椎名橙のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ニケと向き合うときはいつも自分と向き合わされる」「昔、勿体ないと言われた意味が今は本当にそうだったと思う」
カッサンドラの元で、自分だけの狭い世界から、実感を伴った広い世界へと目を向けていくリビ。
彼は成長するときも、ニケと共に、なんだね。
そして、自分の世界観が変われば「今までと違う執政ができそうだなって」と言っちゃうあたり、生まれながらの執政者だなぁ、と感心。
ここで、ただの子供のリビの成長ではなく、王者としてのリビの成長する姿を描く作者は、巧い。
とてもいいシーンだけど、感涙度では、砂の皇国編は越えないかな~。
個人的には、リビの大成を予感させるこのシーン と、「課金」と「男だけの秘 -
Posted by ブクログ
たかが12歳の少年王が大国を強固にするために
少なからず手を汚さずにきたなんてことはない
みたいなことを言っているのが、さらに今の歳よりも若いときの出来事だとすれば、心の闇や、トラウマとなるのは当然のことだと思う。
大切なモノが出来てしまったからこそ、更に敏感にナーバスになるのもしょうがない。
今は、リヴィの闇をニケがどう向き合っていくのか?
また、9巻最後の終わり方がなんてところで・・・!!という感じなので、ニケがどうなったかで、またリヴィの暴走も怖いけれど、このリヴィの闇の部分をなしで、この太陽王になった経緯も、本当のリヴィのことも語れないのかもしれない。
とても重要な部分なんだと思う。
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Posted by ブクログ
湖の王国編ラストと大国編開幕。
フォルティスの調べていたことが判明し、その首謀者である宰相が捕まる。事件も解決し、フォルティスは自治領へ帰ろうとするが、それをルナが引き止める。おじさんと少女の恋にキュンキュンさせられた。主人公カップルより萌えさせられるってどうよ(笑)
そして、再び舞台は晴れの大国へ。リビの過去と向き合うことになりそうな展開。父親との確執とか、過去にリビが行った凄惨なこととか?シリアスな展開に入る前の幕間のイチャつきが良かった。成長してるリビにビックリしてドキドキしまくるニケと、そんなニケからの超ド級の殺し文句を食らって身悶えるリビとかww
ラストに出てきた銀髪少女が次巻のキー