犬童千絵のレビュー一覧

  • 狼よ、震えて眠れ(1)

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    ネタバレ

    『碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-』の作者・犬童千絵さんの新作という事で気になった『狼よ、震えて眠れ』。

    壮絶な身分・性別格差がある中で変わっていく人間関係が面白くて捲るページが止まらなかった。

    自分を生きるカリナがカッコいいわ。

    早く次巻出ないかな。

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    2025年06月28日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-【分冊版】 1

    購入済み

    実在の女王

    古代エジプトを舞台にした漫画は結構ありそうなのに、実際見るべき作品は少ない。この作品はその点だけでも貴重である。ヒロインが「実在の女王である」という点がなかなかに迫力を持って描き出されている。作者の画力も高く、古代エジプトの風物がくっきりとした絵で描き出されていて感銘を受けた。

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    2023年11月07日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 1

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    ネタバレ

    ネットで1巻の一部分を読んで、全体を知りたくなった『蒼いホルスの瞳』(犬童千絵)。


    読みながら学生時代にエジプト唯一の女性ファラオ・ハトシェプストについて調べていた時の事を思い出してました。


    何の講義だったのか…残念ながら忘れてしまったけれど、彼女に魅力を感じて調べる事になった事は確かです。


    それまで『王家の紋章』(細川智栄子)や『天は赤い河のほとり』(篠原千絵)で【ファラオは男である】という事を読み続けてきた事もあったからという事も大きかったかもしれない。


    そんな事もあり本書を読む前に彼女についての軽い知識はあったので、


    ここで描かれた【IF】は面白かった。


    先にあげ

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    2023年09月24日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 9

    Q

    購入済み

    大作でした

    謎の多い古代エジプト唯一のつけ髭の女王の物語。
    史実に沿いながら、人物像を肉付け、謎部分を解釈。
    大作でした!

    1
    2021年09月22日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 6

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    貿易と王として強くありたいハトシェプストと個人としての彼女を愛したセンムトのすれ違いの話でした。
    私として個人としての想いを公然と表してしまったセンムトの分が悪いかな、と思いました。
    プライベートではなく公共の場で強くありたい自分ではない部分を晒して侮辱していると思ったのかも?

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    2019年08月14日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 6

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    王として存在することを望むシェプスト。人として彼女を愛したセンムト。その両者のすれ違いが、新たな亀裂を産んでしまう6巻。

    ファラオにあこがれた原風景は、神の力強さにあるシェプスト。それが男性の形をとるであろうことは想像の範疇ではあるのですが、センムトからすれば、これまでの慣例を打破した新しいファラオということを後世まで知らしめたい。

    人の魂を象ったものが石像というのであれば、自分の石像は力強さを象徴する男性的であるべき。そう思い込んでいた彼女に、女性の石像はやさしさでなく、弱さと取ってしまいました。
    そこにつけ込むパネヘシ。

    そして、軍の支持を受け再び舞台に戻ってきたトトメス3世。
    穏や

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    2019年04月30日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 3

    y

    購入済み

    命の使い方

    史実に基づく話で、物凄いパワーがある。命の使い方、生きる覚悟が現代とは比較にならない。

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    2018年07月17日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 3

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    シェプストが迷い悩む巻でした。
    色々なものを守ろうとする度に何かを失い壁ができていく絶望は辛いなぁ。

    でも兄上が思っていたよりあっさり退場でびっくりしました。
    もっとしぶとく敵になってくれるかと思っていました。
    その代わりシトレが敵になっていくのかな?

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    2017年12月10日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 2

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    若く未熟な者にありがちな判断ミスと中途半端な助けかたの連続の話でした。
    経験値が少ないからしょうがないのかも。
    でもたとえ平民でも助けようとした心は無くして欲しくないなぁ。

    そして敵は男も女にも多くいてキツイですね。
    特にスネルセトは女ってだけでみくびっていそう。
    ハレムは大奥みたいなものなのかな?
    ソテス怖すぎだしこれからも敵で出てきそう。

    センムトの恋心はわからなかったけれどまた出てきてほしい!
    好きなキャラだし。

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    2017年07月18日
  • 青とグランドワーカー

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    隠れた良作。

    なんでたったの1冊、ほんの5話だけで連載が途切れているのだろう。個人的に、この作者さんの漫画の中で一番好きだ。
    ドラマもキャラクターも重機も、物凄く魅力的。

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    2017年01月08日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 1

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    新刊で平積みされていたときに歴史好きということもあってジャケ買いしました。
    長いことそのまんまにしちゃってたけれどやっと読めた♪

    主人公はハトシェプストというエジプトに実在した女王です。
    男勝りで婚姻候補第1位の兄にも勝る剣術を持つ快活な少女時代から始まります。

    当時は女性、特に長女が重視されその人が婚姻相手を選ぶことができました。
    しかしハトシェプストの時代にはすでに形骸化していたようです。
    だからいくら頭がよくてもままならないし兄も調子に乗りまくってるし…。
    そこからどうやって道を開くのか楽しみです。

