タスク(やること)管理に関する本。
タスク管理を頭で常にやっていると
タスクを実行しながら、計画を頭の片隅に入れておかなければならない。
タスク管理をスマホ、クラウドなどで一元管理(アラートによる呼び出しも含めて)をすることで
記憶の外部管理を行うことができる。
これは、考える時間と実行する時間を分ける ということであり、
目の前のタスクに対して
集中と没頭ができる ということに当たる。
正しいかは分からないが、この本を読んでいると大まかに三つのものを作る必要がありそうだ。
1、タスクリスト
2、プロジェクト
3、チェックリスト
1、タスクリスト
やること、やりたいことを記録していくリストである。クラウド化して一元化すると良い。
タスクの記録が、クラウド上、スケジュール帳、付箋と様々あるから抜けが生じてしまう。
2、プロジェクト
一日では終わらない大きなタスクを集合させたもの。
必要なことを全て挙げ、順序立てて整理することで長期的な視点を持つことでき、進行状況が確認できる。
3、チェックリスト
料理のレシピにあたるもの。今、何をして次に何をして、最後に何をすることで求めるタスクを終わらせるもの。
原田隆史氏のいうルーティンチェック表のようなもの。順番にもこだわりを持つ。習慣化を目的とする。定期的なメンテナンスが必要。
チェックリストという形で必要なものを定期的にこなす仕組み(アラートや締め切り)を作ることで、
不満を抱く前に処理することができる。
チェックリストはカーナビにあたる。
人間は、チェックリストを使い回すと行動が効率化する。
内容の中で、「あーたしかに」と納得したのは、これ。
「大量のタスクを吐き出して、「これを全部やれば!私の人生は最高なのに!」と考えますが、それは明らかに間違った考え方です。気になる事ややりたいことの全部を実際にやることができるなどとは、誰も保障していません。全部できることが証明されているわけでもないのに、なぜできないことがあったからといって自責の念に駆られる必要があるのでしょう。やるべきことのすべてをやった上で、ほんのわずかな行動を上乗せし、その状態を持続できるような仕組みに乗れば持続的な成長ができます。それで十分でありませんか。」
何度もこの失敗したことがあります(笑)
この本で提案をしているのは、
やること、やりたいことを持続的にこなしていくにはどうすればよいか?
ということである。
巷の夢実現の本と違うところは、
「チェックリストを使い回し習慣化することで、努力の積み重ね的行動を当たり前の行動とすること」
そして、「その数を増やすことで、結果として多くの努力の積み重ね的な行動を量産し、目指す夢を実現するということ」
急に全てやれ、根性論、ではないということ。
苫米地英人さんの言う「スコトーマ」を自然(優しく?)と高めていく方法が紹介されているところにあると思う。
そして、この本で一番、問題になるのは、
紹介されているプログラム(アプリ?)が、英語が多いこと(笑)
理念はよく分かりました。あとは、この本で同じように実践できるかですね。
同じ著者がプログラムの使い方に特化したような本も出しているのでそちらを購入したほうが良いのかな。
まずは本、そして、著者が書いているHPの記事を参考にして試みてみます。
カッコよくタスク管理してみたいです。
他の内容としては、
・不満はモチベーション
・衝動的にやりたいことができたら、一旦をいつかやりたいことリストを作ってそこに書き込んでみる。そして、書き込みながらそのリストの中でも今、これをやることが一番の妥当性があるのかと考える。(合理的すぎてエグい、笑)
・タスクの作り方のポイント
①タスクは動詞で終わるように
②一つのタスクに一つのやること
③期限をはっきりさせる
・管理すべきなのは期限ではなく実行日
・丸ごと先送りを防ぐ5分タイマー
・ファーストタスクで何をするかということは、その人が人生で何を重視しているかを具体的に示します。(一日の最初の一時間、起きた直後の時間帯のことをファーストタスクという)
などありました。
この本との出会いにも感謝。ありがとうございます。