徳岡晃一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
まえがきに書かれている「イノベーション、グローバリゼーション、モチベーションは日本企業変革の三つのキーワード」がいいなと思った。世界にとっての共通善をもとに市場の矛盾をつく。リスク取らない部分最適組織で育ってきたリーダーは、論理的分析を求めすぎて現場の発想をつぶす場合も多い。全体をシステム化し俯瞰的に捉える欧米型の発想に対して、硬直的な負の側面ばかりが目立つようになってしまった。同質化・微細化競争に陥るモノづくりの罠。実践知プロセス。年度計画の達成・未達に終始するな。ビジネスモデルイノベーション(BMI)における事業創生モデル(存在/事業/収益/社会次元)。SECIモデル。価値命題を決めること。アンバンドリングの例としてのMVNO。フリーミアム。アウトサイドインの事例としてイノセンティブ。ソーシャルリーディングという概念を知らなかった。カルロスゴーンと対談しとる…3年ごとに難しい経験をさせれば、人は育ち、自信に満ち溢れ、かつ謙虚に人の話を聞くようになる。シンガポールでの集中と選択によるイノベーション。スカイプなどのフリーミアムビジネス。エスノグラフィー。ビジネスモデルのパタンランゲージとして、15種。モデルチェンジ、ノンフリル、釣り針と餌、フリーミアム、ロングテール、アンバンドリング、ペイアズユーゴー、オンデマンド、等価交換、オープンソース、オープンイノベーション、マルチサイドプラットフォーム、ソーシャルイノベーション(1)(2)(3)。しがらみの反義語としての経済的自立。ビジョンと価値命題、収益構造が確立していればしがらみにとらわれない。経営自立度を測る11項目。イノベーションは高い志とビジネス嗅覚が必要条件。MBOを超えてMBBへ。
-
Posted by ブクログ
リスキリング超入門 DXより重要なビジネスパーソンの「戦略的学び直し」著:徳岡 晃一郎 ・ 房 広治
本書で大切にされていることは、
「何のためのリスキリングか」である。
個人としては、人生のレジリエンスを高め、デジタルという手段を活かし、イノベーションを創出していく力を身につけることがリスキリングの目的である。
そんなリスキリングについて、本書では戦略的に4つのS(シナリオ、スピード、サイエンス、セキュリティ)の習得を軸に、人生100年時代を賢く、豊かに生き抜く方法が以下の8章により構成されている。
①DXより重要な「戦略的学び直し」
②世界の変化と立ち後れる日本
③ビジネスパーソンのレジリエンスを高める
④「シナリオ」を身につける
⑤「スピード」を身につける
⑥「サイエンス」を身につける
⑦「セキュリティ」を身につける
⑧人生100年時代を生き抜くために
リスキリングについてのぼやっとした知識が体系的に網羅的に尚且つ実践的に説明されている良書。
リスキリングの目的やそれぞれの学ぶ細かい対象については、人それぞれではあるものの、入り口部分の知識の導入と概念的な理解から色々な人への応用が利く。
世代別の対応策等、具体的なイメージがつきやすく、行動にも移しやすいリスキリングの知識だけではなく、行動に対して背中を押してくれるような優しい出来上がりとなっている。
自身に置き換えて見ても
ぼんやりしたモノが何なのかということは理解できた。
後は行動していくのみ。
今ある武器と新しく得る武器の組み合わせと
学び続ける貪欲な姿勢と継続性と本書のスキームと本質の理解があれば、何でもできる。
前向きにわくわく感を持って挑み続けていきたい。 -
Posted by ブクログ
なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術
著:徳岡 晃一郎 , 佐々木 弘明、土屋裕介
人生100年時代において大切な概念であるライフシフト。ライフシフトとは、人生の節目に対してまじめに向き合っていくことであり、それは、「自分なりの生き方、働き方を自分自身で見出し、時には大きく方向転換もしながら、自分らしく輝ける場所を見つけること」と言える。
その「ライフシフト」の実現に欠かせないものが、「学び続ける習慣」を身に付けることである。
本書の構成は以下の5章から成る。
①転機=学び直しの好機と考えよう
②学びのWHYを強く意識する
③いつ、どこで、何を学ぶか
④5年後、10年後どうなりたいのか
⑤学び続けるこそ未来は広がる
30歳手前にして学びのチャレンジを行った。以後、業務の中やプライベートの中で学びを意識して取り組んできたものの、ここにきて、大きな学びや転機を感じるようになり、第二ジェットエンジン的な学びが必要と危機感を覚えている。
未来が見えないからこそ不安に思う。だからといって、目的や目標もないまま目の前の流行りを学ぶというのも違う。意図と意志をしっかり持ち、自身のライフプランを数十年先を見据えた形で学ぶ時が迫っている。
学ぶ機会は多く恵まれた時代でもある。だからこそどれをどのように学ぶかに二の足を踏んでしまう。
まずは、置かれた場所で咲くための短期的な知識を得る。そしてしっかりと見えないものの、見ようとする努力という眼鏡でしたたかにありたい姿を見据えて学んでいきたい。
本書は、成功事例からそのプロセスまでをワクワク感を持って教えてくれている。 -
Posted by ブクログ
MBO(Management by Object)目的志向よりもMBB(Management by Belief)思いだな。
昔ながらの組織は、目標管理で業務に当たる。そして会社の売上も数値化していく。
それも決して悪いことではないのだけど、
業務をやっていく中で、個々人はそれぞれの思いというのを必ず持ってやっているはずだ。
「もっとこうしたらいいのに」「ここをこう変えればいいのに」etc.
