岩井恭平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自他共に認める天才・黒須田裕杜と天才(黒須田裕杜)から天才と認められた鈴藤小槙の物語、個人的には実は天才って孤独な化け物なんだよねというのがテーマに見えなくも無い物語。
なんというか、どちらも普通(平均的なの意)の人間にとっては【異質】ということで同じなのかもしれない、異質な存在は恐怖を生む、もちろん尊敬だとかを集めることも在るだろうけど、どちらにしろ同等の相手だと見なされないという事かな、とか。
登場人物は単なる凡才だけではなく、天才やら、秀才やら、何故か超能力のような特殊な能力を持った人たちやらがいっぱい登場。倫理観とか世界観とかが微妙に掴み難いような気がしますけど、読んでる間に気に -
Posted by ブクログ
前作の続き…といか、まぁシリーズモノといった方が通りが良いかと。
前作での出来事が尾を引きつつ、春野祥との関係が表面上はまったく変化せず、内面的にはだいぶ変わった様子なのがおかしくもほほえましい(笑)いいなぁ、というのが正直な感想。小槙の性格が大好きだと告白したい程度には大好きです。
前作とは異なりゲームというルールのある舞台ではなく船上と島が舞台となります。同じ船にいるにも関わらず、何故か出会うことの無い祥と小槙が、お互いに打合せもなく良い感じのコンビネーションで動いているのが見ていてすごいという感じ。
あいかわらず能力内容は多少は分かったけど発現理由やら条件やらが不明なままの超飛 -
Posted by ブクログ
天才とか超人って言い方を変えれば化け物の一言に人間としての扱いをしてもらえなく成っちゃうんだよね、ということを再確認しました。
祥と小槇の関係がゆるやかに変わる様子がいい感じ。
ウォリスランド共和国首都アウルスシティを舞台に人工的に作られた天才たちと、小槇が偶然見つけた神の名前を持つチャットメンバーとの人間関係。自分が生きていけない世界なんて必要ないから壊しちゃえという破壊的な考え方。超跳躍ですら超える能力との戦い。
人間の脳にメスを入れるということ。倫理面からなのか正義感なのか。良いことなのか悪いことなのか。嫌悪感を顕にするいるると祥とは対照的に「わるいこと」だとは思わない小槇。そう -
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