椎名橙のレビュー一覧
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前巻に引き続き、砂の皇国編。
砂の皇国・皇太子に披露したアメフラシの力をイラーダたちは厳しく批判する。理由は予想通りだったけれど、その事実を受けて落ち込むだけじゃなく、自分の目で皇国の現実を知りたいと一人旅立つニケの行動力に脱帽。というわけで今巻ではリビの登場はほとんどありません(笑)そこは次巻に期待。
イラーダは……良い人ですね。誠実で優しく民のことを第一に考え行動する。彼がいるからこそ、砂漠の民たちは苦しい状況に耐えて日々を過ごしていけるのだと思う。けれど、イラーダ自身の幸せはどうなんだろう?とも思うけどね。ニケを彼が求めるのは初めて触れた癒しの存在だからなんだろうけれど、ニケの意思を無視 -
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ネタバレ正式に婚約の式典を執り行うことになったニケとリビ。しかし、リビを気に入らない神官庁による思わぬ横やりが入り、ニケは婚約者と認められるために「闇返りの儀」を行うことになった。試練に向かうニケの前に思わぬ事態が・・・。
2巻です。リビを気に食わない神官たちが彼を陥れようとニケをだしに悪巧みをしています。命の危険にさらされた試練ですね、まったく。ニケだから大丈夫だったものの、深窓の令嬢にあの洞窟はヤバイでしょ。神官のアリステスとランダが性格悪すぎて、見事な悪役っぷりで逆にウケました(笑)
試練を乗り越えた後は、ニケとリビ(女装)の二人で町へお忍びで出かけたり、リビの叔父さん(若いよww)が現れたり -
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雨を降らせる力を持つ雨の公国の王女ニケが、太陽王と呼ばれる晴れの大国のリヴィウス一世の元へ嫁ぐことになった。そこで出会った太陽王は冷たい目をした子どもだった。横暴で冷酷な態度の太陽王にニケは最初、嫌悪感を抱いていたが、彼の渇いた心を知り、分かりにくい優しさに触れるうちに彼を癒したいと考えるようになる…。
天真爛漫な山猿王女のニケと、オレ様マセガキ太陽王のリヴィウスとの身分差ラブ。
リヴィウスのツンデレ具合が良いですね(笑)話はまぁまぁ面白いですが、絵が時々崩れているような…。最初の出会いは最悪な二人がだんだんと心を通わせていく話は好きなので、続きも楽しみです。