、セル(『ベルトコンベア方式』ではなく、一人の作業員がいくつもの作業をこなす方式。数年前から工場の主流に)への方向転換を工場長に命じる。

    『役員でも中間管理職でも、ボスと名の付く人間は上ばかり見るヒラメになるな。トップダウンをしろ。まず第一に正しい目標設定をする。そのときには部下の意見を絶対に聞くな。目標にむかうための戦略は周囲とよく調整しなければならない。細かい先述については部下の意見をよく聞け』
    御手洗はトップダウンという言葉を多用する。だが、ボトムアップとトップダウンとのぶつかり合いによって生まれる活気こそがキヤノンの原動力である。
    要するに御手洗は自らの役目に徹する一方で、ボトムが活発に意見を言えるような環境も同時に整えているのだ。

    御手洗冨士夫は一見して米国式経営者で、冷酷な人物であるが、それは正しい評価とは言えない。

    『和魂洋才』

    こそが彼を最もよく表す言葉である。
    (このところ、実際にキヤノンは大規模リストラなしに株価は上昇している)
    御手洗は終身雇用の維持と実力主義の徹底を公言し、キヤノンの創業以来の社是(自発、自治、自覚、終身雇用、健康第一)を守りつつ、新しい取り組み(実力主義、利益三分、開発の採算性)を進める。

    ところで一つ考えて欲しい。

    口先ばかり達者でリストラ敢行する経営者などよりも、終身雇用を守ってくれる厳しい上司のほうがよほど人間的で、日本的ではないだろうか?

    なお、御手洗氏は次の経団連の会長就任が決まっている。

    御手洗氏去りし後のキヤノンだが、これまで後継者はスムースに行われてきたし、今後の憂いとなるような要素も特に見つからない。
    今後のキヤノンの株価の動きをチェックするべし。

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    2011年04月13日
  • キヤノン式 高収益を生み出す和魂洋才経営

    Posted by ブクログ

    読むのに少し時間がかかったけど、御手洗社長のCanonへの大きな愛を感じました◎ 様々な点で自分の会社と比べて色々考えさせられたような気が??

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    2009年10月07日