黒川祥子のレビュー一覧

  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    虐待を受けた子供達のその後がテーマということで気になり、読んでみました。
    私自身祖父から中学1年生まで虐待を受けて育ち、未だに祖父の残影と戦いながら生きています。

    本書を読んで1番最初に抱いた感想は、自分はまだマシな環境にいたんだなぁでした。自分自身がここまでの環境にいたらと思うととてもじゃないですが耐えられないだろうと。それと同時に、私自身の生きてきた境遇も誰かからしたら耐えられないものなのだろうと感じました。
    虐待を受けると自分が受けてきた理不尽を理不尽だと思えない。だから全て諦めて受け入れてしまう。殴られるのも嫌なことを言われて苦しい思いをするのも、生まれてきてしまった自分が悪いのだか

    0
    2025年07月13日
  • 県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校

    Posted by ブクログ

     高等学校の課題の変遷が、自分が今の職場で感じている課題とマッチして納得できた。高等学校と自分の職場は違うから、この本の方法をそのまま取り入れることはできないが、エッセンスは取り入れられる。ぜひ、活用したい。

    0
    2024年07月14日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    わかってる、と思って
    ました。

    いいえ、とんでもない。

    虐待の後遺症の猛威に
    頁を捲れば捲るほどに
    胸をつぶされます。

    虐待は子どもたちから
    何を奪うのか。

    社会性をはじめそれは
    もうあらゆるものを、

    明るい未来や、ときに
    生命までをも奪うのが
    虐待。

    何もわかってなかった。

    これほど人間の根幹を
    歪めてしまうんですね
    ・・・

    ブレーカーを落として
    感情のスイッチを切り、

    アザだらけの幼い体を
    震わせてる子どもが、

    今この時もきっと何処
    にいます。

    私に出来ることは何か。
    自問せずにいられない
    です。

    0
    2024年02月16日
  • 心の除染 原発推進派の実験都市・福島県伊達市

    Posted by ブクログ

    除染先進都市としての伊達市の真相に迫るノンフィクション。
    伊達市は独自の基準で、除染基準を作り、住民の分断をうみ、そこに住む人たちのビッグデータを無断で使用したことに衝撃をうけた。この本を読むまでこのこと知らなかったし、なによりこんな衝撃的なことを、この本以外に言及している本や情報が見当たらないことが不思議でならない。

    0
    2023年09月12日
  • 8050問題 中高年ひきこもり、七つの家族の再生物語

    Posted by ブクログ

    色々な家族がいるなぁ…と知れて興味深かったですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    中年のひきこもりを抱えている家庭の共通項? と言えば親が金持ちなことですな…だからこそ、引きこもり一人抱えてもそんなに家計には響かないし、まあ、余裕があるってことですなぁ…。

    しかし、金稼げて社会的な地位も高い親だからこそ、子供を自由自在にしたくなるのか、ああしろこうしろと口やかましく言うみたいですね…放置、ということができないんですな…。

    それで子供は親の言いなりになって…しかし、心の中では反発心もあって…中年になっても家族の問題で頭を抱えている人らがたくさん居るようですな…。

    まあ、そんなア

    0
    2022年09月17日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    虐待という生き地獄から、保護されて、ファミリーホームなど養育里親さんに育て直され、どんどん変わっていく様子は感動です。愛情という養分を注ぐことが人間にとってどれほど大切か。
    最後の章で紹介されていた被虐待者の方は、自身も親となって、子どもを虐待してしまうということに再び苦しんでいる。読んでいて本当に辛い…あとがきで、ついにわかってくれる人に出会えたとのことが紹介されていた。

    一人一人は弱い私達だから、なんとかフォローしあって生きていける世の中になったらなぁ!と、一人一人が少しずつでもできることできたらなぁ!と思う。

    0
    2022年09月02日
  • 県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校

    Posted by ブクログ

    2021年の24時間テレビのドラマに感動した。その原作がこの新書であることを知り、手に取ることにした。
    自分は教育に携わる人間として、さまざまな家庭があることを承知していたが、この槙尾高校は想像を絶する家庭ばかりであった。ある程度の進学校に勤めてはいるものの、人とうまく関われない、大人に反抗的な態度をとるなどといった行動は、根本は同じであり、徹底的に子供と関わり合うということが重要であると痛感した。教育に関わるすべての人に読んでいただきたい。

    0
    2021年10月10日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    確かに、、と悲しくなった。

    虐待から保護して終わり、な訳ではないんだよね。
    子どもを歪めてしまったあと、どうにかまっすぐにしてあげたいな。

    0
    2021年01月30日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    ネタバレ 購入済み

    面白いです

    面白いといっては語弊がありますが、児相関連全て(虐待、ネグレクト等々)の書物の中で1番興味深かったです。
    特に明日香ちゃんの章が養育親さんのやり切れなさか伝わってきてとても良かったです。
    ただいくら愛されずに育ったとはいえ明日香ちゃんだけは生まれ持った気質かと思います。
    他の養育子と比べるとですが。
    漫画、ノンフィクションの児相書物で1番読み応えがありました。お勧めです。

    0
    2021年01月30日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    虐待から子供を救った。虐待されたことの無い私にとって、この本を読む前は、良かった。助かったんだ。という気持ちだけであった。
    この本を読むことで、虐待から子供を救ったとしても、被虐待児の戦いは、ここからと言ってもいいほど過酷な道を進まなければならない。ということを痛感した。

