近藤紘一のレビュー一覧

  • サイゴンから来た妻と娘

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    産経新聞記者だった近藤紘一の自伝。良書。ベトナム人の子連れ女性との結婚生活や、当時の国際情勢、ベトナム人の気質を描いた「妻と娘」3シリーズの1作目。サイゴン陥落の描写も興味深い。旅行に行ったホーチミンでこんなことが、と思いはべらす。

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    2010年11月20日
  • 妻と娘の国へ行った特派員

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    シリーズになっていて、その終わりの本だと思うのですが(いやもう一冊あったかな)、とにかく全部面白かったのでたまに読み返します。ベトナム戦争の頃に新聞記者として赴任していた著者が現地の女性と結婚しベトナムで暮らし、後に日本に移り住みます。その暮らしや妻のたくましさや当時の政治情勢や、著者のおおらかさや、魅力あふれる本です。2003年5月読

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    2011年07月16日
  • サイゴンのいちばん長い日

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    サイゴン陥落 1975年4月30日

    著者はこの日、現地に居てひとつの国(南ベトナム共和国)が崩壊、雲散霧消する瞬間に立ち会った。
    その時の描写は、あの戦争を知らない世代であっても、息を詰まらせるものがあった。

    開高や小田、その他多くの文筆家やジャーナリストがこの瞬間を書いているのだが、これほど冷静に
    精緻に描写しているものはなかった。

    ますます、ベトナムに行きたくなった。

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    2009年10月04日
  • サイゴンのいちばん長い日

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    サイゴン陥落の迫真のルポであり、かつ興味深いベトナム生活記(またこれが普通の海外体験を超えてるし)。

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    2009年10月07日
  • サイゴンから来た妻と娘

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    沢木耕太郎氏の本に出てくる作家は読むようにしている。近藤紘一氏もそうして出会った作家の一人。この本はいわゆる「妻と娘」シリーズ。どれも面白いが、第10回大宅賞受賞作品であるこの第1作がやはり一番お勧め。近藤氏は新聞記者であるがこの本はルポと言うよりはエッセイ。読みやすく、笑え、しかもサイゴン(現・ホーチミン)を内外両方の視点で描いている。ベトナムに興味のある人は是非行く前に読むことをお勧めします。

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    2009年10月04日
  • サイゴンのいちばん長い日

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     1975年4月30日、サイゴン陥落の日。直前と直後、たくましく生きる南ベトナムの人々を活写する。どうしようもない為政者と、食べることには事欠かない市民の、ある意味無関心、お気楽さ。それらが相まって、一つの国が歴史から消え去っていく。北ベトナムの人々の食べることに事欠く、生活の厳しさ。それこそが北の強さの源泉で、つまりみんなそこそこ豊かになりたいのだ。勝ち目はなかった。

     ベトナム戦争が終わって10年後の文庫版あとがきで著者はこう書く。「今後、ベトナムは立ち直れるのか。あるいは半永久的に東南アジアで最もだらしがない国の地位に自らを置き続けざるを得ないのか」。幸いなことに、そうはならなかった。

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    2019年05月03日
  • サイゴンのいちばん長い日

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    著者の処女作。サイゴン陥落の現場に居合わせた新聞記者のルポルタージュ。単なる戦争報道ではない,その土地に根ざした視点で書かれた記録。良い仕事してます。

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    2015年08月14日
  • 妻と娘の国へ行った特派員

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    近藤氏が晩年、病床に就きながらつくった著作。書名から『サイゴンから来た妻と娘』シリーズの一環だと思い、近藤一家の悲喜こもごもを楽しみに開いたのだが、そういう意味では騙された感じ。ジャーナリストとしての近藤氏の記事からなるもの。当時の国際情勢や日本の立場、近藤氏の世界観などはそれはそれで面白いのだが、それなら違うタイトルにしてほしかった。
    近藤氏は優れたジャーナリストだし、やさしい目線からなる傑作ルポも多いけど、夫・父としての近藤氏とジャーナリストとしての近藤氏とは、自分の中では何となく区切られているんだよな。近藤氏の病状ゆえに、あとがきは口述だったらしいから、書名は近藤氏が望んでこうなったので

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    2014年01月26日
  • サイゴンから来た妻と娘

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    サイゴンの一番長い日を表紙買いし、面白かったのでこの本も読んだ。彼がベトナム人をポジティブに捉えた部分を書いているのではないかと思う。妻のたくましさがおかしかった。

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    2009年10月07日
  • サイゴンのいちばん長い日

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    近藤紘一氏の存在を知らず、本屋でさりげなく手にとって入手した。ベトナム戦争終結時に、ベトナム国内で報道に関わっていたジャーナリスト。現地に居る人間にしか分からなかっただろう出来事をつづっている。秀逸。

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    2009年10月07日
  • サイゴンから来た妻と娘

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    ベトナムに行ったことはないけど、この本を読む前に、ゲッツ板谷の「ベトナム怪人紀行」 を読んで、ベトナムに興味を持ち、購入。 ベトナム戦争(46〜50年)の頃に駐在した新聞記者の著者が、ベトナム人の妻とその連れ子を 戦争のため日本へ連れて帰る。妻と子供との日本での生活や、それに関連した ベトナム人の生活感、人生観を述べている。 ベトナムの女の人はほんと逞しい!と思った1冊。海外の子供が日本に住んで、 やっていく過程や、妻の連れ子への対応にも興味が持てる。 ベトナム人の子育ての話も参考になるが、かなり厳しい。。。 ペットの2匹のうさぎ。1匹目はいたずらしすぎで「次、いたずらしたら食べるよ」と

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    2009年10月04日