朝日新聞社会部のレビュー一覧

  • きょうも傍聴席にいます

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    世の中には自分が想像できない世界が実存しているのだと感じた。残酷な事件を起こす被告には同情もできないし共感もできないが、こんな人間もいると再認識した。また、追い込まれ救いがない状況で起こした悲しい事件もある。いま、こうして生きていることが幸せだと感じた

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    2024年11月26日
  • きょうも傍聴席にいます

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    傍聴席で語られる事件の真相は、ともすれば自分が犯した事件だったかもしれない。うちだって、危うい種が沢山散らばってる。

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    2021年03月24日
  • きょうも傍聴席にいます

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    考えさせられました

    実際、話題になった事件の裁判の話もあり、事件のいきさつ、加害者の生い立ち、加害者の言い分、量刑などがわかり、勉強になりました。
    サイコパスのような、犯罪者はまれで、育って来た生活環境や、偏った考え方、思い込み、タイミングで人は加害者になってしまうだなと感じました。

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    2020年01月27日
  • 母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

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    読書記録です。

    新聞社の記者が、実際に足を運んだ裁判の傍聴記録をまとめています。一件一件淡々と書いていますが、ところどころに法の下でも温かい血の通うやりとりがあって、泣かせようとはしない記録がかえって心に響きます。
    ほかの傍聴記録を読んだこともありますが、傍聴席を隔てた向こう側とこちら側の差はそんなにない、ということが一番こわい。同じようなことあったわ…とか、同じ状況になったら…とか、自分が絶対そうならないという保証がない、と。
    たぶん、取材している記者もそう感じているんだろうな、と感じる内容です。

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    2017年11月19日
  • 母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

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    おもしろかった。

    一気読めました。

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    2017年07月23日
  • 母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

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    こんなにたくさん事件が起きているんだ、わかっていたようなわかっていなかったような気がした

    子育てに悩み、介護に悩み、人間関係に悩み、そういう事件がこの中にはすごく多かった
    特に子育てに悩み、我が子を手にかける
    怖くて震えるんだけど一方で、子供を育てていると何が何だかわからなくなってくる瞬間もあることに気がつく
    反抗期、イヤイヤ期、そういうけど
    それは人によって度合いがあって
    専門家の人が認識している範囲や度合いをかなり超えている場合がしばしばある
    こういう時はこうすれば良いというのが、通用しないことが多々ある
    それは子供の方も、個性があるということであるし、親もそう、100人いたら100人の

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    2025年06月21日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    自分が同じ立場だったとして、罪を犯さない理由を説明できないと度々思いました。陳述が生々しかったり切なかったり、どの事件を見ても、自分が犯罪者になっていないのは普通だからではなく、幸福だからなんだと気付かされます。一線を越えない理由になる存在や自分の話を聞いてくれる誰かが、誰にとっても必要だと感じました。
    とても読みやすかったです。

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    2024年06月13日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    前作「母さんごめん、もう無理だ」に引き続き胸にズシンとくるタイトル。
    介護の末の・・・が多くて目をそむけたくなるが、これが現実。

    どの事件もつらいが、幼児虐待は・・言葉も出なくて・・・

    事件が起こるたびに「社会全体で担っていく問題」などと叫ばれるが、
    それで丸く収まるものでもないだろうに。

    昔通っていた歯医者の待合室に掛けてあった色紙の言葉
    「子供叱るな来た道だもの 年寄り笑うな行く道だもの」

    叱る前に熱湯をかけたり閉じ込めたり、笑わずに手をかける。
    これが、現実。

    いたずらを叱ったり、ボケを笑うほうが平和。

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    2024年03月01日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    犯罪の背景になっている、家庭環境・人間関係などがどんどん明らかになり引き込まれた。もちろんそれを理由に罪がなくなるわけではないけど、社会が救いの手を差し伸べられることもあるのだと感じた。1つずつの話をもっと詳しく知りたいと思った。

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    2023年12月19日
  • きょうも傍聴席にいます

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    裁判で明かされる事件の深い内容が丁寧に書かれて読み応えがあった。
    一つ一つの事件についてもう少し長く書かれていたらなお良いかなと思った。

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    2023年10月30日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    到底許されないような身勝手な犯行から、読んでいて胸が痛くなる犯行まで様々な事件の朝日新聞記者が傍聴した裁判の記事。

    どんな理由であれ、人を殺めてはいけないこと。ただ、介護や育児から精神的に追い詰められ犯行に及んでしまう。真面目な人だからこそ逃げられなかったり、助けを求められなかったり。そんな事件を目にすると、本当に切なくなる。
    俗に言うワンオペ育児を経験したことがある身としては、子供に手を上げるか思いとどまるかは本当に紙一重だと思っている。
    そして、きっとこの先、介護に関わることになると思うと、正直他人事ではなく怖い。

