初田賢司のレビュー一覧

  • 本当に使える見積もり技術 改訂第3版(日経BP Next ICT選書)

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    ソフトウエア開発を成功に導く
    本当に使える見積もり技術 改訂第3版
    著:初田 賢司
    出版社:日経BP

    開発見積の中身がどうなっているのか、逆に開発費用をどう算定しているのかを解説している書
     管理工数をどれだけ見るか
     内外のレビューなどの工数、回数をどう見るか
     顧客との打ち合わせは、2回でいいのか
     自動化ツールや、フレームワークなどは、工数をどれだけ低減できるのか
     等の疑問はあるが、粗いものさしを当てているという状況かと思います。
     SAPのごとく、機能毎に、特大(2カ月)、大(1カ月)、中(2週間)、小(1週間)などでもいいのだが、まあ、こまかく、算定するにこしたことはないかという気もします。

    算定に当たっている項目は以下です。

    見積もりとは

     規模見積もり 何ステップの開発規模か?
     工数見積もり 作業は何人月の規模か
       類推見積もり トップダウン
       係数見積もり 見積もりモデルをつかった見積もり
       ボトムアップ見積もり 作業をWBS分解して積み上げ、精度高い、工数が大きく出る可能性あり

    見積もりのタイミングは5つ

    ①試算見積 予算確保、経営戦略上の試算、ベンダー主導でのコスト試算
    ②概算見積 RFPの回答、引合い段階での見積
    ③詳細見積 要件定義・基本設計終了時、発注のための見積もり、下流の見積

    ④変更見積 契約条件に変更が生じた場合
    ⑤追加見積 仕様追加時の見積もり

    ベースライン

     ①成果物スコープ 何を作るのか
      ⇒要求仕様⇒最終成果物⇒各サブシステム、業務機能を積み上げる⇒規模見積もり
     ②プロジェクトスコープ どう作るか
      ⇒規模見積の結果⇒どう作るかを決める⇒作業項目を洗い出し⇒役割分担⇒基準工数の算定・調整⇒工数
     ③コスト いくかかかるのか
      ⇒工数をベース⇒職種別単価⇒人件費+経費+予備費(リスク)⇒コスト
     ④価格
      ⇒コスト+戦略的要素の加味⇒価格(提案価格のこと)

    見積もりのメトリックス(数値)
     LOC プログラム行数
     FP数 
     画面・帳票数
     ユースケース、ポイント数
     ドキュメントページ数 等

    FP法

     利用者要件を3つに分ける
      ①機能要件
      ②非機能要件
      ③技術要件 

      ①機能要件を機能規模で見積もる
       アプリの境界設定
       データファンクションの計測
         ILF:内部論理ファイル
         EIF:外部インタフェースファイル
         DET:データ項目数
         RET:レコード種類数
         外部入力:EI
         外部出力:EO
         外部参照:EQ
       トランザクションファンクションの計測 ⇒ FP数
         外部入力:EI
         外部出力:EO
         外部参照:EQ
         ILF:内部論理ファイル
         EIF:外部インタフェースファイル
       FP数の係数調整 ⇒ 調整済みFP数
         基準値法
         数式法
         推論法

    WBSによる工数見積もり、および、期間見積もり
       大項目:基本設計……
       中項目:業務設計……
       小項目:業務フロー設計……
       明細: データフロー図作成……
       母体部分の工数見積もり
        母体係数法
        母体分析法
        作業清算法

    プロジェクトコスト
       人件費
       経費
       予備費(リザーブ)⇒リスクコスト、これにもうけをのせて、価格で提案

    組織標準
     ①ガイドライン
       FP計測マニュアル
       LOC定義マニュアル
       生産性係数(基準値)……工程別になっている
       職種越人月単価
       最適開発期間モデル
       見積もり決裁基準
     ②テンプレート
       標準WBS
       見積調書
       見積書+条件書(ドラフト)
     ③ツール
       見積支援システム
       専門性の高い支援ツール
       見積管理システム