    また、児童養護施設の他にファミリーホームという施設、の存在を初めて知った。

    この本は、たくさんの人に読んで欲しいが、これから保育実習として児童養護施設の実習に行く人にも読んで欲しいと思った。

    0
    2021年01月02日
  • 心の除染 原発推進派の実験都市・福島県伊達市

    Posted by ブクログ

    黒川祥子『心の除染 原発推進派の実験都市・福島県伊達市』集英社文庫。

    まるで伊達市に住む人びとをモルモットとして扱うような行政のやり方に怒りがこみ上げてくるノンフィクション。

    東日本大震災の福島第一原発事故の核爆発により(水素爆発というが、あれは明らかに核爆発だろう)、大量の放射性物質が降り注いだ福島県伊達市。当初は『除染先進都市』として先陣を切って市内の除染に着手したが、いつの間にか行政側は放射能汚染を過小評価し、市内の7割を占める地域の全面除染を放棄する。

    明らかに放射能汚染が見られるのに、わざと放射線量を小さく見せて、住人の健康被害など無視するかのような行政に怒りを感じた。まさに今

    0
    2020年02月26日
  • PTA不要論(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    学校PTAに疲れた1人のお母さんのもやもやから、取材を重ねるうちにPTAの成り立ち、組織、そして知らないうちに全日本1700万人の親たちが巻き込まれている謎の組織の存在意義が明らかに…!

    なんでやるのか理由もわからない、意味不明、非効率なPTA活動、そもそもPTAって必要なの?というところから、「実はPTA加入は任意」という、ほとんどの親が知らなかった驚愕の事実が発覚。

    もともと敗戦後、GHQが日本に民主主義を根付かせるために導入したPTAだが、占領統治が終わった後は速やかに文科省配下の団体として教育行政の三位一体(国、学校、地域と家庭)の一角と位置付けられる。

    民主的なプロセスと、国家

    0
    2019年12月19日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    虐待・育児放棄・性暴力などの過去を持つ子供らのその後を載せたノンフィクション。
    あなたが思うほど、虐待された子が抱える闇は深く、周りがサポートしても到底消せないぐらいに巨大だ。
    まず、虐待は物理的な傷だけでなく、精神を蝕む傷を生む。
    幼少期という発達の段階で虐待を受けた子供はその後、障害を抱えたり、一般人が行っている普通の社会生活を送れなくなる。
    例えば、常に親からの罵倒や暴力を受けた子は24時間もの間緊張状態を維持する、辛い現実を忘れるために無意識に意識を飛ばす、根元的な損失を埋めようと自分に虐待を行使した親に愛を求め続けるなど。
    体に一生消えない傷が残り、その傷が脳や精神の構造を大きく歪め

    0
    2018年12月14日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    衝撃的な内容。
    児童虐待について、これほど踏み込んだノンフィクションはないと思った。
    是非、読むべき本。

    0
    2018年10月13日
  • 県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校

    Posted by ブクログ

    教師になりたいと思っている人には読んでもらいたい。

    こんな学校があるのか、こんな教師たちがいるのか。こんな教師達に出逢えた子ども達は幸せだと思います。

    読んでいて胸が熱くなりました。

    0
    2018年10月08日
  • 県立! 再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校

    Posted by ブクログ

    「困った生徒」は、本当は「困っている生徒」なんだ…
    問題児と言われる子供達は本当はいろんな問題を抱えてる子供達なんですよね。
    そもそもコミュニケーションの取り方がわからないので高圧的に来たら反射的に反発する。
    ティーチングよりもコーチングなのかもしれません。
    しかし学校だけでこんなんでけへんのちゃうかと思います…
    福祉と教育と労働を三位一体的に…
    どうやって地域ともどうやってコラボしていくかですね。
    やるべきことがたくさんあります。

    0
    2018年09月23日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    こんなにも多くの子供たちが日本で苦しんでいることに驚いた。遠い異国の飢餓に苦しむ子供たちの問題も重要だが、自分の国ですごく身近に起きているこういう問題にもっと関心をもつべきだと思った。
    子供たちは純粋だ。純粋だから深い傷を抱えてしまうが、純粋だからこそ方向転換も可能だ。最後に登場する人物のように、わかっているけどどうにもできないジレンマを抱えている親や、様々な要因で子育てをできなくなって親たちは、心中や虐待をするくらいなら自分の子供を手放すという勇気を持ってほしい。

    0
    2017年07月01日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。虐待の後遺症、思っていた以上だった。脳が変わってしまうなんて…
    おかあさん=恐怖、不安などの感情、というすりこみから、こどもたちは自らをどんどんそういう状況に追いやってしまう。これは本当に悲しいこと。

    もう一度読む。

    0
    2017年01月06日
  • 誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち

    Posted by ブクログ

    凄い濃かった~。
    凄いな。もう…それしか言いようがない。
    施設育ちって、くくっちゃいけないんだろうけど、
    そんな色んな弊害があるんだね…。
    ファミリーホーム。いい試みがあるんだね。
    そうゆう活動をする人を「凄い」とか言っちゃいけないんだろうけど、
    きっと、そ~ゆ~人は「凄い」とか言われるの嫌だろうし…
    でも、凄い。凄いなぁ。
    色々凄いとしか言いようのない本だった。

    0
    2016年07月26日
  • 子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子宮頸がんワクチン接種済み。
    「MMRワクチンの副作用は最終的に八百人に一人という数字になった。HPVワクチンの副作用被害者は、本当は一体何人以上なのか。これから、どれだけ増えるのか、想像するに恐ろしくなります」
    この文を読んで背筋が震えた。

    0
    2016年02月22日