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    2016年10月19日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 2

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    古代エジプトのハトシェプスト女王の生涯を描く漫画。2巻も面白かった。
    絵の上手さが迫力ある画面になっていて、ぐいぐい読んでしまう。エジプトの文化、風俗なんかも意外と知らなくて面白い。続きが楽しみ。

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    2016年10月14日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 9

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    ネタバレ

    古代エジプトに実在した女性ファラオのお話。
    あの時代に女性がトップとして君臨してなおかつ維持するには尋常じゃないほどの事が必要なのですよ。
    時には母として、時には女として、時には王として、時には妻として。

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    2025年11月19日
  • 狼よ、震えて眠れ(1)

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    1980年の北インド。捜査のため盗賊団へ潜入する探偵のサラサ。彼女が潜入した盗賊団は、支配者層20人を殺害した「カランカル虐殺事件」の主犯と見られる一団で、リーダーは女性。「盗賊の女王」として崇拝されてゆく彼女を逮捕するための潜入劇。
    だが、盗賊団に潜入し生活を共にしてゆく中で、不思議なことに友情が生まれてゆき、ただただ「悪」であると断じてよいのかどうか、という葛藤が生まれてゆくんだろうなぁ。

    潜入しているサラサという女性の信念が社会正義よりも、既存権力を見返すといった方向に強く傾いているのが、友情や友誼を育んでしまう要因の一つではないだろうかと思います。
    そもそもが、父親への反抗心、彼を含

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    2025年07月03日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 1

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    女だてらにファラオにまで登り詰めたハトシェプストを描いた漫画。性別故に軽んじられるハトシェプストが権謀術数を用いて生き抜いていく。善隣外交の印象の強い(ハトだけに)人物だが、実はエジプト一刻を統治するだけあって硬軟織り交ぜた生き様を見せつけてくる。Civ4で知ったかぶりをしているだけだった人物を詳しく知れて面白かった。

    しかし、古代エジプトには謎が多い。例えば前ファラオであるトトメス2世の治生は3年説と13年程度という説がある。漫画では前者を取っているようだ。

    作者は資料を調べてもすぐ行き詰まることが多かっただろうが、それでも大作を描ききったこと、感動である。ハルタにハズレ無し。

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    2022年11月20日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 4

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    相変わらず絵が安定していて好きです。
    息子は知らないが故に余計に父親を求めて所在のなさも相まって母親と亀裂が入ってしまいます。
    漫画の中では母子の交流があまり多くは描かれていないからお互いの想いや考えを共有できていないのが原因なのかなぁ。

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    2019年08月14日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 5

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    男装のファラオ・ハトシェプスト誕生の5巻。
    理想の政治へと邁進し続ける彼女の道行は順調のように思えるが、常に不穏をはらみながら進んでゆく。

    なによりトトメス3世の周囲の存在でしょうか。
    父性からも母性からも遠ざけられてしまった形の少年の心にぬらりと入り込んでくる、サトイアフとハプスネフ。
    ここでハプスネフが自身の野心を成就させるべく、シェプストの下を離れた感があります。

    崖の上で夜空を眺めたあの一夜が、最後の平穏な思い出になりませんようにと願うばかり。



    巻末おまけで、メジェエド大人気について語られてます。何がどうしてそうなったのかよく知らず、P5のせいだと思ってました。
    ぜんぜん違う

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    2019年04月30日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 4

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    幼王トトメス3世の摂政となり、己の理想の政治を執る一歩を踏み出したシェプスト。しかし、表紙の2人の表情に見えるように、亀裂はすでに入っています。

    王という存在と少年としての存在の狭間で生まれ育った自我が、シェプストにとって何をもたらすのか。

    どう考えても、敵対する未来しか見えない。

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    2019年04月30日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 3

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    自分が理想とする治世を行うため、なんとかしてトトメス2世に対抗しようとするシェプスト。しかし、ファラオという神の権力を持つ存在には、彼女個人では抗えきれずに、兄王の軍門に下ることに。屈辱の性交。
    結果、皮肉なことに母となったことで、守るべき存在のためには手段を選ばないという非情な覚悟を持つにいたります。

    病に侵されたトトメス2世を暗殺し、即位したトトメス3世の摂政として、統治者としての地位を得たシェプスト。彼女が今後、自分の理想を現実にするためにどんな困難を克服していくのか。
    神官たち既存権力。ソティスのような女の派閥争い。兄殺しと王殺しの罪の意識。他国との外交。外に内に立ちはだかるであろう

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    2017年11月19日
  • 碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語- 1

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    エジプトの歴史物的には面白くて、テンポも良いが、主人公の少女の行動に一貫性がない感じがする。
    小さい頃武芸方面から、美しさを磨く方向に転換した理由が不明だし、生かされてない。
    だか、若さ故の足掻きが、空回り気味なところが味と言えなくもない。
    絵は力強くて見応えがある。

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    2017年02月20日