    エンドユーザの見積査定プロセス
     ①選考委員の選出
     ②評価シート、配点基準、チェックシートの用意
     ③提案書、見積書の記述内容の確認:RFPの用意
     ④提案書説明会の準備
     ⑤提案書説明会開催、提案評価
     ⑥見積査定会議

    CONTENTS

    はじめに

    第1章 見積もりとは

    1-1 見積もりはなぜ難しいのか
    1-2 主な見積技法
    1-3 見積もりとプロジェクトマネジメントの関係

    第2章 見積もりの準備

    2-1 最初にやるべきこと
    2-2 メトリクスの選定

    第3章 規模見積もり

    3-1 FP法によるデータ・ファンクションの計測
    3-2 FP法によるトランザクション・ファンクションの計測

    第4章 工数見積もりと期間見積もり

    4-1 係数モデルによる工数見積もり
    4-2 WBSによる工数見積もりと期間見積もり
    4-3 保守開発における工数見積もり

    第5章 コスト見積もりと価格の設定

    5-1 コスト見積もり
    5-2 リスク分析と価格の設定

    第6章 見積書の作成と組織的な取り組み

    6-1 見積書の作成
    6-2 組織的な取り組み

    第7章 見積もり査定とプロジェクトへのつなげ方

    7-1 見積もり査定
    7-2 プロジェクトへのつなげ方

    索引

    ISBN:9784822277048
    判型:B5変
    ページ数:200ページ
    定価:3200円(本体)

    2006年10月02日第1版第1刷発行
    2010年06月09日第1版第7刷発行
    2011年11月08日第2版第1刷発行
    2013年07月16日第3版第1刷発行
    2014年08月19日第3版第2刷発行

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    2025年09月18日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    システム開発のためのWBSの作り方
    プロジェクト成功の道しるべ
    著:初田 賢司

    良書:ウオーターフォールの作業概要を鳥瞰できる

    6層にわたる、WBSとその内容に関する詳細の解説です
    ぬけもれを防ぐには、網羅したWBSが絶対必要です

    ■WBSの全体観

    WBS(Work Breakdown Structure)
     ⇒ Work:目標を達成するために必要な作業
    ⇒ Breakdown :もれなく分類
     ⇒ 構造化して見える化

    WBSが持つ5つのメリット
     ①作業のぬけもれ、重複が防げる
     ②プロジェクトスコープが決まる
     ③計画が明確になる
     ④分解して管理する習慣が身につく
     ⑤先を見る習慣が身につく

    WBS作成のステップ
     ①作成の準備
       全体:目的、ねらい、開発方針
       成果物:最終成果物の構成、納品物
       制約条件:品質、コスト、納期、開発方法、役割分担、プラットフォーム
     ②タスクの洗い出し
       ツリー型WBSを使う
       成果物ベースと、プロセスベースを組み合わせる
     ③工数見積もり
     ④スケジュールの作成
     ⑤役割分担の作成

    WBSの粒度とレベル 粗い⇒細かいへ
     レベル1:最終成果物
     レベル2:工程
     レベル3:中間成果物
     レベル4:中間成果物の構成要素
     レベル5:作業項目
     レベル6:タスク
    WBS番号を体系的に付加する

    工数とスケジュールを決定する
     ①工数見積もり
     ②実行順序の整理
     ③期間の決定
     ④期間短縮の検討
    PDM、アローダイヤグラム、ガントチャートで可視化する

    メンバーアサイン
     ①事前準備:体制図、資料
     ②要求されるスキルの判断
     ③役割分担の決定
     ④会議・レポートのメンバー決定
     ⑤キックオフミーティング
    RACIチャート 実行責任:R 説明責任:A 相談対応:C 情報提供:I
    会議体:全体工程会議:月次、工程会議:隔週、チーム内工程会議:週次、日次進捗:日次
    レポート:連絡票、進捗報告資料