    家族はもとより国や行政にも、こんな悲しい事件が起こらないよう、もっとも

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    2023年09月18日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    実際にあった事件の裁判傍聴記録。
    このシリーズは読むたびいつも胸が痛み、頭の中がさまざまな感想で埋め尽くされる。

    あの事件、事故だ、と思うもの、記憶にないなと思うもの。
    私のような「他人」には「ああこんな事件もあったっけ」であっても当事者にとっては一生忘れられない苦しみ。
    それを消費していいのだろうか、いや、公開の裁判であるのだからそれを知った上で何かをすればいい。
    いや、でも何をすれば。

    子供を3回落として殺した母の事件は読んでいて辛かった。
    産後うつは人ごとではない。
    この母親は自分で病院に行ったり、夫に助けを求めたり、周囲に何度もヘルプを出していたのに。
    子供の鳴き声が自分を責めてい

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    2022年11月15日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    裁判という自分にとっては非日常の現場をありありと描写してくれている。被告の気持ちを全く理解できない事件から、運転事故や介護問題等の自分ごととして考えさせられる事件まで。いずれにしても、ノンフィクションだからこそ刺さるものがある。今、この本を読んでいるまさに今。読んでいる事件の被害者や加害者、被害者家族や加害者家族が生きている。
    裁判の傍聴に行ってみようかなと思わせてくれる一冊。

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    2022年05月28日
  • ひとりぼっちが怖かった きょうも傍聴席にいます

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    うっすらながら記憶に残っている事件も多く、しかしその詳細まではなかなか知りませんでした。
    今回初めて「ああ、こういう背景があったのか」と知ることも多く、良くも悪くも見方や印象が変わった事件もありました。

    遺族からの被告への言葉は、厳罰を求めるものが大半ですが、そうではない言葉(刑の軽減を求めるケース等)も含めて読んでいると心に重く響きました。
    また、周囲の方々が嘆願署名を集めているケースは、事件を起こしてしまったとはいえ被告の日常での誠実さみたいなものを感じ、なんとも言えない気持ちになりました。

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    2022年03月16日
  • きょうも傍聴席にいます

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    もとが新聞連載なのでやや物足りない部分はあるが、その分端的にコンパクトにまとまっていて量的にはあっという間に読める。
    でも内容がキツい…特に子供が被害者になる事件を読むのがほんとにキツい。

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    2021年05月29日
  • きょうも傍聴席にいます

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    ニュースを見た段階では「なんて酷い人が起こした事件だ!」と憤った事件も、裁判の場で明かされる背景に言葉をなくしたりした。

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    2021年02月28日
  • 母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

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    朝日新聞裁判担当記者の裁判傍聴記。老々介護の末の殺人は人ごととは思えない。妻と娘を守るために息子を殺してしまった事件は、どうすればこのような結果にならなかったのか。頼った行政にもたらい回し、命や家族への危険に怯えて暮らせば追い詰められてしまう。

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    2020年09月23日
  • 母さんごめん、もう無理だ きょうも傍聴席にいます

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    淡々と事実だけを抽出した裁判傍聴記録。
    なかなか考えさせられる記事が多かったです。
    ここに出てくる被告は私が犯人と聞いて想像するような明らかに社会不適合な人は少なく、どこかで少し間違えてしまえば自分もそちら側になってしまう可能性がある人たちばかりでした。
    その共通点として感じたのはどの人も思い込みが強めで考え方に幅がなく、頼る人がいないという点が多くの共通点だと感じます。
    私も思い込みは強めの人間なので、様々な人の考え方を知り、友人や気のおけない家族などを今後はいっそう大事にしていきたいと思いました。

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    2020年02月10日
  • きょうも傍聴席にいます

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    いずれの裁判の様子も丁寧だが簡潔に、真摯に書かれているように感じた。どの裁判も心に残り、考えさせられるものばかり。たまたま手に取った書だったが、当たりでした。
    朝日新聞の若手記者の皆さんに対しては応援したい気持ちにもなりました。

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    2019年11月30日
  • きょうも傍聴席にいます

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    『母さんごめん、もう無理だ』に続く裁判傍聴記。
    この中には有名元野球選手やお笑い芸人、漫画家兼アーティストの女性など、耳目を集めた事件も取り上げられている。

    記憶に残る事件がある。
    「ラビットケージに消えた悲鳴」
    3歳の次男をウサギ用のケージに閉じ込めて死亡させた虐待死事件である。
    被告人の父が言う、児童相談所に次男を一時的に預けたいと申し入れたのに断られた、親の愛情が足りないと言われた、そんな主張がなされている。
    その全てを真に受けることはできないが、おそらく発達に何らかのハンディを持った子供を育てるのは苦しかったのではないかと推察される。
    もっと支援があれば、いや、行政が家庭にどこまで介

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    2018年06月10日