しかしそれは「目標は○○売りあげること」だからといい放たれ必ずしも改善実現していない昨今ではないだろうか。
必ずしも目標管理も”数字”ではなく、絵を使った評価であったり、”思い”の共有がチームでできたらそれはすごい力になるのではないだろうか。チームの垣根にこだわらず(無境界行動)
”思い(Belief)”を踏みにじられるのではなくもっと大事にされたいものだ。
目的よりも、『Belief』・・・非常に頭に残りました。 -
Posted by ブクログ
自分が大切にしたいこと、理想の組織に向かうためのヒントが多かった。[meno]
企業の役割を「知を創造する組織」としてみる知識創造理論においては、社員は単なる作業工数の単位ではなく、知を創造する主体である。知とは「正当化された真なる信念」と定義され、個人の思いをベースに、絶えずより普遍的な真理へ向かうプロセスに支えられている。個人の思い、主観が、知識の出発点なのである。「こうではないか」「こうしたい」「こうありたい」「これが真実ではないか」という個人の思い、ビジョン、問題意識、仮説、あるいは夢が、知の創造のスタートラインなのである。それゆえ、大切になるのが知識の根幹をなす「主観」である -
Posted by ブクログ
経営の中で『思い』を大切にしようという考え。
・仕事に思いを持つと人生が変わる。
・MBOは目標管理の素晴らしいシステムだが、そこには思いが必要。
・仕事は本来、ワクワク感ややりがいや喜びがあるもの。
・自分なりのビジョンを持つ事。そのビジョンを組織にぶつける。
・どんなに素晴らしい技術で正しい認識であっても人類全体の善に貢献しないのであれば知ではありえない。
・思いの質を高める事。
・創造的対話の場を持つ事。
・自分なりの価値観、スタイル、信念を仕事に持ち込む。
・自分の思いをストーリー化させて膨らませる。
・問題意識のリストを作成し、日常の中で発見する。 -
Posted by ブクログ
【健康的に生きるために80歳まで働く】
早く引退するという選択肢もありますが、人生100年時代を考えた場合、仕事をせずに35年~40年を生きることは、精神および肉体的健康上よくないです。
病気などで健康的に問題がないのであれば、80歳までは働くべきであり、80歳まで働くという選択をするのであれば、好きな事で働くべきです。
こう考えると雇われて働くのではなく、個人事業主(法人でもよい)で働く方が定年を迎えることなく、好きなことで長く働くことができます。
個人事業主とサラリーマンを比較した場合、60歳までの収入は個人事業主の方が少なくなる可能性が高いですが、60歳以降はサラリーマンではシニア扱いになり、給料は半額になるパターンが多いです。
手取り比較であれば個人事業主とサラリーマンでは大差ないと考えます。
そして、65歳以降ではサラリーマンは退職し収入はゼロ、個人事業主に定年はありませんので、その後80歳までの15年間は少ないながらも、好きな事で稼ぐことができます。
役職定年を迎えた人にとって、個人事業主は手取りはサラリーマンと大差なく(あるいは多い可能性もある)、健康的で好きな事をして生きていける良い選択だといえます。 -
Posted by ブクログ
最近よく話題になるリスキリング。
学び直しといっても、なんかそれ自体が目的になっているような言われ方ばかりでそれでいいんだろうか?と思う。
(行政でありがちだが)例えば、デジタル化やDXと言ったら、それ自体が目的になって、それらを手段として、どうしていくのかがおそろかになりがちに感じる。
本書は、リスキリング(学び直し)を手段の自己目的化で終わらせず、リスキリングの目的は、「人生のレジリエンスを高め、イノベーションを創出していく力を身につけること」として、4つのSという軸から戦略的なリスキリングを提案している。
4つのSとは、シナリオ、スピード、サイエンス、セキュリティのことで、
シナリオとは、未来を描き、そこにいたるまでの道筋をバックキャスティングすること。
スピードとは、世界標準のスピード感を意識して、リーダーシップを発揮し行動していくこと。
サイエンスとは、データや論理的な思考をベースとしていくこと考え、実験的に試し工夫すること。
セキュリティとは、自分自身の立ち位置を確認し、自分を取り巻く様々なリスクを念頭に置くこと。
本書では、これら4つのSの視点から、学び続ける方法が提案されている。
読んでみて、社会人になってから、学生の時よりもはるかに勉強する重要性は感じていたけれど、
勉強するときに、ただ自分の興味のあることだけになりがちだったので、こうして、今までとは別の視点から勉強を考え直すいい機会になったと思う。
また、本書の冒頭では、勉強しなくなっているという面から日本が、かなりまずい状況にあることが書かれているのだけれど、
こういうのを読むと本当に勉強しない人は既得権益に居座らず、さっさと退場してくると思うのだけれど、
できることは、まず自分が学び続け、学び続ける仲間を探し、行動するしかないのだろうなと思う。