    EVM EV:出来高実績値、PV:出来高計画値、AC:コスト実績値、BAC:完了までの予算

    標準WBS 開発プロセス、工程の範囲、対象者、プロジェクト規模

    ■工程別WBS

    ●要件定義:EA Enterprise Architechure

    インプット 業務課題、システム課題、システム化方針、制約条件、プロジェクト計画
     アウトプット 
      要件定義書 システム要件(業務、データ、アプリケーション、非機能、技術の各要件)、制約条件
      プロジェクト計画書
     WBS
      要件定義の実施計画立案
      現行業務、システムの調整
      ニーズ分析、実現手段の検討
      業務、データ、アプリ要件の定義
      システム化方式の検討
      開発環境、実行環境の検討
      要件の文書化
      プロジェクト計画書の詳細化
      要件定義書、プロジェクト計画書の承認

    ●基本設計

     業務設計
      業務設計の準備
      業務プロセス設計
      画面・帳票設計
      データ設計
      システム間I/F設計
      業務設計の評価

     アプリケーション方式設計
      AP方式設計の準備
      APフレームワーク設計
      データ項目辞書の作成
      コンポーネント設計
      利用マニュアルの作成
      AP方式設計の評価

    ●詳細設計以降

     アプリケーション詳細設計
      AP詳細設計の準備
      D層(データアクセス層)詳細設計
      F層(ファンクション層)詳細設計
      P層(プレゼンテーション層)詳細設計
      バッチ詳細設計
      APテスト計画
      APテスト設計
      AP詳細設計の評価

    CONTENTS

    第1章 WBSとは
    1-1 WBSのメリット
    1-2 作業分割の基本
    1-3 使いやすい粒度

    第2章 計画と活用

    2-1 工数とスケジュール
    2-2 メンバーアサイン
    2-3 EVM

    第3章 組織的な取り組み

    3-1 効率化と標準化
    3-2 工程の構成方法

    第4章 工程別のWBS

    4-1 要件定義のWBS
    4-2 基本設計(非機能)のWBS
    4-3 基本設計(機能)のWBS
    4-4 詳細設計以降のWBS
    4-5 パッケージ適用開発のWBS

    付録 WBSテンプレート

    索引
    参考文献
    著者紹介

    ISBN:9784822211936
    出版社:日経BP
    判型:B5変
    ページ数:175ページ
    定価:2500円(本体)
    2012年03月12日初版1刷発行

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    2025年02月06日
  • 本当に使える見積もり技術 改訂第3版(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    PMBOKやFP法といった、1980年 代なかばから今日に至るまでに開発された プロジェクト管理手法が歴史とともに学べる一冊。

    しかし究極は、システム開発における「暗黙知は排除できない」からこそ完璧な見積 り方法は無く、完璧な見積り方法がないからこそ、曖昧さのノイズを排除して見積り に必要な「情報が本当に集まっているところを明確にする」努力が正しくなされる必要があることを知る事なのだと認識させてくれました。

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    2015年01月16日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    WBS作成についての本。
    基本的な考え方を学ぶにはこれで充分。

    要件定義から製造・単体くらいまでは、
    かなり詳細に事例が記載されていて、
    疑似体験も出来る。

    要件定義フェーズのWBSについては自分もかなり参考になった。
    ただ、一番理解できたのは設計~製造・単体フェーズ。
    やはり経験があったほうが分かりやすいと感じた。
    こういったIT関連の本は、経験ありきで読んだほうがよいかもしれない。

    フェーズごとのWBSサンプルもあるので、
    今後も都度参考にしたい本となった。

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    2013年01月22日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    購入済み

    PMでなくてもためになる本

    書籍版を読んだ上で、手元に置いておきたく電子版で購入。
    概要>具体例>より深掘り>実際の表などの例示など、とても丁寧な作りで好感が持てる。
    ITやデジタル技術に何らか関わり、チームで動く人は企画職や営業職でもためになると思う。
    この裏側を知ることで、担当者やチームメンバーとの連携もスムーズになる。
    また、自分自身の日常や問題解決にも流用できる、視座やノウハウを得ることができると思った。

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    2022年02月17日
  • 本当に使える見積もり技術 改訂第3版(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    FPでの見積もりを例付きで解説してあってわかりやすい。あと、組織としての見積もり精度を高める施策について触れてあるのもよい。

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    2020年12月31日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    みんななんとなく作っていて体系だって考えている人が少ないのもの。こういう本で初心に帰らないと、思い込みで抜け漏れが発生しやすいのがWBS。あとで困るよりも早めに手を打ちたいものでう。

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    2019年06月12日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    いきなりチームリーダーを任せられて自分でWBSを書く必要性が出てきたときに読んだ本。WBS関係で漁った書籍の中では最もわかりやすかったきがする。

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    2014年12月31日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    システム開発に携わっている際に頻出しているWBS。

    参加したプロジェクトを通して知っていたり学んでいました。

    改めてWBSについて理解を深めたいと思い手に取りました。

    WBSのメリットと何よりも自分の作業状況を明らかにして状況を共有するツールとして有用だと言及しています。

    WBSについて懐疑的に思っていたりする場合は、この書籍に目を通して体系的に学んでみると見方が変わるかと思います。

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    2023年08月03日
  • ユーザーのためのシステム開発の見積もり評価(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    いくつかの見積もり手法を知れてよかったです。
    ただ、複雑で、作成とレビューに膨大な時間が必要になります。それに経験値が高くないと作れないです。
    半自動化でもない限りやろうと思わないです...
    それ以前に、作っても評価できるクライアントがまれで、ほとんどのクライアントにとっては大量の項目と数字と記号が並んでいて、ちゃんとしてる感じがするだと思います。

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    2020年04月11日
  • ユーザーのためのシステム開発の見積もり評価(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    システム発注を行う際にベンダーが提示する金額が妥当か?を見極めるために、見積もりの勘所が記載されたユーザ向けの本。

    文章構成自体は読みやすく適宜図も挿んでいるのですが・・・具体的事例にかけるため、「なるほど!」とところどころあるものの実際に生かせる部分があるかはちょっと微妙。

    ただしシステムの見積もりはどのような事が行われているか?という部分には、中々は発注する(ユーザ)側は見えないと思うのでそういった概略を掴むにはよいと思います。

    あと参考資料として掲載されていた、生産性データや公開資料は知らなかったのでここは非常にためになりました。

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    2015年06月06日
  • システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    プロジェクトマネジメントの要点の一つである、WBSの作り方ノウハウが記載された本。WBSテンプレートもあり、役立つと思う。

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    2015年05月24日
  • ユーザーのためのシステム開発の見積もり評価(日経BP Next ICT選書)

    Posted by ブクログ

    ITプロジェクトで一番大変な準備、計画フェーズ。
    その前段階となる見積もり部分について書いた本。

    具体的にこうすべき!というハウツー本ではないが、
    どんなことに気をつけて見積もり作成、評価をすべきかは
    読み進めていくことで分かります。

    【参考になったこと】
    ・評価の際に意識すべきは機能網羅性
     実際には非機能、マネジメント工数等も意識するべきだが、
     何よりもまずは機能網羅性の確認から。

    ・成果物スコープは、規模見積もりに繋がり、
     プロジェクトスコープは、工数見積もりに繋がる。

    ・規模見積もりには様々なメトリクスがあり、
     それぞれ一長一短がある。
     後フェーズでの実績管理も含め、メトリクスは1つに絞り、
     評価として別メトリクスも使って見積もることが大切。
     主なメトリクス:
      SLOC, FP, 画面・帳票数, ユースケースポイント,
      ドキュメントページ数

    ・FP法の簡単な手順
     ①ソフトウェアの機能抽出
     ②抽出した各機能の複雑度を判定
     ③複雑度に応じた点数付与
     ④点数を積算

    ・FP法で点数化されない項目は以下
      処理ロジック(検索・紹介、チェックエラー処理、複雑な計算)
      非機能要件
      技術要件
     上記については積み上げで見積もる必要があり、
     見積もり段階からWBSを作成すべきである。

    ・機能要件+非機能要件+技術要件+プロジェクト特性に
     対して、リスク費を積むことで見積もりは完成する。
     このうち、FP法にて算出出来る部分は機能要件部分のみ。

    ・WBSを評価するときのポイント
     ①必要な作業が漏れていないか
     ②役割分担が明確かつ妥当か
     ③非機能要件、技術要件、プロジェクト特性の実現方法が妥当か

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    2015年01月30日